Heaphy Trackから帰ってきました!
一言で言うと、「最高」。
「こんなに素晴らしいトレッキング・コースがあったんだ!」というのが正直な感想です。
82kmを5日間で歩きました。東から西へ。3日目は27km以上も歩きました。結構歩き応えありますよね。
標高差は、900m程度。そのうちの殆どの登りを一日目でこなします。
反対に言うと、2日目からはずっと降り基調です。
下の図(見えにくくてごめんなさい)で言うと、左から右へ。最後の24kmは、川と海に沿った平坦な道です。
でも、飽きないんだよなぁ、これが。
ラッキーだったのは、雨が一日も降らなかったこと。
2年ほど前に、9グレート・ウォークスの一つ、Milford Track(ミルフォードトラック)に行った際にもピーカンでした。晴れ男ってこと?
でも、シーカヤックの遠征とか行く時は、「嵐を呼ぶ男」とか言われてるんです。何故だろ。
1日目 11月7日(水・快晴)
私たちのいつもの常宿、ネルソン郊外にあるUpper Mouter(アッパームーテレ)にあるHop Master's Cottage。今日(14日)発売のTARZANでも紹介されています。
そこに、午前8時ごろに、今回お世話になったSouthern Wildenessのガイド、Ryan(ライアン)以下一同に迎えに来てもらいました。
このライアンが本当にいいガイドなんです。29歳だけど、ガイドとしての経験が豊富で、しっかりしていて、それにとっても面白いんです。
大きいHi-Aceに乗って、そこからドライブで3時間弱。
途中ヒッピータウン、Takaka(タカーカ)でお茶をして、それからまたまた北上。Collingwood(コリンウッド)から内陸に入って、いよいよヒーフィー・トラックの東の入り口、Brown Car Parkingまで到着です。
そこで、ランチ、そして最後のパッキング。
そして、歩き始める前にはブリーフィング。
「自分のペースで歩くように。競争でもなんでもないんだから、楽しんで歩きましょう。」ということをライアンに言われました。その通りですよね。
ライアンの横にいるのは、アシスタント・ガイドのMarryAnn(マリアン)です。まだ21歳のアウトドア訓練学校の生徒。でも侮る無かれ。ニュージーランドの軍隊に3年ほど在籍していたしっかりとした女の子です。でも可愛い。
出発前、真剣にライアンの説明を聞く丸田君と父。
いよいよ出発!記念撮影をHeaphy Trackの標識の前で。
私たち3名のほかは2名が参加。
Aucklandから参加している女性、Derryn(ダレン)、そして生粋のネルソンっ子、紳士のEvan(エヴァン)の二人です。とっても素晴らしい人々でした。
早速Bushの中へ。登りといっても、馬や荷車が轢けるように作った道なのでそんなに急な坂道ではありません。
途中の小川。水が綺麗ですよね。
ヘルプで一緒に来ていたBlenheim(ブレナム)のPeterは、バリバリのマウンテンバイカーです。
Heaphy Trackも、もう10数回MTBで走っているとのこと。でも、それは1996年に国立公園に指定される前の話。。。と言うことにしておきましょう。
もう駄目なんだよ、今は。ねぇ、Peter。
と、いうことでMTB禁止の標識の前で。
何回も休みを入れながらゆっくりと歩きます。急ぐ必要はありません。
楽しく談笑した後は、また綺麗なBushを堪能しながら歩くんです。
主な木は、ニュージーランドの原生林、Beech Treeです。
一日目に歩いた森には、Red BeechとSilver Beechが多いそうです。
トラックの最高到達点915mのPerry Saddleの少し手前にあるAorere Hut。
もうここまで来たら宿舎のPerry Saddle Hutまでもう少し。
ちょっと、お休みを入れましょう。
ちょっと、寄り道。Flanagans Cornerという展望台からは、周りの山々がそれはもう壮大に見えるんです。
この感動は、写真では伝えきれないなぁ。
そしてこれがKahurangi(カフランギ)国立公園のシンボルともいえる木、Dracophyllum(ドラコフィラム)。
ちょっとトロピカルな感じもしますね。
そしてHut(ハット)に到着!
DOC(自然保護省)が運営しているハットです。
きらびやかではないけれど、シンプルで清潔で、一人一つのマットが使えて。 予約制だから、定員以上に混み合うことも無いし。 ここのハットの定員は24名のみ!
とっても快適だったな。
ディナーは、ライアンのご自慢のラム料理。凄いでしょ、山小屋でこの料理!
・・・ちょっとだけ胡椒が利きすぎていたけれど。。。
デザートのチョコレートと、ワインを傾けながら、夜は更けて行きます。
星が綺麗だから、きっと明日もいい天気だよ。
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