またもや停滞です。
先日ブログに書き込みしてからまだ4日間しか経っていません。
2日漕いで、2日停滞です。
明日は漕げそうですが、梅雨前線が九州南部に張り付いていて、それが上下しています。
おまけにどんどん新しい低気圧が東から生まれては・・・
なんか、東京のほうは、いい天気らしいじゃないですか。。。
「遠征」と言うよりは、「旅」の色合いが強くなってきましたが、これも経験です。
今日は、何もない(失礼)延岡を出て、宮崎に戻ってきました。
The Red Expressに乗って1時間弱。すぐですよ。
なんと、そこでまた新たな発見です。
疲れた身体を癒すために、お世話になったのが橘通2丁目にある「いつか治療院」。
なんと60分の施術で3,000円の格安料金体系。
それでいて、本当に上手で丁寧なんです。
そして、お昼は横にある蕎麦屋「そば処 有一天」にていただきました。
ざるそばセット。
地元「新富」のそばで打った手打ち麺と、いなりが2つもついてなんと500円!
実は、この二つのお店とも、障害者の福祉サービス事業の一環なんです。
宮崎市も後援している社会福祉法人「いつか会」という団体が運営しているということを、そばを食べているときに知りました。
ご存知の通り、今回のシーカヤック遠征を通じて、私の母が長く関わっている知的障害者のための療育施設「小金井おもちゃライブラリー」のためのチャリティを皆様にお願いしています。
私の母が常々言っていることは、成長期の療育だけではなく、障害を持つ子供たちが成人したときに「自立する」ための社会的受け皿が必要だということ。
「小金井おもちゃライブラリー」を運営しているNPO木馬の会は、現在作業所の設置を始めています。
そして、宮崎でたまたま入った二つのお店が、その難題に正面から取り組んでいる場所だったんです。
「いつか会」は、昭和62年にご自宅を改装し仮開所。
その後、移転等を経て、平成15年4月に知的障害者小規模通所授産施設として社会福祉法人として認可されました。
現在は、上記の2店舗だけでなく、カフェ、ワインショップ、ピザレストラン、ケーキショップ等を幅広く運営されています。
また、昨年4月には宮崎市の郊外に障害福祉サービス事業所「いつかの杜」をOPENさせました。
この「いつか会」について、NPOの研究を深くされている浅野令子さんが、ブログで以下の書き込みをされています。
=============================
(1)知的障害者の職場の実現に関する事業
(2)知的障害者の安定した生活環境の確保に関する事業
NPO法人「いつか会」は、このふたつの事業に取り組むために設立された。
子どもたちの働く場と生活の場となるビルを所有する。
NPO法人で借金してビルを保有すれば、親が死んでも、子どもたちが生活していける事業が残る。NPO法人の借金は、長期借入金が8割、代表者勘定が2割。入居者の負担金を、高鍋信用金庫への返済に充てている。
==============================
全文は、以下。
http://asanoya.exblog.jp/6820924/
いろんな意味で、今後の障害者の受け皿を考える上で参考になるモデルのように思えます。
もし、機会があれば、ぜひ経営者の武田様とお話してみたいと思いました。
ざるそば、美味しかったですよ。
宮崎にいらしたら是非。
と、いうことで延岡に戻りマース!
明日はきっと大分県です!
投稿情報: 16:55 カテゴリー: Friends, Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (1)
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宮崎にて停泊中です。
いろんな方にサポートしていただいて、もう明日で旅に出てから30日が過ぎることになります。
本当にいろんなことがありました。と言うか、いろんなことがあってます。現在進行形。
旅程的には、最大の難関のひとつと考えていたルート、錦江湾横断から佐多岬をかわし、大隈半島縦断、そして志布志湾横断。
これを終えてホッとしたところがあるかな。
それにしても、黒潮は怖かった。佐多岬から内之浦の手前まで。
岸から見ると、天気が悪かったせいもあるけど、本当に黒潮は黒々として見えました。
それに、波が1.5mとの予報のときも、うねりの中に入ると、そのスピードやパワーがいつもの1.5mや2mの波とは全く違いました。
いくつもある大隈半島の名もない岬を越えるたびに、今回の遠征で初めて、ちょっとした「恐怖」を味わいました。
まだまだですね・・・
昨日、宮崎市の青島漁港に到着しました。
昨日は、漕いでも、漕いでも、ちっとも前に進みませんでした。
汐なのか?風なのか?それとも疲れか?
ずっと雨が降っていたので、目指す岬や島が実際よりも遠く見えます。
なので、岬を回りこむたびに、行く先を見てげんなりしてパワーが落ちてしまったのか。
とにかく、今日は「リフレッシュ休暇」をいただきました。
宮崎は、九州のなかでも、とっても好きな場所のひとつです。
飯はうまい(地鶏、宮崎牛、もちろん魚、果物、焼酎、ラーメン、うどん他)、自然は豊か、そして物価も安い!
夜の繁華街も賑やかですし(今回は関係ありませんが・・・)。
都市には、ちょうどいい規模というのがあるんでしょう。
自然に恵まれている宮崎は、このぐらいの規模の都市が一番いいのかもしれませんね。
お酒はやめているので、悔しいので酒屋に入って地の焼酎をたくさん東京の実家に送りました。
それ飲むためにも、ちゃんと帰り着かないと。
漕いでいる間は、いろんなことを考えます。
鹿児島にいるときには、やはり高校時代にずっぽり熱中していたラグビーのこと。
高校時代のOBを集めて、強いチーム作りたいなぁとか、またニュージーランドでラグビー始めようかな、とか。
あとは、お世話になったいろんな方々。
今回、鹿児島で停滞が長かった際に、実は大事な恩師がお亡くなりになったことを知りました。
高校2年と3年時に担任をしていただいた小野甲子郎先生です。
昨4月15日に息を引き取られたとのこと。
故人のご意向で、あまり多くの方に知らせないようにとのことで、私も学校に行って初めて知りました。
小野先生宅にお電話して、突然ですがお伺いして仏前にお参りしたい旨を奥様の栄子様に申し上げたところ、喜んで迎え入れていただきました。
小野先生は、定年を迎えられた後も73歳まで、計45年間現役の教師として頑張っていらっしゃったそうです。
ご退職されてからも、ずっとお元気だったそうですが、胃癌に侵され、すぐに逝かれてしまったとのこと。
小野先生は、私にとって特別な先生です。
先生は、大学入試の際に、古文2問中の1問、そして漢文2問中の1問をピタリと言い当てられました。
馬鹿だと言われていた私たちの学年が、なんとうちの高校始まって以来の最高合格率。
でも、私にとって先生が「特別」なのは、そんな理由ではありません(もちろんそのお陰で私も合格させていただいたのですが)。
忘れもしない、高校3年生のときの体育祭。
ひとつの種目に「先生ごめんなさい!」というのがあります。
これは、先生をキャスティングして寸劇をやるんです。いわゆる創作劇です。
担任の小野先生は、そのとき齢60歳。甲子園が建設された1924年(大正13年)生まれです。
でも、役どころは不良。学生服を脱ぐとその下には赤い革ジャン。
現役高校生を数人後ろに従えて、おもむろに立ち上がると、その時代に大流行したマイケル・ジャクソンの「Thriller」を踊るんです!
練習のときに、先生にThrillerが入っているカセット・テープ(!)を渡そうとすると、
「マイケルは持っているから。」と断られました。
遠足のバスの中では、
「イブからの手紙を歌います。」
「???」
その曲が田原俊彦の「バイバイ哀愁デート」のB面だと知っていたのは18歳の生徒の中でもごくわずかでした。
下宿訪問で、生徒の部屋に張ってあるポスターを見て、
「バウハウスもこのごろ元気がないねぇ。」
なんて、おっしゃっていました。
そんな小野先生がいなくなってしまいました。
3年前の卒業20周年の同窓会の際にはお元気な姿を見せていただいたのに。
先生のご遺影に手を合わせ、この偶然と先生が与えてくれたいろんな教えと気持ちに感謝して、その場を去りました。
この旅でいろんな人に出会いました。
そして、今度は貴重な「さようなら」をお伝えする機会もいただきました。
ありがとう、旅の神様。
投稿情報: 17:19 カテゴリー: Friends, Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (5)
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本日(2月21日)、ちゅらねしあの八幡暁さんと、Goldwin三浦務さん、そしてフリーカメラマンの亀田正人君が、シーカヤック遠征に挑戦するため、成田空港からフィリピンへと出発します。
3人とも、昨年10月に宮古島から石垣島までの120kmの海峡横断に一緒にチャレンジした仲間たちです。
写真は、中間地点の多良間島。
トラックにピック・アップされたときの晴れやかな表情。
今回は、バシー海峡のような魔の海峡はコース上には無いものの、一番長い海峡は100km超。
まともに漕いでも24時間はかかる距離です。
総漕行距離は500km程度とのこと。
八幡さんは、もちろん百戦錬磨。でも、今回は単独ではなく、二人の素人(と言っても、タダの素人ではありません)を連れての遠征です。
楽しいこともあれば、大変なこともあるんじゃないかな。
是非、頑張ってほしいと思います。
以下、八幡さんがちゅらねしあのHP上で発信されたコメントです。
2月19日
いよいよ、出発。また新しい海を見てきます。
僕らガイドが本気で海に出ることは、通常のツアーではありません。
本気になるのは、緊急事態のときです。
その時の為にも、100%の力が必要なチャレンジが必要なのです。
ツアーを休んでいますが、お許しください。頑張って苦しんで、楽しんできます。
がんばれ!
みんなに刺激されて。
まだ、本当に信頼している人にしか話していませんが、今年は自分も「挑戦」したいと思っています。
自分なりの小さな目標かもしれませんが、「本気で」頑張ってみようと思っています。
2007年も、今日で終わりです。
いろんな方々にお会いできて、私にとってはとても素晴らしい一年でした。
2006年の10月に、ニュージーランドに移住していろんなこともあったけど、今年の3月に永住権を獲得できたのが一番大きな出来事だったでしょうか。
4月から、小さな旅行会社Land of CLOUDS NZを立ち上げました。
私達が考える「本当のニュージーランド」の良さをたくさんの方にご紹介していければと思って活動してきました。
当初考えていたよりも、たくさんの方々にご利用いただけたこと、とても嬉しく思っています。
これからもスタッフ一同頑張りますので、宜しくお願いします。
2007年を一人で写真を見ながら振り返りました。
最初に撮った写真は、アウトドアとは関係なくて、家具の写真。
1月2日に我が家に届いた新品の家具。
それまで、ダンボールとかで飯食ってたからなぁ、三人で。
早いものですね。あれから一年が経ちます。
明日、丸田君と優子と私は、ネルソンの新居に向けて出発します。
ニュージーランドの生活、第2章が2008年元旦から始まります。
どうなるんでしょうね、いったい!?!
本当に、いろんな方々に助けられた一年でした。
ありがとうございます。心から感謝いたします。
2008年も、リアルニュージーランドを宜しくお願いします。
「本気で遊ぶ人の、本当のニュージーランド」
カイコウラで。
一緒に泳いだイルカの後姿です。
投稿情報: 16:43 カテゴリー: Atheletes, Friends, Life in New Zealand, MTB, Nelson, NZ移住, Picturesque, Road Bike, Trekking | 個別ページ | コメント (12) | トラックバック (0)
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Graham(グラハム)と、初めて会ったのは1992年かな。
私が、まだ会社勤めしたころです。
私の担当が、アジア、オセアニアの中央銀行だった頃、グラハムがニュージーランドの中央銀行、Reserve Bank of New Zealandに勤めていて、私達のカウンターパーティだったんです。
彼と、奥さんのDiann(ダイアン)が日本に来たときも、一緒に鉄板焼き食べに行ったり、グラハムを夜の六本木を連れまわしたり。
そして、私が出張でニュージーランドに来たときは、いつも家によんでくれました。
でも、去年にニュージーランドに移住してくるまで、それこそ10年くらい会ってなくて。
だから連絡するのも若干、億劫だったんですが、いざ電話してみると、
「それで、いつうちには泊まりに来るんだ?」
久々に、会ったグラハムは全然変わっていなくて。すごく陽気で、ポジティブで、とても家族思いで。
今は、オークランドの保険会社に勤めています。かなり偉い人のようです。
去年も、、今年も、グラハムを筆頭に、本当にAnsell(アンセル)家にはお世話になりました。
移住したばかりの頃、家が見つかるまでは、部屋を提供してくれたり、暮らしに必要ないろんなことを教えてくれたり、後見人?等にもなってくれたり。
ダイアンは、妻の英語の先生もやってくれました。
私達は、来月に南島へ引っ越そうと思っているので、しばらく逢えなくなるかも、ということで、またまた家族の集まりに、三人みんなでよんで頂きました。
実は、去年もMt. Maunganuiのおばあちゃんのうちでやったクリスマス・パーティによんでくれたので、じつは二年連続です。
これが、去年の模様。
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/12/christmas_day_i.html
10年数年前に、初めて会った時は可愛い赤ちゃんだった長男のMatthew(マシュー)も、もうすぐ15歳。
声変わりも始まったようで、ちょっと大人の雰囲気も漂ってきました。
こちらでは、小さいほうだけど、身長も160cm以上あるし。
かれらは、4兄弟。長男マシューの下は、二人の女の子、Tia(ティア)とMichaella(ミケイラ)。13歳と9歳かな。
ティアが本当に、毎年綺麗になっていきます。性格は、まだまだ少女っぽくてとっても可愛いんだけど。
ミケイラは、黙っていたらお人形さんみたいなんだけど、ちょっと天然です。
大きなクリスマスツリーを背にして。
そう。なんと、部屋の中を、インラインスケートで闊歩しています。
もちろん2階の自分の部屋にもこれで歩いていきます。
一番下のConor(コナ)は、エネルギーの塊です。
一番仲のいい(?)のは、2つ上のお姉ちゃん、ミケイラ。
いつもこんな感じ。
サッカーも、クリケットも、大好きで。でも、自分が中心選手じゃないと許せないタイプ。
お兄ちゃんとも、とても仲良しです。ライバルでもあるのかな。
そう、コナが着ているのは日本代表のWorld Cupの時のユニフォームです。
去年に僕達が4人みんなにプレゼントしたんです。
グラハムは、子供達のサッカーを見ながら、
「ほら、スペースに走りこむんだ!」
「今のシュートは、凄かったぞ、コナ!」
などと声をかけています。
が、、、
5週間前にクリケットを息子としている時に、アキレス腱を切ってしまいました。
でも、なぜか色がクリスマスカラーです。
ダイアンは、とっても知的で優しいお母さん。
でも、自分達がコナにあげたブロック製作に異常に燃えていました。
「私にやらせなさい!貴方がするとなくすから!」
もちろん、ニュージーランドではBBQは男の仕事。
Kiwi Husbandの本領発揮です。
グラハムの弟、グラントもオーストラリアから駆けつけて、手伝ってくれました。
出来上がり!
美味しそうな料理でしょ!
ラムが本当に美味しかったなぁ。
ニュージーランド風、クリスマスディナーです。
最後は、おばあちゃん手作りのデザート。
ボインズンベリーを下にひいて、スポンジにベリーのソースをたくさんしみこませて、その上にホイップ・クリーム。
トリュッフル?というのかな。
丸田君、2回ほどオカワリしていました。
今日は、朝からクリスマス・プレゼントをあげたりと、忙しかったのかな。
Daddyはお疲れです。
ティアが優しく、マッサージです。
でも、結局疲れて寝ちゃいました。
お疲れ様。
最後に、見送りに来てくれたおばあちゃんのDaph(デフ)と。
嬉しそうな丸田君。
暖かい人たちに囲まれて、最高の笑顔のクリスマスでした。
私達からも、ちょっと遅れてメリークリスマス。
時間があったら、クリックしてください。
http://www.elfyourself.com/?id=1797144423
そうそう、今書店に並んでいるサイクルスポーツ1月号にニュージーランドの特集が掲載されています。
アレンジをした私達、Land of CLOUDSの紹介も写真つきであります。小さいけど。
是非、ご覧になってください。
投稿情報: 12:24 カテゴリー: Culture, Foods, Friends, Life in New Zealand | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)
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南島のフィヨルドランド国立公園。
世界遺産にも指定されています。
そこのベースになるTe Anau(テアナウ)は、Queenstown(クイーンズタウン)と違って、まだまだ観光地化されていない、静かな、小さな村です。
パブが3件と、美味しいレストランが2件と、とても可愛いカフェが2件。
そこで知り合った、カメラマンのTracy(トレイシー)。
彼女は、真っ赤な長髪のモヒカンなんですが、それよりも、あまりに綺麗なブルーアイと、最高に可愛い笑顔がとても印象的です。
彼女から、クリスマス・プレゼントが贈られてきました。
「今度、フィヨルドランドを撮った写真をまとめたCDを発売することにしたの。」
「もし、気に入ってくれるといいんだけど。」
可愛い筆跡で書いてありました。
スライドショーで、彼女の、澄んだ青い目に映る、フィヨルドランドの景色を見てみました。
何枚、あるんだろう。。。ずっと息を詰めて、「綺麗だ…。」とつぶやきながら見ていました。
いくつかご紹介しますね。
言葉は、要らないのかも。
Merry Christmas!
もし、TracyのCDフォトアルバムが、欲しい方いらっしゃいましたら、是非以下のサイトからお問い合わせ下さい。
海外の方は、メールでご連絡いただければと思います。
「本気で遊ぶ人の、本当のニュージーランド」 www.realnewzealand.net
CDアルバムには、44枚もの写真が入っています。
心がすっきりと洗われますよ。
投稿情報: 12:58 カテゴリー: Friends, Picturesque | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
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12月は、ニュージーランドで言えば、初夏という頃でしょうか。
まだ、天気が悪かった時とか、朝晩はちょっと冷えたりすることもあるけれど、外で遊ぶにはとてもいい季節になってきました。
私達のニュージーランド一番のお薦めは「The Top of the South」。
ニュージーランド南島の北端のことです。
Nelson、Golden Bay、Abel Tasman、Marlborough、Kaikoura、そしてQueen Charlotte Sound。
数え切れないくらいの遊び場があって、何よりも天気がいつもいいんです。
ニュージーランドで一番日照時間が長いこの地域。
まだまだそんなに日本で紹介されていないんです。
でも、来てくれたみなさん、本当に凄く楽しんでくれています。
実は、この前に発売されたTarzan501号に、このQueen Charlotte Track(クイーン・シャーロット・トラック)が紹介されました。
歩いてよし、走ってよし、そしてMTBやってもよし、それからシーカヤックをやってもよし。。。
遊び放題のこのQueen Charlotte、まだ私自身シーカヤックの経験がなかったので、「何事も経験」、実際にやってきました。
いやぁ、あんなシーカヤックもあるんですね。気持ちよかったぁ。。。
出発はPictonから。
カヤックガイドは、Wilderness GuidesのSteveとアシスタントのJackie。
Steveと2年前に逢って、それがきっかけで今私達がやっているReal New Zealandを始めようと思ったんです。
ニュージーランドでの、兄貴分ですね。素晴らしい人です。
Pictonから車で20分ほど走ったところ、Ngatahu Bayから漕ぎ出します。
ニュージーランドで最も綺麗なドライブウェイの一つ、Queen Charlotte Driveに面した小さな入江の一つです。
凄く静かな水面。
そして、透き通った海。
慌てたり、急いだり。
そんなことする必要は全くないので、ゆっくりと準備します。
天気は、曇り。でも青空も見えてきました。
Steveは、丁寧にシーカヤックの使い方、そしてセーフティーの説明をしてくれます。
それでは、いよいよ漕ぎ出しましょう!
海が鏡みたいですね。
空も明るくなってきました。
東にちょっと向かってから、Queen Charlotte Soundの反対側の岸まで漕ぎましょう。
女性には、とても優しいSteve。
本当に静かな海。
鷺や、鵜の巣を見たり、かわいい雛を見たり。
そして、こんな洞窟?をカヤックで通り抜けたり。
先ずはJackieがお手本。
イギリス、Bristolから来た2人組、EllenとBeckyも無事に通過。
楽しそうですね。
Queen Charlotte Soundsは、東西に長く横たわる大きな入り江です。
Sound(サウンド)とは、本来川の流れが両端の岸を削って出来る地形です。
ただ、ニュージーランドでSoundと言われている殆どの地形は、正確に言うと氷河で削られたFiord(フィヨルド)なんです。
ここQueen Charlotteも、然り。
その長く続くSoundの中でも、この付近は特別に静か。
ボート等の行き来もあまりありません。
だから、Soundを横断するときも、こんなにゆっくりと、真ん中でSteveの講釈を聞くことが出来たりします。
波がないからゆっくりと。
遠くに見えるのは、北島と南島を結ぶフェリーです。
3時間程度で、首都Wellingtonから、南島の入り口Pictonまでを結んでいます。
遠くの方まで雲が見えますね。
ニュージーランドは、マオリ語でAotearoa。「長く白い雲の国」という意味です。
最初にこの島に来たマオリ人がその雲の美しさに見とれたのでしょうか。
そして海中には。。。
Wow!
Sting Ray(えい)が、本当に手の届くところに。。。
水中画像を。。。
そして、無数のくらげが。。。
このくらげは刺さないから大丈夫。
これも水中写真を。。。
あれ?
カメラから空気泡が。。。
これ、水中も大丈夫なはずなのに。。。
よく見ると、カメラにヒビ。この間にコンクリートの床に落とした時だ。。。
なんとかメモリーは大丈夫だったけど。他にもたくさん撮りたい景色があったのに・・・
あとは、是非、自分で来て、見て、漕いで確かめてください。
本当に静かな時間を満喫しました。
おまけ。
ガイドの、そして親友のSteveと愛息Ben。
まだ一歳にもなっていないのに。。。でかすぎないか?
投稿情報: 07:05 カテゴリー: Friends, Marlborough, Picturesque, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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11月24日(土) 小雨のち曇り
今年もやってきました。タウポの季節が。
毎年11月の第4週目の土曜日に、400万人余しか人口がいないニュージーランドで、なんと世界最大のセンチュリーライドが開催されます。
今年は、9,500人が参加。1977年に第一回が開催されて、もう31年目を迎えます。
昨年は日本から4名が参加。
今年は、Real New Zealandのツアーに参加していただいた方で、160kmに挑戦される方が7名。
9,500人の中では、ごくごく少数派だけど、でも9,000kmの彼方から駆けつけてくれたんです。
是非、目一杯楽しんでもらいたいなって思って、今回私はサポートに徹しました。
下の写真は、大阪から参加の溝さん。今回参加の日本人の中で最高齢。
昭和16年生まれのバリバリのライダーです。
路面を見てお分かりになるように、朝方はちょっと雨が降っていやな天気。
でも、7時15分のスタート前には、雲の切れ間から青空が。
暑すぎなくて、このくらいが一番いいのかも。
さて、そろそろスタートの時間です。
先ずは、「ほらほら、どかんかい!」という感じの先導車。
「この後には、そりゃあたくさんの自転車がやってくるからな。」
そして、いよいよスタート!
申告タイムの早い順に出発です。この組は160kmを4時間半で走りきる自信のあるものだけ。
ブワ~~~~ン。
一万人近く集まる大会だから、いろんな人がいます。
この後姿は、馬?
正面から見たら、やっぱり真剣なライダーでした。
ニュージーランドは、タンデムでのレースも盛んです。
知らなかったけど、日本では公道でのタンデム乗車禁止なんですってね。
真剣に競争する為に、みんなが出る前にタンデム専用ののスタート時間があるくらいです。
でも、楽しく、がやがやと走れるのがなんと言ってもタンデムの魅力ですよね。
なかには、こんなのまで。
最後尾がスタートラインまで辿り着くには、約1時間半程度。
その最後尾グループで見つけた、綺麗な老婦人。
いまからご散策でいらっしゃいますか?
まさか、そのままちゃりで160km走られる訳ではないでしょうね。。。
おいおい、こんなのまでいたよ。。。
みんながスタートを発った後には、お楽しみがたくさん。
そのうちの一つが、Heart Riders(ハート・ライダーズ)。
実際に心臓に疾患のある10歳未満の子供達が31人、ゴールまでの5kmを一生懸命走ります。
沿道からの応援も素晴らしい。
バットマーン!
まだよちよち歩き。
そして、続々とゴール。
今年の第一位は、コースレコード。
160kmを、3時間46分46秒!
ありえん。。。。
そして、こんな人までゴール!
ピンク色のメットキャップは、湖の周りを4周している、いわゆるチャレンジャー。
680kmのコースです。
この自転車。。。。そうそう郵便配達の方ではないですか。
680km、これで走り切ったんだ。凄い。。。
みんな頑張れ!
見渡してみると。オー。
Lady、いつの間に帰っていらしたんですか?
まだスタートしてから7時間しか経っていませんよ。。。恐るべし。。。
そして我々のツアーメンバー、溝さんも無事にゴールです。
そして、6時からはプライズ・ギヴィング。いわゆる表彰式。
いろんな抽選グッズを用意しています。
洗濯機、海外旅行、フラットTV、ロードバイク、豪華客船クルーズなどなど。
総額、なんと3,500万円以上!
だから、この人ごみ。一万人いるから当たり前だけど。
それにしても凄いよね。
一位の商品は、TOYOTAのプリウスでした。
頂く予定?だったのですが、昨年に引き続き収穫は無し。。。
やっぱり、来年も帰ってこないとね!
みなさん、お疲れ様でした。
投稿情報: 20:15 カテゴリー: Friends, Real New Zealand, Road Bike, Taupo Tongariro Waikato | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (1)
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2日目 11月8日 (木・快晴)
Heaphy Trackの続きです。
一日目は、ずっと登り。ビーチ・ツリーの木陰を歩いたあと、息を呑むような景色に出逢いました。
さて二日目。今日も快晴です。
Perry SaddleからSaxon Hutまでの16km。DOC(自然保護省)の案内だと4時間半の行程です。
さて、出発。
しばらくは、ブッシュの中を歩きます。
どんどんコケが増えてきたなぁ。
今日も、昨日と一緒。急ぐ必要なんて、全くありません。
もったいないよね、急ぐなんて。
休憩です。。。
Ryanが、「ここからすぐのところにGouland Downs(グーランド・ダウンズ)があるんだ。」
日本人観光客いわく「Downs(ダウンズ)って何?」
Ryan「?なんだろ?」 と、いうよりあんたらそんなのも知らんでニュージーランドでトレッキングやっとんのか?
Downs(ダウンズ)というのは、山間部にあるなだらかな丘陵地帯、もしくは平野部のこと。
どんな景色なんだろうと考えて歩いていたら。。。
Wow!
360度、とおーーーくまで見渡せる平野が目の前に。
いきなり、これかよ。。。
左は、
右は、
そして後ろは、
機嫌、良さそうだね。お父さん。
どんどん進むと、ダウンズはタソックとよばれる草むらに覆われてきます。
ちょっとスリリングなこんな橋まであります。
通れるのは、一人だけですよ。
下は、見ないでください。
もうすぐで、ハットです。
今日もいろいろありました。全てはお話できないな。いろいろありすぎて。
あんな綺麗な洞窟。。。あんなにコケに覆われた森。。。あんなに。。。
明日も楽しみです。
そして、今日の夕食。タイ・チキン・カレーです。激ウマの予感。
おかわりは何杯まででしょうか?
いっただきまーす!
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