昨日(11月4日)、IELTSという英語の試験を受けてきました。ふーっ。疲れました、とっても。
IELTSとは「The International English Language Testing System」の略式の言い方です。主に旧英国領で採用されている英語の試験で、移住、労働ビザの取得の他に、英国圏の大学、大学院に進学する際に必要とされます。日本では、あんまり聞いたことありませんよね。TOEICとかTOEFLとかの方が有名ですものね。でも、実は日本でも受験できるんですよ。
それにしても受験料が高い。こちらで支払ってもNZD$265。日本円に換算すると、21,000円くらい?たかっ!
だから、「今回駄目でも、また次回に。」なんて気楽なことは言ってられません。
ニュージーランドの永住権を申請する為には、ニュージーランド国内で1年以上働いた経験がない以上、IELTSを受けてきちんと英語が使えることを証明しなければいけません。
総合点で、ある程度以上のスコアをマークしなければいけません。
得点は出ずに、「Band」という表示で採点がなされます。「Band」は1から9まで。Native Speakerでも、「9」を取るのは難しいとされています。そうだよなぁ、論文とかもあるしなぁ。
このテストのいいところでもあり、よくわからないところでもあるのは、採点が定量的な判断ではなく、かなりの部分が定性的に判断されていることです。と言うのは、IELTSがとても複雑かつ多岐に渡る試験であるからです。
IELTSは4つのテストから構成されています。
- Listening
- Reading
- Writing
- Speaking
こんなにやるから、試験時間も正午前に集合で終わるのは午後5時過ぎです。
Writingは論文式。Speakingは、マン・ツー・マンのインタビュー方式。
だから、ペーパー・テストだけで100問中70点取ったら合格とかがないんです。
私が目指すのは、Band 6と7の間、「6.5」です。これ以上取らないと永住権、申請さえ出来ません。
- Band 4 Limited User
- Band 5 Modest User
- Band 6 Competent User
- Band 7 Good User
- Band 8 Very Good User
- Band 9 Expert User
ですから、6の「まあまあ使える」から、7の「結構使える」の間くらい?
「大丈夫だよ。」といってくれる人もいれば、「6.5はかなり難しいよ。」と脅かす人も。
確かに、日本人が「6.5」を目指すことは、かなりバリアが高いと言われているようです。でも、取れないと前に進めないし。
11月4日。試験当日。
Auckland大学構内のLanguage Centreが試験会場です。
受験者総数は、120名程度。そのうちの80%以上が大学もしくは大学院への進学のために受験しています。
General Training Courseという移住等を目的に試験を受けている受験者の部屋は、他のクラスに比べると平均年齢もかなり高く、国際色も豊かです。インド系の人が多かったなぁ。
言い訳ですが(わかっています)、こちらに移ることだけでバタバタとしていた為、実質的に集中して勉強できたのは今週に入ってから。若干の、じゃなくて多大な不安を抱えながら、試験に取り組むことに。
先ずはリスニング。おぉ、一番心配していたけど、案外いけたかも。
その次はリーディング。時間がギリギリだったけど、見返したときにケアレスミスを2つも見つけたし。まあまあかな。
問題だったのは、その次のライティング。60分以内に以下の課題が出されました。
- Task1 外国旅行中に、そこに住む友達に、いる間に会わないかと伝える手紙を書く。150words以上。
- Task2 論文形式で。世界には、ユニフォームを従業員に着せることを会社のルールにしているところがあるが、どう思うか? 経験を含めて述べよ。250words以上。
Task2がなぁ。論文書くの練習したんだけどなぁ。全然満足いく内容を書けませんでした。これはすごく反省。
そして、最後にスピーキング。ちょっと頭に血が上ってしまったかな。早口で論理思考も浅はかな受け答えになってしまいました。あぁ、悔やまれる出来。
試験の後って、いつもそうですよね。「あれはこう答えればよかった。」「あそこ間違っていたよなぁ。」「あぁ、なんであんなことしちゃったんだろう。」
今は、まさにそんな感じです。まぁ、今持っている実力(と呼べるほどの「力」はないのですが)は発揮できたのかな。8掛けぐらいで。
結果は、11月17日(金)。いやぁ、このもやもやした気分が2週間も続くわけですね。
終わったのは嬉しいけど。きついなぁ、待つのも。
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