My Life, My Real Adventures

カイコウラの夜空 - 南半球の星

ニュージーランド最大のワイン産地、マルボロから車で1時間半程度、もしくは、南島最大の都市クライストチャーチから3時間弱。

Kaikoura(カイコウラ)は、どの大都市からも100km以上離れているので夜空がとても綺麗なんです。

　

そんなカイコウラというとても小さな町(村)で、星空ツアーをやっているとのことをQueenstownのMTBツアー会社に紹介されました。

Kaikoura Night Skyというところです。

Hussein(フセイン)というとても感じのいい青年が案内役です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

余談ですが、夕刻8時半にフセインがホテルに迎えに来てくれましたが、想像していたのは中近東系の移民で、ちょっと髭を蓄えたがっちりした。。。

現れた青年は、長身でスマートなブロンドの、俳優みたいな人でした。

喋り方は、やっぱりちょっと田舎っぽくて親近感が持てるのですが。

ちょっとビックリしました。

先入観って、やっぱり駄目ですよね。

　

車で、アザラシがたくさんいるカイコウラ半島の先っぽにある農場のまんまん中、半島で一番高いところにある牧場のまんまん中。

そこのちょっとした平地が私たちの観測所です。

この写真の真ん中あたりですね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

周りからは、この頃生まれたばかりの子羊の「メ～ッ」という声がたくさん聞こえます。

見えるのは、たまに発光する半島の先に位置する灯台の光だけです。

暗い、暗い、観測所ですから、写真でご紹介できないのが残念です。

　

南半球の星空は、当然のことですが北半球の星空とは違います。

大気圏の空気は、赤道を超えて還流しないらしいです。

ですから、南半球の空気は北半球の大気汚染に影響されることが少ないんですね。

だから、星空が本当に綺麗なんです。

フセインは、スター･ウォーズに出てくるような、ライトセイバーみたいな、光が星空まで届くようなポインターで夜空を指しながら色々と説明してくれます。

　

南十字星。

もちろん、ニュージーランドの国旗に中に記されている星座です。

　

　

　

　

　

　

　

知っていましたか?

南十字星って、北極星みたいに真北を指すものじゃないって。

実は、十字架の長い辺を、十字架の下に4.5倍伸ばした地点が天空の南の支点なんですね。

だから南十字星は、その地点を中心にぐるぐる廻っているわけです。

私は、知りませんでした。。。

　

知っていましたか?

天の川って、濃い部分と、薄い部分があるって。

そして一番濃い部分は南半球でしか見られないって。

私は、知りませんでした。。。

　

ところで、天の川って何?

フセインが説明してくれました。

私たちの地球は、ご存知のとおり太陽の周りを廻っている惑星群、太陽系の一部です。

太陽系は、銀河系の一部と考えられています。

銀河の形は以下の絵のとおり、薄っぺらいUFO型の形をしているとされています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ですから、銀河系の中にある私たちが横?に拡がる円盤の部分を見た場合にはたくさんの星が密集して見える訳ですね。

その円盤が、天空では天の川として一つの筋として見えるんです。

　

私たちが見ている星は、全部その銀河系にある星なんです。

そして、惑星以外はみんな太陽みたいに自分で光ってるんです。

　

　

地球に一番近い星は、南半球から綺麗に見えます。

南十字星のすぐ横にある横に2つ並ぶポインターと呼ばれる星座のひとつです。

どのくらい近い？

光速というのは、月まで行くのが1秒程度。　太陽まで8分程度。

その光速で行っても4年半かかるところにその星はあるそうです。

ケンタウルス座の一部です。

　

　

知っていましたか?

先ほどから南半球からしか。。。と言っていますが、実は南十字星は日本でも見えるんです。

もちろんケンタウルス座も。

でも、北緯27度以下、与論島以南でしか南十字星は見えないそうです。

　

そんな話をたくさん聞きながら、一時間以上牧場に佇んでいました。

いくつの流れ星を見ただろう。。。

直径が50cmもありそうな凄く大きな天体望遠鏡も用意してくれて、牧場の真ん中から、いろんな不思議な星や星群を見せてくれました。

寒かったけど、私にとっては初体験で、最高に楽しい時間でした。

　

　

モーテルに帰ったのは、午後10時過ぎ。

オフシーズンのカイコウラ。そんな時間にレストランが開いているはずもなく。

星空を見ながら、カップラーメンを食べました。

　

それにしても、地球は小さいな。

　

　

　

　

　

　

　

Tongariro Crossing ニュージーランド「最高の」1Day Walk - Part2

Tongariro Crossingは、天候が全て。

切り立った峰を歩き、休火山のお盆の中のようなクレーターを横切る。

だから、雨風をしのぐ、森も木もないんです。

　

でも、天気が良ければこんなに楽しいトレッキング・コースはありません。

17kmの行程に、いろんな要素が詰まっています。

休火山、活火山、湖、硫黄の煙、マヌカの木、そしてコースの後半には、森、川、日陰、せせらぎ。

Lord of the Ringの、悪の巣窟、モルドールの原型となったところですが、天候によってその表情を変えていくんでしょうね。

　

あんまりご紹介しすぎちゃうと来る時の楽しみが無いでしょうから。

かいつまんで、ご紹介しますね。

　

以下が、DOC(自然保護局)が用意したマップです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

地図を見てもらえば判りますが、出発地点のMangatepopoを出ると、しばらくはなだらかなトレッキング道です。

水周りには、きちんと木が組んであり、とても歩きやすかった。

父いわく、5年前に来た際には、こんなにきちんと整備されていなかったとのこと。

ニュージーランドのDOCは、とても熱心に、トレッキング・コースのメンテナンスや改良をやっているんですね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

急な登りは2箇所。

ナルホエ山の、登山口に取り付くまでと、レッド・クレータにいたるまで。

最初の登りの方がきついかな。

標高1400mから1600mまで一気に登ります。

その名も「The Devil Staircase」　悪魔の階段。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、登ったあとの景色ってのは、いつも感動しますよね。

Tongariro National Parkが一望です。

　

「フロド！」、「サム！｣って感じかな。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ナルホエ山の登山口に到着。

丸田君はもう先に行ってSide Walk(寄り道)でこの山に登っています。

きっと斜面のどこかに取り付いているのでしょう。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

登りきると、そこは大きなクレータの中。South Craterと呼ばれるところです。

ここ、雰囲気あって、私の一番のお気に入りです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

父も快調に歩いております。

気持ち良さそう。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここから、また登り。

峰伝いに登り切る頃に、右手に現れるのが活火山の火口、Red Craterです。

おぉ、硫黄のにおいがプンプンと。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここが、Tongariro Crossingの最高到達点。

標高1900m程度です。

　

Red Craterからは、いきなり急なくだり。

トレイルランナー、藤井優子の自慢の降り走法！！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

背景に見えるのは、エメラルド・レイク。

いろんな鉱物が周りの岩から出てきて、こんな不思議な色になるようです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

さて、ここで昼食。8時半スタートの人々も追いついてきました。

やっぱり、早く出てきて正解でした。

Dosicover Lodge、お勧めです。

　

　

ここからの降りは、ちょっと雰囲気が変わります。

タソックと呼ばれる草むらが、岩を覆うように生えています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

遠くに見えるのは、湖です。

一番向こうに見えるのが、タウポ湖。オセアニア地区で一番大きい湖です。

160kmの湖周を自転車で走るLake Taupo Cycle Challangeというイベントで有名です。

　

この方たちは、マジのトレイル・ランナーです。汗だくでした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

白い花は、マヌカです。

ニュージーランド特産のマヌカ・ハニーで有名ですよね。

綺麗ですよね。

背景はトンガリロ山です。

　

　

　

　

　

　

　

　

最後のハット、Katetahi Hutで、温かいスープを飲んで一休み。

丸田君も、追いついてきました。

ナルホエ山と、トンガリロ山、両方に登ってきたようです。すごいね。

　

　

そこからちょっと下がると、突然森の中に。

こりゃまた、全然違うんだね。

せせらぎや、鳥の声が聞こえます。

最後の脚休めにはちょうどいいよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、到着！

ようやりました、お父さん。

さすがに嬉しそうですね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

バスを待つ男たち。

不機嫌じゃないんです。眩しいだけなんです。すごく楽しかったんですから。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

「本気で遊ぶ人の、本当のニュージーランド」

→　www.realnewzealand.net

Tongariro Crossing ニュージーランド「最高の」1Day Walk - Part1

ニュージーランドに14ある国立公園。

そのうち、1894年に最初に制定されたのがこのトンガリロ国立公園。

1990年には、世界遺産にも指定されました。

北島のちょうど中央に位置します。

　

　

　

　

　

　

　

　　

　

ニュージーランドの9Great Walksの一つである「Northern Circuit」もこの国立公園の中にあります。

「Northern Circuit」は、通常ハット泊で3日間から4日間の結構ハードなトランピングです。

そこで、そのコースのいいとこ取りが「Tongariro Crossing」です。

ニュージーランドのいろいろあるトレッキング･コースの中でも「最高の1Day Walk」とされています。

　

活火山のナルホエ山(2,291m)とトンガリロ山(1,967m)の間を縫うように続くトレイルは17km。

結構なアップダウンです。最初の2時間程度の登りはきついですよ。

それと、最後の1時間をのぞくと殆どが風が吹きさらしの岩場、それも尾根沿い。

ですので、天候が悪いととても厳しいコースとなります。

　

　

丸田君と、私は、昨年10月から何回もふられて、5回目でやっとチャレンジできる事になりました。

ベースは、National Parkという町からちょっと外れたところにあるDiscoery Lodge。

オーナーのCallum(カラム)は、ニュージーランドのマウンテン･ランニングの元代表。

以下の写真は、トンガリロ国立公園のまんまんなかを走るトレイルラン･レース「The Goat」2004年大会で優勝したときの。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、この写真は昨年11月に石川弘樹さんがTarzanの取材でTongariroに来て頂いた時。

二人で 、凄いスピードでジョギングしていました。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Discovery Lodgeが素晴らしいのは、Tongariro Crossingの出発点のマンガテポポ駐車場まで、早朝に送迎してくれるということ。

トラックが人手混み合う前、午前6時半には取り付くことが出来るんです。

素晴らしい。

もちろん、ゴール地点のケティタイ駐車場に迎えに来てくれます。

今日は4時にお迎え。だからゆっくりとトレイルを楽しむことが出来るんです。

　

出発前には、Callumが色んな説明をしてくれます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

真剣に説明を聞く丸田君。

彼は健脚なので、トンガリロ・クロッシングからのサイド･ウォーク、いわゆる寄り道ですね、も行くことに。

ナルホエ山と、トンガリロ山とに登頂します。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

歩き始める前に、Callumが私たちの記念写真を撮ってくれました。

今回は、藤井父も一緒です。享年66歳です。彼でも大丈夫なのかな?

表情がちょっとだけ硬いですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

さて、出発！

朝焼けが綺麗なトンガリロにいざ！いざ！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

見上げると、ナルホエ山のシルエットが凄く綺麗です。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

続く。。。

「海と山が出会う町」 カイコウラでシーカヤック

ニュージーランドの南島。

クライストチャーチから東海岸を3時間ほどドライブして北上したらカイコウラという小さな町に到着します。

マオリ語で、「カイ」は食べ物。「コウラ」は海老なんです。甲羅と関係あるのかな?

もちろん、イセエビ(crayfish)が美味しいんです。

　

以前、カイコウラでイルカと一緒に泳いだことをご報告しました。

http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2007/04/kaikoura_d514.html

でも、ここはシーカヤックやるにも凄くいいところなんです。

　

カイコウラは、鯨の町として有名です。

今もWhale Watchツアーが有名ですが、昔は捕鯨基地だったんです。

でも、カイコウラは、「海と山が出会う町」としても有名なんです。　

2000m以上のカイコウラ山脈が、海岸付近まで迫ってきて、沖のすぐそこにある深い海溝と対を成しています。

この地形が、鯨やイルカ、そしてアザラシなどの生き物をここに定住させているんですね。

綺麗な山脈を見て、そして海の生物に囲まれて、シーカヤックが楽しくないわけがありません。

　

カイコウラは、東海岸から半島のように突起した地形です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

突起した部分はそれ程大きくなく、走っても1時間ちょっとかな。

でも、この地形がカヤックを面白くさせるんです。

山がすぐ近くまで来ているので、実は風が強いんです。

でも、半島になっているから、必ず風裏が必ずあるんですね。

そして、アザラシたちも風裏が好きなんですよ。

　

丸田君と私が、ここにシーカヤックをしに来ようと思ったのは、Palmerston NorthのQ-KayakのWadeに、

「ニュージーランドでシーカヤックをやるんだったら、カイコウラに行かなきゃ仕方ねぇだろ。」

なんて、Kiwi風べらんめぇ調で言われたからです。

http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2007/01/qkayaks_5392.html

「まぁ、Mattっていう奴に、Wadeの紹介って言やぁ心配いらないってことよ。」

という言葉を頼りにやってきたわけです。

　

そのMatt、凄く良い奴でした。

もともとWellington付近にいたんだけど、カイコウラの自然に魅せられて、ここに移り住んだとのこと。

カヤックをやる前の日には、ビールも奢ってもらいました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

　　

カヤック当日は、晴天。ちょっと風と波があったけど、気持ちがいいくらいかな。

前日までの強風は、実はカイコウラ山脈に雪を降らせていました。

凄く綺麗です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

一緒に参加したのは、アメリカ人の父子。

お子さんは、まだ6、7歳かな。可愛いけど、しっかりしていたなぁ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

楽しそうな丸田君。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

アザラシは、ゆっくりと、ノターッとお昼寝しています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　おぉ、起きてきたと思ったら、近くまで挨拶しに来てくれました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

イルカの群れは見えなかったけど、見えたらこんな風ですよ。綺麗でしょ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ドルフィン･スイムのときの写真です。

　

　

　

さすがにWadeが薦めてくれるだけありました。

1Dayツアーでここまで景色をダイナミックに堪能できるなんて。

こんなに綺麗で、そして本当に静かで。

　

MTBトラックも、トレッキング･コースも近くにあるし。

そうそう、サーフィン･スポットも近くにあるらしいですよ。

是非、お薦めです、カイコウラ!

　

追伸　今後は、毎週水曜日にこちらのブログをアップするようにします。よろしくお願いします。

初体験 ＠Marlborough Sounds

ニュージーランドで一番好きなところは？

そう聞かれたら、今だったら"Marlborough Sounds" (マルボロ･サウンズ)って答えると思います。

　

場所は、南島の北端。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Marlborough(マルボロ、Nelson(ネルソン)、Golden Bay(ゴールデンベイ)、West Coast(ウェストコースと)そしてKaikoura(カイコウラ)と合わせて、この地域をTop of the South(トップ・オブ・ザ・サウス)と呼びます。

場所だけでなくて、一番いいところ！って感じでいい呼び方ですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

マルボロは、ネルソンと共に、ニュージーランドで日照時間が一番長い地域。

ただでさえ気持ちがいい気候なうえに、ここら辺の地形が素晴らしい。

　

私たちが、大好きなQueen Charlotte Track(クイーン･シャーロット･トラック)は、Marlborough Soundsのまん中を歩く71kmのトレッキング･コース。

入江から、入江へ。

決して厳しいコースではないけれど、海のいろんな表情が見れる、とても素晴らしいコースです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、そのQueen Charlotte Trackの中程に位置するBay of Many Coves。

そこにあるCraglee Lodge(クラグリーロッジ)のSteve(スティーブ)とRosie(ロージー)のところに、先週末お世話になりました。

　

Picton(ピクトン)というここら辺のアクティビティの起点になる港町で、宿からの迎えを待っているとSteve自らがボートで迎えに来てくれました。

なんと、このボート、今日出来上がってきたばかりの新品だそうです。

　

　

　

　

　

　

　

　

凄く嬉しそうなSteveでした。

　

　

Craglee Lodge、素晴らしいところです。

パッと見ると高い料金設定に見えるけど、夕食も、そして朝食、おやつ、ティー、そして連泊するんだったら昼食も全部付いてだから、ぼくはリーズナブルだと思うな。

それにしても、素晴らしいロケーションです。

　

　

　

　

　

　

　

　

部屋も、清潔でとっても綺麗にデコレーションされているし。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここは、みんながくつろぐラウンジです。

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、バルコニーからの景色です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

2匹のラブが、それはそれは可愛いんです。

年上のセドリックは、なんと17歳。長老なのに、お茶目で可愛いんです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

　

でも、なんと言っても、ここまで来たらアクティビティ。

トレッキングも、MTBも、Queen Charlotteでは、何度もやったことあるので、今回は初体験を。

と、言うことで、Steveの自慢のボートに乗って、釣りに行くことに!

私、実は「釣り」、したこと無いんです。。。

海のスポーツは色々としているのですが、「釣り」、今まで縁が無く。

でも、ニュージーランドは、釣り天国。

いつかはやらなきゃと思っていたので、絶好の機会です。

これは、ボートの船内。綺麗ですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

外は雨。しかし、そんなこと気にしません。

ネルソンから来た、BarryとHelenのご夫婦と一緒にSteveの船に乗って出発です。

と、言っても埠頭を出て10分も立たないうちに、

「よーし、ここにたーくさんいるぜ！」とSteve。

ここ？

えさは冷凍イカを、3cmか5cm四方に切って、針につけるだけ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

豪快ですね。私はもっと「毛虫｣みたいなのを使うのかと思っていました。

狙いは、Blue Cod(ブルーコッド)です。

こちらの名物料理、フィッシュ･アンド･チップスに良く使われる魚です。スズキの一種だそうです。

　

　

最初は優子の番。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「糸を垂らして、底に付いたと思ったら、リールを少し巻いて。。。」

Steveが説明するのを聞いていたその時に。

「な、なんか引っ張ってる!!!」と優子。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「Wow! Reel! Reel!! REEEEEL!!!(巻いて、上げて、もっと、もっと!)」

と、超興奮状態のSteve。

まだ、10秒も経たないのに。

　

おぉ！

釣れましたよ、大きいBlue Codが。

大喜びのSteve。俺の教え方が良かったんだって。

何にも聞かない前に釣れちゃったんだけど。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、　

おぉぉぉ！

私の方にも、Bite(かかり)が！

Steveが、また興奮状態に！おぉぉぉぉ！釣れた！

。。。でも、小さすぎて(って言っても30cmぐらいはあるんだけど)、海にかえさなければいけないサイズ。

「こういう時には、おまじないで魚にキスするものなんだ」とSteve。

「OK。。。」

あんまり、気持ち良いモンじゃないよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、海の神様、マルボロの神様が見てくれたのでしょうか、その次の瞬間。

来た、来た、来た、キタァ！

おぉぉぉ！ブ・ブ・ブ・ブルーコッドじゃないですか！

うひゃーっ！

　

にやけて、記念撮影。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

みなさん、ずいぶんと濡れています。それでも、Helenも大物をゲッ ト！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ロッジに残っていたRosieに、帰った瞬間に、「あんた達、こんな雨の中バカじゃないの？」といわれる始末。

でも、凄く楽しかったんですよ、Rosie。。。

　

釣り上げて、持って帰ったのは全部で8匹。逃がしてあげたのは、その倍の数ぐらいあったかな。

いやぁ、釣り初体験、楽しすぎました。

　

そして、これがSteve自慢のブルーコッド・オムレツ。翌朝のBreakfastの時に作ってくれました。

ブルーチーズが入っているから、BCBCオムレツ。

美味しかったぁ。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

次の日は、晴天。

後ろ髪引かれながら、埠頭を出ます。

BarryとHelenも見送りに来てくれたので、記念撮影です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

また、来まーす。

Bye Bye!

　

朝飯前 ＠North Land

North Landに在住するオランダ人夫妻のLukeとMarleen。

ひょんな関係から知り合った二人は、すごく、すごく、いい方々です。

30年前にニュージーランドに移住して、North Landの岬にあったぽつんとあった小屋を買ってそこで慎ましやかに暮らしていらっしゃいました。

でも、Lukeはお医者さんとして大成功。数年前に家を改築して、今は雑誌に出てくるような素晴らしい4bedoroomの豪邸に住まれています。

　

Lukeは合気道有段者ということもあり、日本びいき。何回も「先生｣の下に修行をするために来日しているそうです。

Marleenの弟のJaapは、私の博多山笠の仲間です。同じ土居流の中土居町。実は私より先輩です。

Jaapは、ヨットで暮らしていて、福岡に住む前はニュージーランドに暮らしていたそうです。去年に福岡を去り、今は香港のハーバーで暮らしています。彼のHP、面白いですよ。

http://www.syalishan.com/q2report2007new.htm

石垣島に寄った際には、八幡暁さんにもお会いしたそうです。

そのJaapに、LukeとMarleenを紹介してもらったんです。

　

先日、愛ちゃんと妻と三人でNorth Landの豪邸にお邪魔しました。

夕飯食べている時に、

「明日の朝ごはんの前に牛乳と新聞買いに行くけど一緒に来る?」

と、言われたので

「Is it nice walk?」って聞いたら、「Absolutely」という答え。

じゃぁ、是非ということで。

　

って、聞いたら角のタバコ屋(なんて今日本にも無いのかな)に小銭持って行くイメージですよね。

全然違いました。やっぱり、そこら辺の感覚がニュージーランドでは違うみたいです。

　

先ずは車で海岸まで。そこからスタートです。

「News Standまではどのくらい？」

「ウーン、一時間は掛からないかな?」

「・・・」

往復2時間弱です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ずっと海岸線を歩くんですが、これ満潮だったらマジで歩けませんよ、という道です。

でも、綺麗。だれもいない。

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

もちろん、歩き始めたら途中で抜ける道は全く無しです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

岩場もたくさんありました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

最初は、寒いんじゃないか、やっぱり冬だし。と思っていたのですが、結構なハードワーク。

途中からTシャツ姿でした。

　

LukeとMarleenのうちには、犬と猫が2匹づついます。犬のSpickとSpanが散歩?のお供。元気です。

ご主人様がNews Standに行っている間は、寂しそうにそっちの方ばっかり見ていました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

猫のAdamとEveはお留守番です。

　

　

途中、学校の前を通ったんですが、海岸線に入ったとたん、子供達が大勢で来襲。

何が起こったんだ!　と、思ったらなんかみんなで「ワーッ」と走ってまた教室に帰っていきました。

なんか、罰でも食らったのかな?「みんなで校庭走ってきなさい!!」なんていうノリ何でしょうか。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

それにしても、こっちの子達は裸足が多いですよね。たくましい。

　　

　

帰りも同じ海岸道。でも、景色は違うんですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ゴール地点近くの丘の上からです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

すっかり太陽も高く上がって、気持ち良い朝になりました。

すごい風景でしょ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Luke、Marleen、素敵な朝をありがとう。

もちろんこのあとは、暖かい朝食と美味しいコーヒーをご馳走になりました。

St. Heliers Bayの夕陽

以前父親と歩いた、Aucklandの街中にあるトレッキング・コース「Point England Walk」。

http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2007/04/post_dc3a.html

　

この間、妻と一緒に歩きました。

天気がいいからって、ふらっと出掛けれるところがいいですよね。

家から歩いたから15km以上あるのかな。

4時間ぐらいかけて、ゆっくり歩きました。

　

ゴール地点のSt.Heliers Bay(セント・ヘリアス・ベイ)に着いたのは、もう6時前。

ちょうど夕暮れの時間。

なんか夕陽が、「頑張りましたね｣と言ってくれているようで、ご褒美のようでした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

左手には、遠くAucklandの市街地も見えます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

この頃は、気候が安定していて海も穏やかです。

目の前に見えるRangitoto島までは6km程度。

今度Seakayakで行って みようかな。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

もうすぐ陽が暮れますね。

今週も健やかな日々でありますように。

　

　

　

　

　

Callum Harland - Runner & Artist

私たちの大切な友達のひとり、Callum Haraland

Callumは、Tongariro National Parkの真ん中でDiscoery Lodgeという、格好いいComfyな宿舎を営んでいます。

昨年から、本当にたくさんお世話になっているんです。

　

実は、彼はロッジのオーナーでありながら、ニュージーランド代表のMaountain Runnerという一面も持っているんです。

なんと、2004年のニュージーランド・チャンピオンです。

　

　

昨年11月にTrail Runnerの石川弘樹さんが、私たちのアレンジでニュージーランドにいらっしゃっいました。

その時は、二人で異常に気が合っていました。

一緒に走っていたし。

凄いスピードでした。。。　

　

「弘樹の距離は、俺の得意な距離よりずっと長いみたいだな。でもいいランナーだ。」って言っていました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

彼は、生まれも育ちもTongariro。

だから、Tongariro National Parkのトレイルについては誰よりも、本当に誰よりも詳しいんです。

昨1月に発売されたTarzan481号中の「Trail Run King」で紹介されたTongariro。

アレンジさせていただいた際には、いろいろとCallumに意見を伺いました。

ありがとうございました。

　　

　

Callumは、その上、写真家としても素晴らしいんです。

綺麗な写真、たくさん撮っています。

山が、Tongariroが、とっても大好きなんですね。

いくつか紹介します。

　

雪をかぶったナルホエです。

　

　

　　

　

　

　　

　

　

　

綺麗なタソックですね。　

　

　

　

　　

　

　

　　

　

　

　

トレイルの脇には、こんな綺麗な沢も。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、マヌカの白い花の向こうに見えるのはルアペフかな。

　　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

綺麗な、朝焼けです。　

　

　

　

　

　

　

　

そんなCallumがやってるDiscovery Lodge、是非行ってみてください。

Kaikoura - 鯨の町で「イルカ」と泳ぐ 写真編

ニュージーランド南島。

北島からの入り口、フェリーターミナルがあるPicton(ピクトン)から、Christchurch(クライストチャーチ)までの道途中にある、鯨の町Kaikoura(カイコウラ)。

つい数十年前まで、ここには捕鯨基地があり、その名残が町の端々に見られます。

今では、Whale Watchという会社が大々的に鯨見学ツアーを催行しています。

　

ここで、Dolphin(イルカ)と泳ぎました。すごく心和むアクティビティでした。

その時のアクティビティの紹介はまた別に。今日は、その時の写真を。

　

本当に、触れるほど近くに来てくれるんです。何十匹も。

彼らの話す声も聞こえるし。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

子供の頃に帰ったように、心から嬉しくなりました!!!

ニュージーランドのガーデン体験

ニュージーランド人は、とてもガーデニングが大好きです。

本当かどうか知りませんが、南極のオゾン層が破壊されているので紫外線は日本の7倍から8倍(これは本当)。だから光合成で成長している植物が、ずんずん成長していくらしい。

確かに、庭の芝生の成長も、木々の成長も、日本よりもずっと早いような。

　

以前、北島中央部にあるAshhurstという村にあるQ-KayaksにSeakayakを買いに伺った際のこと。

泊まるところを探していると、AshhurstにSongbird GardensというCottageを見つけました。

ホームページに、地図があったのでそれをプリント・アウトして持っていったのですが、地図を見る限り、「村の郊外」って感じですよね?

そうですよね？(以下参照)

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　　　

「そこ出て、右行って、左行って、そこから右行って突き当たりだぁ。」って感じでしょ?　

でも、実際は30分以上掛かりました。それも、二つ目の角曲がったら、ずっと未舗装の牧場の真ん中の道です。そこを10分以上。

「私たちは、いったいどこへ?」

と不安になると、突き当たりには国立公園、Rahine Forest ParkのDOCの緑、黄色の看板が。

行き止まり?と思ったら、森の一部かと思ったところ右手に、ゲートがありました。小さくSongbird Gardensと書いてあります。

　

誰が来んねん、こんな奥地(失礼)まで。と思っていたら、実はここ、この周辺ではとても有名なGardenらしいです。

良くみると、とっても綺麗な場所です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

一応入場料$4とって、拝観するようになっています。

　

さすがに、3ヘクタールの庭は広い!　

ヘクタールと言う単位、こちらでよく使いますが、日本人の私たちにはピント来ないですよね。それって何畳?何坪?　もっと言うと、東京ドームが何個入るの?

注；　1ヘクタールが3025坪ですから、約9000坪。東京ドームが、4.4ヘクタール。だから3分の2。外野席無いぐらいかな?

。。。とにかく広いお宅でした。

　

GardenとCottageを運営しているのは、RaewynとKerryのご老夫婦です。

KerryはDOCに勤めていて、森や自然公園の保護を仕事としています。なんか、偉い人みたいです。　

Raewynはガーデンの手入れがもっぱらのお仕事。働き者の、とても可愛らしいそれでいて生命力の強い感じの女性でした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

泊まった翌朝、Gardenの案内と、その裏のRahine Forest Parkにちょっとしたハイキングに連れて行ってもらいました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「ここもうちの敷地なんだよ。」

と、言うことはここもGardenの一部ですか?

　

樹齢1000年？と言われているリムの大木を最初に見せてもらいました。なんか、雰囲気ありますよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

それから、もっとズンズンと森の中を歩いていくと、、、

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

いきなり視界が開けた場所に。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

すごい景色です。

Songbird Gardenも下に見えます。綺麗ですね。広いですねぇ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Gardenに帰ってきたら、いろんな植物の説明もしてくれました。その名の通り、小鳥が絶えずさえずっていて、朝の澄んだ空気の中、最高の時間です。

これは、アルゼンチンから来たハス?の一種。でかすぎです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

そして、この可憐な白い花は、蜂蜜で有名なManuka(マヌカ)の木の花です。赤い花もあるんですよ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

こんな素敵なGarden、ニュージーランドの至る所にあるようです。流石ですね。　

　

このGardenの近くには、Irish Pubも。ここら辺では、そこしか飯食うとこありません。

こっちの方が楽しかったりして。。。