Rotorua(ロトルア)で、MITAI(ミタイ)というMaori(マオリ)族の一つの種族が経営しているMaori Villageに行って来ました。凄く楽しかった。
夕方の、6時半から始まって終わるのは10時過ぎ頃。Dinnerを挟んで、舞台があったり、いろんなMaori文化の話があったり、神聖な湧き水が出るMaori族が代々大切にしてきた原生林の説明があったり。もりだくさんです。その晩だけで、100数十人。なんと世界中の21カ国から観光客が訪れていました。
マオリ・ショーという言い方もあるんですが、何かそれだと温泉地に行って浴衣着て酒飲みながら見る、出し物のショーみたいなイメージがあるから、私はそう呼びたくありません。
もちろん、商業的な催し物ではあるのですが、ニュージーランド人みんなにとって、Maoriの民は、民族的にも、文化的にも、そして歴史的にもとても意味が大きいので、Maoriの文化を知ることはこの国の根幹を学ぶことに等しいことじゃないかと思っています。
Maori族は、ヨーロッパから白人(マオリ語でPakeha)が約200年前に初めてニュージーランドに来た、その数100年前からこの地にいるとされています。伝説はTahitiからカヌーに乗ってやってきたと謳っています。
現在Maoriと称される人々が、ニュージーランド総人口に占める割合は15%程度。若干ですが、増加傾向にあるようです。MaoriとPakehaの混血もたくさんいます。
スポーツの世界でも、Maoriの活躍は目覚ましく、特にラグビーにおいては、Maoriの人々、そしてMaoriの血を引く人々が、All Blacksの中心を成しているといっても過言ではありません。
以前、三浦にいらっしゃる内田正洋さんのお宅に飲みに伺った際、Maoriの話になりました。
内田さん曰く、
「Maoriも、Samoanも、Hawaiianも、そして南九州や琉球の人間も、祖先はみーんな一緒やけん。」
「お前も九州やろが。やけん、はよぉニュージーランド行ってこんか。」
同郷の九州の話に盛り上がったついでだったんですが、ニュージーランド行きについても背中を押されてしまいました。
だから、なのかはわかりませんが、私がニュージーランドにこんなに惹かれるのは、そういった一面があるのかもしれません。
海の神様がいて、山の神様がいて、そしてみんなに生かされている自分がいる。自分を取り巻く自然は「畏い(こわい)」もの。「怖い」でも「恐い」でもなくて、畏敬の念をこめた、「畏い」存在であるという教えは、身近なものに神様を感じる日本人独特の宗教観にとても近いと感じています。魂(spirit)、家族、村、食べ物、大切にしている言葉、そして考え方も似ているのでしょう。そして、Maoriの言葉は、日本人にとっては発音もしやすく、すーっと自分の中に入ってきます。
皆さんが、ニュージーランドに遊びに来て頂ける時までに、Maoriの神聖な戦いの踊り、HAKA(ハカ)もちろんMoariの言葉で踊れるようにしときますね。その為には、まず目の周りの筋肉と舌の筋肉を鍛える必要があるようです。Ka Mate、Ka Mate、、、
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