ニュージーランドにいると、日本人って「濡れる」ことにとても抵抗があるように思えます。
私も、日本にいるときはそうでした。
雨に濡れるのも嫌だったし、シーカヤックしても、あんまり濡れたくないなぁ、なんて思っていたし。
でも、ニュージーランドに来てから、なんか濡れることが楽しくなってきました。
川の中をカヤックやカヌーで遊ぶ時も、わざとひっくり返ってみたり。
雨の森の中、ずぶぬれになりながら歩くのが、なんかうきうきしたり。
マウンテンバイクで泥んこになった後に、近くの川にそのまま飛び込んだり！
ニュージーランドが大好きな、トレイルランナー鈴木博子ちゃんと話している時、
「トレランって、気持ちよく泥んこになれるんですよ！」
と、にこにこしながら話してくれました。
わかる、わかる。
やっぱり、ニュージーランドって、最高に「泥んこ」になったり、「びしょ濡れ」になれるところだよね。
だって、まわりの自然は息をのむほど素敵だし。
それより何よりも、水が信じられないくらい綺麗だから。
ニュージーランドって、雨が降っても洗濯物取りこまない。
だって、雨が綺麗だから。
世界で一番透明度が高い「泉」も、なんとニュージーランドにあるんです！
じゃあ、やっぱりビショビショに濡れながら遊ぶしかないでしょ！
「遊ぶんだったら、真剣に。」
それが、ニュージーランドの合言葉。
濡れるんだったら、本気で Get! Wet!!
「え？マジで？これ、マジで俺がやるの？」
と、本心からためらっている地球探検隊の中村隊長。
そんな隊長と、地球探検隊員4名と一緒に、キャニオニングに行ってきました！
ガイドは、日本にて何年もキャニオニング・ガイドをやっているスコット。
奥様は日本人。だから、日本語も上手です。
みんなでウェットスーツ着てるときに、スコットいわく、
「もう、なにしているの？」
「…」
「…」
「… きっと、奥さんにいつもそうやって言われてるんだねぇ。」
と、陰でささやく隊員たち。
そして…
「おい！」
「いきなりかよ！」
「聞いてねーよ！！」 （by 中村隊長）
セイフティ・チェック、ボディサインの打ち合わせ、そしてアブセイリング（垂直下降）の事前練習。
それらが終わったら、いきなり15メートルのアブセイリング！
「おい！」
「押すなよ！！」
「こっち、絶壁なんだよ！！！」
「おれは高所恐怖症なんだよ！！！！」 （by 中村隊長）
「おい！」
「スライダーってなんだよ！」
「滑り台で11メートルかよ！！」
「ドボン！って、すげぇ音じゃねぇかよ！！！」
「おれ、高所恐怖症だって言ってるだろ！！！！」 （by 中村隊長）
「おい！」
「さちこ、お前いくらしっかり掴まれって言ってもな！！」
「おい、苦しいよ、さちこ！！！クルシインダヨ！！！」
「おい、落ちるよ、落ちるって！！！！」 （by 中村隊長）
渓谷は、綺麗な森の緑と、澄んだ水のささやきに溢れている。
「なんか、まだまだあるみたい！」
「もうちょっと行ってみようよ！」 （by 隊員）
「おい！」
「なんで…、なんで、俺がこんなことやってるんだよ！」
「お、おれは、高所恐怖症なんだぞ！！」
「…でも、なんだか。なんだか、めちゃくちゃ楽しいぞぉーーー！！！」
「ウォーーーーーー！！！！」 （by 中村隊長）
みなさんと一緒に、これでもか！というほど、びしょ濡れになりました。
楽しかったですね。
まさに、「Get! Wet!! ∞ （無限大）」。
ニュージーランドの大自然、ありがとうございました。
また、帰ってきます！
「ウォーーーーーー！！！！！」 （by 中村隊長）
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