投稿情報: 00:03 カテゴリー: Friends, Life in New Zealand, Real New Zealand | 個別ページ | コメント (1)
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またもや停滞です。
先日ブログに書き込みしてからまだ4日間しか経っていません。
2日漕いで、2日停滞です。
明日は漕げそうですが、梅雨前線が九州南部に張り付いていて、それが上下しています。
おまけにどんどん新しい低気圧が東から生まれては・・・
なんか、東京のほうは、いい天気らしいじゃないですか。。。
「遠征」と言うよりは、「旅」の色合いが強くなってきましたが、これも経験です。
今日は、何もない(失礼)延岡を出て、宮崎に戻ってきました。
The Red Expressに乗って1時間弱。すぐですよ。
なんと、そこでまた新たな発見です。
疲れた身体を癒すために、お世話になったのが橘通2丁目にある「いつか治療院」。
なんと60分の施術で3,000円の格安料金体系。
それでいて、本当に上手で丁寧なんです。
そして、お昼は横にある蕎麦屋「そば処 有一天」にていただきました。
ざるそばセット。
地元「新富」のそばで打った手打ち麺と、いなりが2つもついてなんと500円!
実は、この二つのお店とも、障害者の福祉サービス事業の一環なんです。
宮崎市も後援している社会福祉法人「いつか会」という団体が運営しているということを、そばを食べているときに知りました。
ご存知の通り、今回のシーカヤック遠征を通じて、私の母が長く関わっている知的障害者のための療育施設「小金井おもちゃライブラリー」のためのチャリティを皆様にお願いしています。
私の母が常々言っていることは、成長期の療育だけではなく、障害を持つ子供たちが成人したときに「自立する」ための社会的受け皿が必要だということ。
「小金井おもちゃライブラリー」を運営しているNPO木馬の会は、現在作業所の設置を始めています。
そして、宮崎でたまたま入った二つのお店が、その難題に正面から取り組んでいる場所だったんです。
「いつか会」は、昭和62年にご自宅を改装し仮開所。
その後、移転等を経て、平成15年4月に知的障害者小規模通所授産施設として社会福祉法人として認可されました。
現在は、上記の2店舗だけでなく、カフェ、ワインショップ、ピザレストラン、ケーキショップ等を幅広く運営されています。
また、昨年4月には宮崎市の郊外に障害福祉サービス事業所「いつかの杜」をOPENさせました。
この「いつか会」について、NPOの研究を深くされている浅野令子さんが、ブログで以下の書き込みをされています。
=============================
(1)知的障害者の職場の実現に関する事業
(2)知的障害者の安定した生活環境の確保に関する事業
NPO法人「いつか会」は、このふたつの事業に取り組むために設立された。
子どもたちの働く場と生活の場となるビルを所有する。
NPO法人で借金してビルを保有すれば、親が死んでも、子どもたちが生活していける事業が残る。NPO法人の借金は、長期借入金が8割、代表者勘定が2割。入居者の負担金を、高鍋信用金庫への返済に充てている。
==============================
全文は、以下。
http://asanoya.exblog.jp/6820924/
いろんな意味で、今後の障害者の受け皿を考える上で参考になるモデルのように思えます。
もし、機会があれば、ぜひ経営者の武田様とお話してみたいと思いました。
ざるそば、美味しかったですよ。
宮崎にいらしたら是非。
と、いうことで延岡に戻りマース!
明日はきっと大分県です!
投稿情報: 16:55 カテゴリー: Friends, Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (1)
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宮崎にて停泊中です。
いろんな方にサポートしていただいて、もう明日で旅に出てから30日が過ぎることになります。
本当にいろんなことがありました。と言うか、いろんなことがあってます。現在進行形。
旅程的には、最大の難関のひとつと考えていたルート、錦江湾横断から佐多岬をかわし、大隈半島縦断、そして志布志湾横断。
これを終えてホッとしたところがあるかな。
それにしても、黒潮は怖かった。佐多岬から内之浦の手前まで。
岸から見ると、天気が悪かったせいもあるけど、本当に黒潮は黒々として見えました。
それに、波が1.5mとの予報のときも、うねりの中に入ると、そのスピードやパワーがいつもの1.5mや2mの波とは全く違いました。
いくつもある大隈半島の名もない岬を越えるたびに、今回の遠征で初めて、ちょっとした「恐怖」を味わいました。
まだまだですね・・・
昨日、宮崎市の青島漁港に到着しました。
昨日は、漕いでも、漕いでも、ちっとも前に進みませんでした。
汐なのか?風なのか?それとも疲れか?
ずっと雨が降っていたので、目指す岬や島が実際よりも遠く見えます。
なので、岬を回りこむたびに、行く先を見てげんなりしてパワーが落ちてしまったのか。
とにかく、今日は「リフレッシュ休暇」をいただきました。
宮崎は、九州のなかでも、とっても好きな場所のひとつです。
飯はうまい(地鶏、宮崎牛、もちろん魚、果物、焼酎、ラーメン、うどん他)、自然は豊か、そして物価も安い!
夜の繁華街も賑やかですし(今回は関係ありませんが・・・)。
都市には、ちょうどいい規模というのがあるんでしょう。
自然に恵まれている宮崎は、このぐらいの規模の都市が一番いいのかもしれませんね。
お酒はやめているので、悔しいので酒屋に入って地の焼酎をたくさん東京の実家に送りました。
それ飲むためにも、ちゃんと帰り着かないと。
漕いでいる間は、いろんなことを考えます。
鹿児島にいるときには、やはり高校時代にずっぽり熱中していたラグビーのこと。
高校時代のOBを集めて、強いチーム作りたいなぁとか、またニュージーランドでラグビー始めようかな、とか。
あとは、お世話になったいろんな方々。
今回、鹿児島で停滞が長かった際に、実は大事な恩師がお亡くなりになったことを知りました。
高校2年と3年時に担任をしていただいた小野甲子郎先生です。
昨4月15日に息を引き取られたとのこと。
故人のご意向で、あまり多くの方に知らせないようにとのことで、私も学校に行って初めて知りました。
小野先生宅にお電話して、突然ですがお伺いして仏前にお参りしたい旨を奥様の栄子様に申し上げたところ、喜んで迎え入れていただきました。
小野先生は、定年を迎えられた後も73歳まで、計45年間現役の教師として頑張っていらっしゃったそうです。
ご退職されてからも、ずっとお元気だったそうですが、胃癌に侵され、すぐに逝かれてしまったとのこと。
小野先生は、私にとって特別な先生です。
先生は、大学入試の際に、古文2問中の1問、そして漢文2問中の1問をピタリと言い当てられました。
馬鹿だと言われていた私たちの学年が、なんとうちの高校始まって以来の最高合格率。
でも、私にとって先生が「特別」なのは、そんな理由ではありません(もちろんそのお陰で私も合格させていただいたのですが)。
忘れもしない、高校3年生のときの体育祭。
ひとつの種目に「先生ごめんなさい!」というのがあります。
これは、先生をキャスティングして寸劇をやるんです。いわゆる創作劇です。
担任の小野先生は、そのとき齢60歳。甲子園が建設された1924年(大正13年)生まれです。
でも、役どころは不良。学生服を脱ぐとその下には赤い革ジャン。
現役高校生を数人後ろに従えて、おもむろに立ち上がると、その時代に大流行したマイケル・ジャクソンの「Thriller」を踊るんです!
練習のときに、先生にThrillerが入っているカセット・テープ(!)を渡そうとすると、
「マイケルは持っているから。」と断られました。
遠足のバスの中では、
「イブからの手紙を歌います。」
「???」
その曲が田原俊彦の「バイバイ哀愁デート」のB面だと知っていたのは18歳の生徒の中でもごくわずかでした。
下宿訪問で、生徒の部屋に張ってあるポスターを見て、
「バウハウスもこのごろ元気がないねぇ。」
なんて、おっしゃっていました。
そんな小野先生がいなくなってしまいました。
3年前の卒業20周年の同窓会の際にはお元気な姿を見せていただいたのに。
先生のご遺影に手を合わせ、この偶然と先生が与えてくれたいろんな教えと気持ちに感謝して、その場を去りました。
この旅でいろんな人に出会いました。
そして、今度は貴重な「さようなら」をお伝えする機会もいただきました。
ありがとう、旅の神様。
投稿情報: 17:19 カテゴリー: Friends, Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (5)
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鹿児島県に入ったのは、5月23日(金)。
天草の立海水浴場から黒ノ瀬戸を通り、お昼ごろに阿久根の脇本海岸に到着しました。
それから10日以上経った今でも、まだ鹿児島にいます。
梅雨前線が、九州南部に張り出してきて、その後は台風5号が接近。
5号が東へ逸れてくれたと思ったら、その影響で南下していた前線がまた押し上げられて九州へ。
今日は、鹿児島から種子島を結ぶ連絡船も悪天候のために、一部運休。
昨晩は、これから向かう佐多岬の灯台では風速21m/秒を記録。
私の実力と経験では、太刀打ちできません・・・八幡さんじゃあるまいし。
でも、停滞も仕方ないですよね。
いつも思うのは、「偶然は必然である」ということ。
いろんな方々に支えられて、ニュージーランドに移住まで出来ちゃった私たちだから、偶然(必然)の出会いや、重さについては、十二分にわかっているつもりです。
今回の停滞にしても、「この日にしかお会いできないからヨカッタァ」っておっしゃっていただいた方が、向所(むかいじょ)さん、安藤さん、野元さん、そして下宿のおばさん。
停滞中に母校に行ってみたら、たまたま年一回の文化祭が開催されている日だったし。
なんか、すごくないですか。
今回の停滞中に出会った一冊。
柳田邦男著 「壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への決別」
その中に、「効率主義」の功罪が書かれています。
私自身、高校、大学、そして社会人第一部(15年)は、効率主義の最先端をいっていました。
「効率至上主義」が当然のことであり、頭の回転が速くて、それを「すぐに」実行できることが偉いことだと思っていました。
実は、そんなことないんですね。。。
「得るものがあるということは、失っているものがあるということ。」と柳田先生がおっしゃっています。
そんなことを考えられる時間をいただいている、素晴らしい旅だと心から思っています。
あと600kmから700km。
まだまだだけど、半分過ぎると寂しくなるのかもしれません。
遠征の詳細は、以下のWeb Siteでアップしています。
このごろ、食べ物の話だけなのですが。
http://blog.goo.ne.jp/teamsun/e/d0782979c55afd4d1e9fcf001db28602
チャリティについても、ご協力お願いいたします。
焦らず、急がず、頑張ります。
宮崎にも、たくさん美味しいものがあるし・・・
投稿情報: 14:24 カテゴリー: Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (0)
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「長崎は、今日も雨だった・・・」
なんて言うと、本当に年がばれますね。
別にばれても構わないのですが。
今日の長崎は、雨はたいしたことないのですが、昨日から強まった南風のせいで波の予測が2.5m。
長崎港にもうすぐの場所(式見)ですので、そんなに波は立たないと思いますが、大事をとって今日は初めての休養日としました。
マッサージに行って、ゴォーゴォーいびき掻いて寝ていました。
明日は、波も収まるとの予測ですので、長崎半島の先端にある野母岬を目指します。
岬をかわして、脇見まで行ってそこで停泊予定です。
その後待ち受けるのは、最初の難関、長崎半島から天草の富岡までの海峡横断です。
実質25km程度。
南から風を受けるとなると、私の力では6時間程度漕ぎ続けないといけないかもしれません。
今日は、雨が降りしきっていますので、今後の天候の回復を願っています。
長崎では、対馬でシーカヤック・ガイドをされている岩永さんにお世話になっています。
ご自身、2年前には九州一周を成し遂げられ、その後は本州一周、四国一周、そして今年の6月には北海道一周を計画されています。
すごいですよね・・・
昨晩は、お手製のちゃんぽんをご馳走になり、今日は稲佐山の見晴台まで連れて行っていただきました。
ありがとうございます。
各地で、いろんな方にお会いできて、本当にお世話になっています。
ありがたい限りです。
まだまだ、先は長いのですが、無理せず、気負わずがんばりたいと思います。
応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。
それでは!
旅の模様は、以下のブログで毎日更新しています。
また、チャリティ・パドリングの詳細、お問い合わせ、お申し込みもこちらからお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/teamsun/
投稿情報: 16:05 カテゴリー: Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (1)
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朝起きてみたら、福岡の空は晴天。風も収まったようです。
バタバタと準備をしたこの数日間。
また、いろんな方々に、とても優しく、暖かい励ましのお言葉を頂いた数日間でもありました。
いよいよ、本日の午後より、九州本島を一周するシーカヤック単独遠征に出掛けます。
総漕行距離は、約1200km。
40日間をかけて、反時計回りに、ゆっくりとパドリングします。
一日あたり、40km程度、8時間から10時間ほど漕ぐ予定です。
本日は、福岡市西区、今宿の外れにある「海面クラブ」を出発して、糸島半島の西の芥屋(けや)まで、20km程度漕ぐ予定です。
海況を見て、台風の影響がまだ濃く残っているようでしたら、出発は明日に延期です。
多分いけるでしょう。
今回の遠征に際して、知的障害を持つ子供たちのためのチャリティを行います。
詳しくは、以下のサイトをご参照ください。
大学ラグビー部の同期、前川君が始めた「チーム・サン」と一緒に活動しています。
http://blog.goo.ne.jp/teamsun/c/44574eee15ae66acabd8fbe6a6d81798
皆様のご協力を、お願いしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
大好きなお酒も、遠征準備中の今はすっぱり絶っています。
ストイックになるつもりはまったくありませんが、身体を綺麗にして海に向き合いたいと思っています。
狭い海峡、飛び出した岬、長く続く浜辺、そして荒波、突風など。
航海中は、当然厳しいこともたくさんあると思います。
それでも、九州の素晴らしさを海の上から再発見できる喜びに今からウキウキしています。
ニュージーランドの自然も圧巻なんですが、きっと「日本にもこんなに凄いところがあるんだ!」と心から感動するんだと思います。
予定通りに航海できれば、博多港に6月下旬に戻る予定です。
無理せず、気負わず頑張ります。
それでは。
行ってきます!
投稿情報: 07:27 カテゴリー: Life in New Zealand, Real New Zealand, Seakayak | 個別ページ | コメント (9)
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日本では、先月末に三重県の尾鷲市で「シーカヤック・アカデミー」が開催されたと伺っています。
主催者の中でも、中心になって頑張っていらっしゃる森田渉さんは、昨10月に宮古島から石垣島まで横断した同士の一人です。
きっと、盛会だったんでしょう。
内田さん、柴田さん、八幡さん等々、錚々たる面子が集まられたようですね。
ニュージーランドでも、2年に一回、Coastalbustersという団体が主になって、「Seakayaking Symposium(シーカヤック・シンポジウム)」が開催されます。
今年は、2月29日(金)から3月2日(日)まで、Auckland(オークランド)の市街地からハーバー・ブリッジを渡ったノースショアのミルフォードという住宅地の町、そこの学校を借り切って行われました。
一言で言うと、まさに「ニュージーランドのシーカヤック文化」に触れて、ただただ驚嘆してしまいました。
参加者は、関係者等を含めると250名以上。
8名一組の「ポッド」と呼ばれるチームを作るんですが、それがなんと24チーム!
・・・ところで、「ポッド」って何ですか?
イルカが群れを成すときに、何匹かでグループを成すらしいんですが、そのグループのことを「ポッド」というらしいです。
各国から、著名なカヤッカーも多々ゲストで呼ばれてきています。
金曜日は、この人たちが講演。
Jim(ジム)とDeb(デブ)は、アメリカのカリフォルニアから来てくれた「Tsunami Rangers(ツナミ・レンジャーズ)」の中心人物のお二人です。
ツナミ・レンジャーズとは、シーカヤックの中でも、いわゆる「Extreme Sea Kayaking」というものを極めるために出来た選抜されたメンバーで構成されたグループです。
いろんなビデオや、本で紹介されています。
見せてくれたスライドショーの一部はこんなんです。
会場には、John Dowd(ジョン・ダウド)をして、「今、生きているシーカヤッカーの中で一番すごいやつ」と言わしめたPaul Cafyn(ポール・カフィン)もいます。
ご存知の方も多いと思いますが、数々のシーカヤック遠征を完遂した冒険家、かつ地学者です。
日本列島を、90日という短期間で一周されました。シンジラレナイ・・・
ポールと記念写真を一緒に。
たくさん日本語覚えていましたよ。「リョウシ、テイキアツ、マンチョウ、カンチョウ・・・」
土曜日は、朝の7時半からコーヒー・タイムでの談笑から始まります。
最初のスピーカーは、Mark Jones(マーク・ジョーンズ)。
マークは、南極大陸をシーカヤックで遠征した数少ない冒険家の一人です。
今は、オークランドのAUTという大学でアウトドア・スタディの講師を務めています。
スピーチのあとに、彼の遠征の写真集を購入して、サインをしてもらって(ミーハーですな)、記念写真です。
スピーチの時は、感じなかったんですが、やはりかなり厳しい、妥協の無い人格の雰囲気が伝わってきました。
8時45分からは、4つのクラスに分かれて、いろんなテーマで話があったり、ディスカッションがあったり。
例えば・・・
全部で、20以上のクラスが用意されているんです。すごいよね。
ポールは、つい最近行ってきたグリーンランドの東海岸のカヤック遠征のツアーについて話をしました。
ポールは、現在南島の西海岸(何もないところ)に住んで、KASK(Kiwi Association of Sea Kayakers)というシーカヤックの安全を提唱するシーカヤッカーの団体を運営しています。
ニュージーランドに現存するカヤックの数は、なんと!40万艇。
この国の人口が、400万人強ですから、10人に一艇カヤックを持っている計算になります。
???
「本当ですか?ポール?」
「そうなんだよ。だから事故も増えてきて。それだからやりだしっぺの俺がKASKやらざるを得ないんだよ。」
とのことでした。
それにしてもすごい。
午後4時過ぎからは、ポッド毎に競う、「Lake Edge Session」。
いわゆる会場の裏にある湖で、いろんなカヤックにまつわるゲームをチームごとにやるんですね。
でも、200人ですからね。すごい迫力です。
私は、岸からドローストロークで沖のブイまで行って、そこでわざとチンして、そこからパドルをもって泳ぐ!!
一番きついパートをやらせていただきました。
私たちのポッド・メンバー。
盛り上がりだけだったら、確実に一番でした。
土曜日のセッションは、まだ続きます。
夕食をとったあと、コーヒーを飲みながら、オーストラリア大陸を一周している女性シーカヤッカーのSandy Robson(サンディ・ロブソン)の話を聞きました。
20000キロ。一日20キロ漕いで、1000日・・・
サンディは、明るくて可愛い女性で、「この遠征をやりたいために腰の手術をしたのよぉ。」なんて。
歳も私と一緒ぐらいなんだよなぁ。すごい。
是非、今も続いているサンディの挑戦、以下のHPを見てください。
FAQ(よくある質問)が面白い。「サメに襲われたこと無いの?」とか・・・
https://netstorage.penrhos.wa.edu.au/slap/index.html
翌日に、サンディーと一緒に撮った写真です。
最終日の日曜日。
オークランドから一時間ほど北上したSullivan's Bayという本当に綺麗なビーチで実技のセッションです。
壮観・・・
なんていったって、200人以上の人が自分のカヤックを持ち寄ってくるんですから。
こんなにたくさんのシーカヤックを一度に見たことありません。
最初に、マップをもらい、いろんな岸に上がったらそこでいろんなタスクがあります。
レスキューしたり、どんな装備が必要かいろんな話をしたり。
みんなが、本当にシーカヤックを好きなんだなぁって感じでした。
ポッドで一緒だったChristchurch(クライストチャーチ)から来ていたJohn(ジョン)は、かなりのツワモノ。
真ん中の黄色の帽子の方です。
確実に、そこら辺のガイドよりも、全然、知識、体力、そして経験とも勝っています。
新しいTレスキューを教えてもらいました。パワフルかつプラクティカル。
そして、GPSつきのビーコンも。これは、もう買いました。
ニュージーランドのシーカヤック文化の広がりと、その深さ。
そしてそれを楽しむ老若男女の人々。
本当に素晴らしい。
その素晴らしさに触れた3日間。
2年後の2010年にも、必ず行こうと思います。
みなさんも、是非ご一緒にいかがですか?
3月8日、クイーンズタウン、曇りのち晴れ。
いよいよ待ちに待ったMTBレース、「Motatapu Icebreaker」の日がやってきました。
日本からはるばる遠征していらっしゃった足立さんと、丸田君、そして私の3人が「日本代表!」として頑張ることに(ウソ)。
でも、こんな形で日本人がまとめて参加するのは、今回が本当に初めてじゃないかな。
総参加人数はなんと2000人!
いまや、ニュージーランドで一番大きいMTB大会になりました。
宿泊地のクイーンズタウンから、MTBを積んでスタート地点のWanaka(ワナカ)まで向かいます。
覗いている二人は、私の従兄弟。
20歳以上も年下ですが。
今回は、観光でニュージーランドに来ていて、車の移動も手伝ってくれました。
後日、おじさんたちが就職指南と言いながら、朝の4時まで飲みに付き合いさせました。
空は、どんよりと曇り空です。
でも、予報は日中は晴れ。
まさに、そのとおりでした。
出発前の記念撮影。
みんな180cm以上あるから大きいよね。
足立さん、脚長くない? 腰の位置が違う。
ワナカまでの道のりも綺麗です。
Cardorona(カードローナ)というスキー場の近くを通ります。
そこでは、夏の間はリフトを使ってMTBをやれたりします。
リフトを使って、ダウンヒルだけの6時間耐久レースとかね。
朝焼けに映える景色。綺麗です。
スタート地点は、ワナカから10kmほど離れた郊外にぽつんとあるキャンプ場から。
キャンプ場は、ワナカ湖のほとりにあります。標高311m。
徐々に人が集まってきました。
なんと言っても2000人ですから・・・
足立さん、「必勝」を背にしょってレースに臨みます。
でも、実際はレース・モードで走るのはトップの100人程度。
後は、自分のペースで走ります。
だって、目の前を通り過ぎる風景が、それは信じられないくらい凄いから。
早く走りすぎるのももったいない。
スタート地点も、こんな感じ。
年齢別のカテゴリー、若いのから順番に。
でも、最初の1km程度はクルーズ。
そして・・・
「そこのマットを通過すれば、スタートです!」
レース・スタート!
でも、誰もダッシュなんかしない。
50kmもあるんだもの。
ここで急いでもね。
山の中へ続く一本道。空は青。
上り坂のうえから見ると、こんな感じ。
最高到達点は標高887mです。
谷の左のほうに道が見えるけど。
見えるかな?
コース上で、いくつの川を渡ったんだろう。
多分二十はいってるな。
水温が冷たくて、濡れた足が冷えちゃうんです。
でも、そんなこと言ってられません。
下の写真、なんか九州のなめとこみたいじゃありませんか?
それにしても、綺麗な川ですよね。
4箇所ある補給所。
最終補給所にいたノリノリのお姉さん。
こういうの癒されます。
後半に現れる峡谷。
左の山腹にトラックがあるの、見えますか?
近くまで走るとこんな感じです。
これからゴールまでずっとダウンヒルです。
坂の途中で、一回ひどく転倒してしまいました。
そして、また川。
これは、結構深いですね。
無理に乗ろうとすると・・・
ゴール地点は、昔の金鉱の跡、アローズタウン。
クイーンズタウンの郊外です。
ゴールに入ると、なんか50kmがすぐに終わっちゃった感じです。
足立さん、ゴール後の満足な表情です。
それとも、ちょっと疲れ気味?
ゴール地点は、まるでお祭り会場状態。
いろんなテントも出ています。
マッサージ・テントとかもあるんですよ。
「Motatapu Icebreakers 2008」
3人とも、こんなに素晴らしい景色のコースだとは知らなかったので・・・
だから、どうしても記念写真は、みんなにやけてしまいます。
足立さん、来年も走りましょうね。
投稿情報: 01:01 カテゴリー: Adventure Race, Life in New Zealand, MTB, Picturesque, Queenstown | 個別ページ | コメント (5)
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さて、中間地点の休憩所を出発。
引き続き見える入江の風景は、息を呑むばかり。
少し行くと、そこは小さなHavlock(ハブロック)という町。
グリーン・マッスルがたくさん養殖されていることで有名です。
日本でいうムール貝を大きくしたような貝です。
ホワイト・ワインとニンニクで蒸して食べると・・・すごく美味しいんです!
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/07/post_3b63.html
実は、ここでカメラを持っている人達に優子がインタビューされました。
後で聞いたら、このインタビュア、スティーブ・ガーニーだったんですって。
そう、コースト・トゥ・コースとで10連覇した超人です。
優子が日本人だったから珍しかったのかな。
ハブロックからは、ワイナリーに戻る内陸の道。
両サイドは、ちょっと乾いた感じの小高い山々。いい雰囲気です。
登りだけど、もう少し。頑張って。
ゴール直前。
「Smile!! (笑って!)」のサインが。
そして、いよいよワイナリーの中へ。
ぶどうの樹木の間を駆け抜けます。
ゴール!
やったね。101km、見事に完走です。
ワイナリーだけど、やっぱり最初はこれからでしょ。
ここまでが、サイクリングの部。
ここからが、グレープライドの真骨頂。本当の盛り上がりを迎えます。
抽選で選ばれた100名の女子。
お揃いのTシャツ着て、何を待っているのかな。
目の前には、大きな樽が。そして中にはピノ・ノワール。
そう、今から始まるのは、古式のワイン作りの一行程。
ぶどうを処女が踏むといいお酒ができるという、その名残を取って、選ばれた100名のことを「Grape Virgin」と呼びます。
名前は、可愛いけど、すごいよ、これ。
こんなにぐちゃぐちゃ。
こんなに楽しそうなのに、優子が、黙っているわけありません。
「もちろん」、グレープ・バージンです。
きゃーーーーーーっ!
グレープ・バージンの方々は、翌年参加すれば、この樽から出来た本当のピノ・ノワールがもらえるんです。
表彰式。
70歳代部門とかもあるんですよ。
すごすぎる。。。。
私たちのお友達、Nathan Faavaeも表彰されています。
2周、202kmを4時間ちょっとで走っていました。
優子と私は、その半分を4時間20分かかっていたのにね。
日も傾いてきて、ちょっと涼しくなってきたかな。
でも、みんなまだ興奮冷めやらぬ。
芝生の上でいい気持ち。
最後に、イベントの主催者、Top of the Southのグレープ・ゴンゾーことPeteと一緒に記念写真。
イベントで見かけたら、「ゴンゾー」と呼んであげてください。
私と、丸田君の間にいる親父です。もと警察官です。
綺麗な秋空の下、みんなが気持ち良さそうに帰っていきます。
「来年もここで会おうね!」
ぶどうと、綺麗な空と、澄んだ海。
いっぱい体験した一日でした。
「ねぇ。早く帰って、ワイン飲もうよ。」
「もちろん。優子、今日は本当に良く頑張ったもんね。」
この「フォレストエステート・グレープライド」、2008年の参加者を募集しています。
あの白戸太郎さんも参加するツアーは、日本を4月9日(水)に出発です。
詳細は、こちらです。
http://www.cyclestyle.net/special200801d/
爽やかな秋空の下、皆様の参加をお待ちしています。
投稿情報: 19:36 カテゴリー: Life in New Zealand, Marlborough, Real New Zealand, Road Bike, Wine | 個別ページ | コメント (0)
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ぶどうの実が美味しそうな紫色に熟す頃。
ニュージーランド・ワイン最大の産地マルボロで、最高に楽しいサイクル・イベントが行われるんです。
その名も、「フォレストエステート・グレープライド」。
フォレストエステートは、マルボロでも有名どころのワイナリー。
そのワイナリーが、ワイン畑の一画をスタートおよびゴール地点として提供して行われるのが、このサイクル・イベントです。
なんか、それだけでも楽しそうでしょ。
マルボロは、ニュージーランドでも日照時間が一番長い地域の一つです。
ですから、いいぶどうが取れるんですね。
マルボロは、ソビニョン・ブランという白ワインの品種で、一躍世界でも有名になりましたが、この頃はブルゴーニュと同じ赤ワインの品種、ピノ・ノワールの評価も高くなってきています。
ワイナリーを出発して、クイーン・シャーロットまで行って帰ってくるループコースは101km。
高低差もあんまり無いから、本当に気持ち良く走れちゃいます。
さて、このグレープライド、何が楽しいかって?
それは2007年大会に参加した、妻の優子の一日を見ていただければ解っていただけるんじゃないかな。
2007年3月24日
(2008年の開催日は4月12日(土))
朝焼け。
妻の優子は、まだ寝ています。
イベント当日でも大丈夫。寝るのは大得意です。
綺麗ですよね。
スタート地点に向かうと、もうたくさんのサイクリスト達がいました。
それもそのはず。
2300名以上のサイクリストが集う、ニュージーランド南島最大のサイクル・イベントなんです。
スタート前の記念写真。
おそろいのデローザ。東京のなるしまフレンドで購入しました。
私は、今日は優子のサポートです。
優子はちょっと緊張気味。
周りには、いろんな人がいます。
タンデムの名物ご夫婦。
こう見えても、結構早いんです。
車椅子で、参加する方もいらっしゃいます。
めちゃくちゃ早いんです。
そんな感じでしょ?
日焼け止めのクリームを配っているおばさん。
そう。ニュージーランドは紫外線が強いから。
今日みたいに最高の天気のときは気をつけないとね。
配っているのは、皮膚がん予防のチャリティー団体の方々です。
さぁて。
いよいよスタート間近です。
でも、あんまりキリキリした感じじゃないなぁ。
申告タイムの早い順に、順々にスタートなんですが、ほんとに自己申告なんです。
「4時間で走る人!手を挙げてください!」
「ハーイ!」
これが、スタートライン!?
和やかな、田舎な感じで、いざスタート!
最初は、ワイナリーのブドウ畑の真ん中を走ります。
公道に出ると、最初の十数キロは道路閉鎖。
気持ち良く飛ばせます。殆ど真っ平らだし。
がんばれ、優子。
集団についていければ40kmを超えるスピードで走れるんですが、ちょっとした登りになるときついのかな?
でも、頑張ってくらいつく優子です。
マルボロから北上すると、南島の海の玄関、ピクトンという小さな港町に。
そこを越えると、「ニュージーランドで一番綺麗なドライブウェイ」と言われるクイーン・シャーロット・ドライブへ。
入江沿いの道だから、ちょっとアップダウンが出てきます。
あら、さっきのタンデム!
優子、抜かれてるよ。
でも、急ぐ必要ないしね。
それにしても、綺麗な入江の風景だね。
ここから見える海は、クイーンシャーロット・サウンドです。
優子は、降りは早いんですよ。
さて、ハブロックの入江、ケネプル・サウンドが見えてきました。
60km地点の補給地がもうすぐです。
やったー。補給地だぁ。
でも、登りも(と言っても100mちょっとですが)一回も降りずによく頑張ったよね。
ちょっと、腹ごしらえしたら、また出発。
もうアップダウンはないから。
ゴールしたら、楽しいアフター・レースファンクションが待っているよ。
もうちょっと!ガンバレ!
次回へ続きます!
この「フォレストエステート・グレープライド」、2008年の参加者を募集しています。
あの白戸太郎さんも参加するツアーは、日本を4月9日(水)に出発です。
詳細は、こちらです。
http://www.cyclestyle.net/special200801d/
爽やかな秋空の下、皆様の参加をお待ちしています。
投稿情報: 20:29 カテゴリー: Life in New Zealand, Marlborough, Real New Zealand, Road Bike, Wine | 個別ページ | コメント (0)
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