ぶどうの実が美味しそうな紫色に熟す頃。
ニュージーランド・ワイン最大の産地マルボロで、最高に楽しいサイクル・イベントが行われるんです。
その名も、「フォレストエステート・グレープライド」。
フォレストエステートは、マルボロでも有名どころのワイナリー。
そのワイナリーが、ワイン畑の一画をスタートおよびゴール地点として提供して行われるのが、このサイクル・イベントです。
なんか、それだけでも楽しそうでしょ。
マルボロは、ニュージーランドでも日照時間が一番長い地域の一つです。
ですから、いいぶどうが取れるんですね。
マルボロは、ソビニョン・ブランという白ワインの品種で、一躍世界でも有名になりましたが、この頃はブルゴーニュと同じ赤ワインの品種、ピノ・ノワールの評価も高くなってきています。
ワイナリーを出発して、クイーン・シャーロットまで行って帰ってくるループコースは101km。
高低差もあんまり無いから、本当に気持ち良く走れちゃいます。
さて、このグレープライド、何が楽しいかって?
それは2007年大会に参加した、妻の優子の一日を見ていただければ解っていただけるんじゃないかな。
2007年3月24日
(2008年の開催日は4月12日(土))
朝焼け。
妻の優子は、まだ寝ています。
イベント当日でも大丈夫。寝るのは大得意です。
綺麗ですよね。
スタート地点に向かうと、もうたくさんのサイクリスト達がいました。
それもそのはず。
2300名以上のサイクリストが集う、ニュージーランド南島最大のサイクル・イベントなんです。
スタート前の記念写真。
おそろいのデローザ。東京のなるしまフレンドで購入しました。
私は、今日は優子のサポートです。
優子はちょっと緊張気味。
周りには、いろんな人がいます。
タンデムの名物ご夫婦。
こう見えても、結構早いんです。
車椅子で、参加する方もいらっしゃいます。
めちゃくちゃ早いんです。
そんな感じでしょ?
日焼け止めのクリームを配っているおばさん。
そう。ニュージーランドは紫外線が強いから。
今日みたいに最高の天気のときは気をつけないとね。
配っているのは、皮膚がん予防のチャリティー団体の方々です。
さぁて。
いよいよスタート間近です。
でも、あんまりキリキリした感じじゃないなぁ。
申告タイムの早い順に、順々にスタートなんですが、ほんとに自己申告なんです。
「4時間で走る人!手を挙げてください!」
「ハーイ!」
これが、スタートライン!?
和やかな、田舎な感じで、いざスタート!
最初は、ワイナリーのブドウ畑の真ん中を走ります。
公道に出ると、最初の十数キロは道路閉鎖。
気持ち良く飛ばせます。殆ど真っ平らだし。
がんばれ、優子。
集団についていければ40kmを超えるスピードで走れるんですが、ちょっとした登りになるときついのかな?
でも、頑張ってくらいつく優子です。
マルボロから北上すると、南島の海の玄関、ピクトンという小さな港町に。
そこを越えると、「ニュージーランドで一番綺麗なドライブウェイ」と言われるクイーン・シャーロット・ドライブへ。
入江沿いの道だから、ちょっとアップダウンが出てきます。
あら、さっきのタンデム!
優子、抜かれてるよ。
でも、急ぐ必要ないしね。
それにしても、綺麗な入江の風景だね。
ここから見える海は、クイーンシャーロット・サウンドです。
優子は、降りは早いんですよ。
さて、ハブロックの入江、ケネプル・サウンドが見えてきました。
60km地点の補給地がもうすぐです。
やったー。補給地だぁ。
でも、登りも(と言っても100mちょっとですが)一回も降りずによく頑張ったよね。
ちょっと、腹ごしらえしたら、また出発。
もうアップダウンはないから。
ゴールしたら、楽しいアフター・レースファンクションが待っているよ。
もうちょっと!ガンバレ!
次回へ続きます!
この「フォレストエステート・グレープライド」、2008年の参加者を募集しています。
あの白戸太郎さんも参加するツアーは、日本を4月9日(水)に出発です。
詳細は、こちらです。
http://www.cyclestyle.net/special200801d/
爽やかな秋空の下、皆様の参加をお待ちしています。
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