My Life, My Real Adventures

St. Heliers Bayの夕陽

以前父親と歩いた、Aucklandの街中にあるトレッキング・コース「Point England Walk」。

http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2007/04/post_dc3a.html

　

この間、妻と一緒に歩きました。

天気がいいからって、ふらっと出掛けれるところがいいですよね。

家から歩いたから15km以上あるのかな。

4時間ぐらいかけて、ゆっくり歩きました。

　

ゴール地点のSt.Heliers Bay(セント・ヘリアス・ベイ)に着いたのは、もう6時前。

ちょうど夕暮れの時間。

なんか夕陽が、「頑張りましたね｣と言ってくれているようで、ご褒美のようでした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

左手には、遠くAucklandの市街地も見えます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

この頃は、気候が安定していて海も穏やかです。

目の前に見えるRangitoto島までは6km程度。

今度Seakayakで行って みようかな。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

もうすぐ陽が暮れますね。

今週も健やかな日々でありますように。

　

　

　

　

　

ロゲイニング @ Piha

Rogaining!

　

先日、Aucklandの西にあるサーフィンのメッカ、Piha(ピハ)で開催されたロゲイニングの草大会に出場してきました。

Team Land of CLOUDSで一緒に出場してくれたのは、丸田君が帰国中に新戦力となってくれている「いつも嬉しそうな」岡田愛ちゃんです。

屋久島で7年間自然ガイドをやっていたツワモノです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

草大会とは言え、参加者はざっと見回してみても200名以上はいたかな。

レジストレーションをする公民館？も人で賑わっています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

12時のスタートの一時間前からレジストレーション開始。

みんな、一生懸命地図を覗き込んで戦略を練ります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

これが地図。

山があって、森があって、そして海があって。

町？にはガソリン・スタンドさえありません。でもサーフショップは3件ぐらいあったかな。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

　

　

　

　

本当は、地図なんてのっけちゃ駄目なのかもしれないけど、まぁニュージーランドの草大会ということで。

でも、正直そんなに厳しくないみたいですし。

　

最初に見たときは、

「えぇ？こんなに走れないよ。」

と、思いましたが、これは同日にあった6時間バージョンも同じ地図を使っているんですね。

　

見てもらったら判るけど、海岸線にもたくさんポイントがあります。

でも私たちはやっぱり山へと走り入ることにしました。

　

えっ？ロゲインって何?って？

オリエンテーリングの変型判です。というか、進化版というのかな。

それぞれのコントロール・ポイントにスコアがあって、やっぱり到達が難しいところは点数が高かったり。

「86」とか、「43｣とかあるけど、下一桁は無視して、それぞれ80点、40点です。

コントロールを回る順番は、チームの判断で。

そして合計点が高いチームが勝ち。

制限時間にゴールできないと、一分ごとに10点の減点!厳しいよね。

同じ得点だと、早くゴールした人の勝ち!です。

　

スタートがまた、草大会っぽいですが、地面から1m程の高さの紐にそれぞれのチームのスコア・シートが洗濯ばさみで留めてあります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

それを見つけて、手にしたらスタート!

私たちは、スタート地点から南西に川沿いに降りて最初のコントロールまで。

その頃はまわりにうようよと人がいるんだけど。

　

おぉ、結構いいペースじゃないの。

山の中でも、とても嬉しそうな愛ちゃん。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここら辺は、Auckland市の管理下の公園(Reserve)です。

よく管理されているし、トラックが本当に入り組むようにたくさんあるんです。

サインもきちんとあるしね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、Pihaって言えば海だよね。波だよね。そして、Lion Rock。

海岸にいきなりガーンって立っています。

遠くからも、見えます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そこにも、コントロールがあるんです。70点。そりゃ行くでしょ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

次のコントロール・ポイントも海岸線。

前に行くチームが波のしぶきでちょっと霞んで見えます。

凄い波だったから、さすがにサーファーいなかったな。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

愛ちゃんも、ちょっと疲れ気味。頑張れ!

　

　

　　

　

　

　

　

　

　

ゴールまで、あと一山超えるだけ。

ここを通れば140点ゲットできるから。頑張ろう!

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

よっしゃー、ゴール見えてきたからもう一回走ろう!

前の女子高校生チーム、抜くぜー！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

抜けませんでした。。。

しまいには、前の女子高生に「自分のゼッケン番号を大きい声で言わないといけないのよ。」と指図されました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

いやぁ、それにしても楽しかった。

3時間なんて、もうあっという間。もっと走りたかった。山の中にいたかった。

でも、本当に自分は山の中を走るのが大好きなんだって再確認しました。

　

レースの後は、ピザとホットドッグが振舞われます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ピザは、一人一切れ。ホットドッグは一人一本だよ!

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

私たちは制限時間の10分以上前にゴールしたから、余裕ありました。

でも、制限時間いっぱい、ぎりぎりの人はもうダッシュです。もちろんです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

こんな人たちも、ダッシュ!です。

「パパ!降ろして。私自分で走った方が全然速いから。早く走れないの?パパ！」

って感じでしょうか。

　

　

　

　　

　

　

　

　

凄いのは、こんな家族まで。

いくつですか?その彼女。そうですよ、その背中の赤ちゃんですよ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、この人だけではありませんでした。赤ちゃんがバウンスしていたのは。

凄いよね。

　

一番凄かったのは、そして素晴らしいと思ったのは、お母さんと子供二人。そして義理のお母さんとのチーム。お祖母ちゃんはどう見ても70歳超。

3世代で、ロゲインです。

こんなに森の中を走る、歩くってことがみんなの間に浸透しているんですね。

本当に素晴らしいことですよね。感動しました。

　

みんながゴールしたら表彰式。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、優勝した人たちには「I Love PIHA　♥」のステッカー、時価200円のみ。

参加者にはクジ引きで、シューズの引換券。POLARの引換券。

たくさん当たっていました。でも、私たちには何にも当たりませんでした。。。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

とっても、面白い一日でした。

山の中走るのやっぱり気持ちいいですね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

オークランドの街中のトレッキング･コース

ニュージーランド最大の都市Auckland(オークランド)。人口は150万人。でも、高層マンションが乱立しているわけではないので、都市の面積は広大。

ある人は、アメリカのロサンジェルスに匹敵する広さだとか。そこまで広いのかどうか疑問だけど、でもただっぴろく広がっている感じはします。

　

だけど、やっぱり緑は多いんだよね。高い建物が少ないから日本の同じぐらいの人口を持つ街、福岡や札幌に比べても空が広いよね。

　

そんなAucklandの住宅地を縫うようにあるのが、岬の名前を取って「Point England (ポイント･イングランド)ウォーク」と呼ばれるトレッキング･コース。

全長11km以上あるから、一日で歩くんだったら結構いい距離です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

先日、父が遊びに来ていたときに二人で一緒に歩きました。

家を出発したのは、午前9時ごろ。天気はちょっと曇りだけど上々。気持ちいい夏日でした。

　　

　

　

　

　

　

　

　

住宅地を歩いていくと、ありました、ありました。

国道(こちらではState Highway、SHって書いてあります)6号線の脇にトレッキング･コースの入り口が。

　

　

　

　

　

　

　

　　

これってトレッキング･コースって言うか牧場のあぜ道じゃない。

でも、Aucklandのど真ん中にこんなとこがあるんですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

牧場ですから、もちろん牛や、馬も居るんです。

　

　

　

　

　

　

　

　　

時に、道路に出てくるとこんな感じでマオリ風のオブジェが飾られたりしています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

トレッキング･コースは、風景がどんどん変わっていくから面白いんです。

人の家の裏庭で洗濯物干しているのを見ながら歩いたと思ったら、牧場だったり、ちょっとしたうっそうとした森の中に入ったり、丘に上がったら海が見えたり。

　

　

　

　

　

　

　

　

「プケコ注意!」の看板があったら、そのすぐ後に歩いていましたプケコ。

ニュージーランドの国鳥のキウィと同じく羽根が無くて飛べない鳥の一種です。

イギリス人たちが、狩猟の的として持ってきた動物が入ってくる前は鳥の天敵がいなかったからニュージーランドは飛べない鳥がたくさん居るんです。

可愛いですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

海岸線を歩くと、マングローブのうっそうとした林が。

満潮に近かったから、歩いて向こう岸に行くことは出来ませんでした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

白い花が咲いているのかなと思って近づいてみたら、なんかつぼみ？みたいなものでした。

なんだろう。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

またまた牧場の真ん中を突っ切ります。牛さんごめんなさい。

ここは、MTBも進入OKの牧場?です。

WalkerとBikerが譲り合って使うトレイルっていいですよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

ゴール地点近くの丘を登るとAuckland湾に浮かぶRangitoto(ランギトト)島が遠くに見えます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Aucklandの街も遠くに見えてきたよ。雲が綺麗だよね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

お父さん、よく歩きました。ゴールのSt.Heliers(セント・ヘリアス)です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここのビーチには、お気に入りのCafeがあるんだ。

そこで遅めの昼飯を食べてから帰りましょう。お腹減ったよね。

Nelson Lakes 国立公園 － 静寂の湖

Nelsonの周りには、3つのNational Park、いわゆる国立公園があります。

シーカヤックや、コースタル・トラックが有名なAbel Tasman(エイベル・タズマン)国立公園。

Heaphy Track(ヒーフィー・トラック)で有名なKahurangi国立公園。

そして、Lake Rotoiti（ロトイティ湖)と、Lake Rotoroa（ロトロア湖)の二つの湖が有名なNelson Lakes(ネルソン・レイクス)国立公園。静寂という言葉を身体で感じることが出来る場所です。湖の水の美しさとビーチ・フォレストの中で鳴く小鳥たちの澄んだ鳴き声がそれを引き立たせます。

　

ベースになるのは、Nelsonから1時間半程度車で移動したところにあるSt.Arnaud(セントアーノー)という小さな集落。売店兼ガソリンスタンド一軒と、2件のホテル。私が訪れたときには、そのうちの一軒、Alpine Lodgeが火事で半焼していました。

Lake Rotoiti、マオリ語で「小さな水辺」。St.Arnaudから歩いて5分ほどで湖畔まで行けます。キャンプ場があって、ボート乗り場があって、そしてDOC(自然保護局)の建物があります。DOCでは、国立公園内の様々なトレッキング・ルートの情報が入手可能です。天候等のいろいろなアドバイスもいただけます。

　　

Nelson Lakesは、ニュージーランドにある14の国立公園の中でも、手付かずの部分が多いところで、1週間かけて巡るトレッキング・コース等は結構ハードな感じです。トレッキングというよりは、アルパインに近いのかな。

今回は、とても残念ですが時間が無いので、Rotoitiの桟橋からWater Taxiで湖の南端まで送ってもらうことに。そこからSt.Arnaudに戻ってくるルートを軽く歩くことに。

　

　

翌朝8時。桟橋に行くと、もう舵を切ってくれるBillが来ていました。ちょっと曇り空だね。昨日よりは収まってきたけど風も結構吹いています。天気になるって予測だったんだけどなぁ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ちょっと寒そうでしょ。　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

私の表情も寒くて若干固いですね。

　

モーターボートで約20分程度。一緒に釣りのために来ている親父二人が乗ってきました。胸まである長靴?を履いていました。

ここら辺は、ニュージーランドの中でもとても有名なトラウト・フィッシングの釣り場らしいです。そのために遠くからたくさん人が来るらしいですよ。

　　

ここが、向かい岸の桟橋です。緑が濃いいですよね。とても静かです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Bilにも、Say Good-bye。

「気をつけて帰ってこいよ。Enjoy!」とのこと。優しい人でした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

さて、歩き始め。陽も出てきたみたいです。静かに歩き出します。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ビーチフォレストの森って気持ちいいですよね。

　

途中で小さなビーチに出ます。ちょっと休憩。

風波がちょっとありますね。

　

　

　

　

　

　

　

　

3時間ほどの軽いトレッキングで、出発地点の桟橋まで戻ってきます。

ちょっと天気が良くなった。青空も出てきました。

　

　

　

　

　

　

　

　　

　

私が歩いたのは、とても広いNelson Lakes国立公園のほんの一部のLake Rotoitiの、そのまた一部。

とても、とても広いこの公園。まだまだ面白そうなところがたくさんありそうです。

そういえば、St.Arnaudは毎年3月に行われるニュージーランド最大のMTBイベント、Rainbow Rage (レインボウ・レイジ)の出発点でもあります。

106kmを一日で走ります。Nelson Lakesの森の中を疾走。今年は私も参加するつもりです。

そうそう。Pictonのお友達、JulietとSteveはここで去年に結婚式を挙げたんだよね。

　

　　

翌朝、目が覚めると、素晴らしい天気。

湖畔に行ってみました。

Wow!　カヤックを漕いでいる人が。

あれは羨ましいなぁ。

雨のTongariro

この週末にTaupo、Tongariroに行ってきました。

北島のほぼ中央部に位置するTaupo湖は、ニュージーランドでは最大の湖。全周が140km。琵琶湖より一回り小さいさいずです。緑の湖畔の周りでは、いろんなOutdoorアクティビティが楽しめます。MTB、シーカヤック、そして皆さんに以前紹介したJet Boat、Bungy Jump、Sky Divingなどなど。

Taupo（タウポ）という人口12,000人程のここら辺で一番大きい！街は、湖の北に位置します。南端にあるのはTurangi（トゥランギ）というとても小さな村です。近くには、お友達の「あの」斉藤完治さん、ひろみさんご夫婦、そして人懐っこいタロが住んでいます。今回もお邪魔して、おいしい日本食とお魚を頂きました。ご馳走様でした。

Turangiは、何といってもFishingのメッカです。世界中からTrout(にじます？)を釣りにたくさんの方がいらっしゃるらしいです。ごめんなさい。釣りはほとんどやったことないもので詳しくありません。勉強します。

　

でも、やっぱりここら辺の売りは、何といってもTongariro（トンガリロ）国立公園でしょ。

活火山が織り成す、ゴツゴツとした風景とその雰囲気は、火山地帯の九州で育った私にとってさえ、何回見ても新鮮です。この付近は自然世界遺産に指定されています。Lord of the Ringのモルドールの山です。

昨日(11月12日）にそのTongariro国立公園のハイライトである17kmほどのTongariro Crossingに挑戦しようと意気込んでTurangi入りしました。しかし、結局雨、風のために取りやめです。やはり、春先とはいっても高度が1500m以上の吹きっさらしのところでは、体感温度は下がる一方。雨が降ると低体温症になる危険も大だということで止めにしました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ふもとの村で、こんな風だからね。

　

じゃぁ、ということで山のふもとの村、Whakapapa（ファカパパ）まで車で移動。なーんにもないところですが、天気がよければRuapehu、Ngauruhoeの山々が両サイドに見えて、凄い眺めがいいんでしょう。

そこから2時間程度のトレッキングをすることに。Taranaki Fallという自然の滝を見に行くLoop Rootです。高度差もあまり無いし、誰でも気軽に歩けるんじゃないかな。でも、雨の日には流石に人は少なかったなぁ。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Tongariro Northern Circuitの一部(上の写真を参照)でもあるTaranaki Fall Trackは全長6kmほどかな。短いけど、十分にこの付近の自然の素晴らしさを堪能できるコースでした。

同居人の丸田君は、雨の中Trail Runです。このトラックを走り終えて、隣のSilica Rapidsというこれまた綺麗な川沿いのトレッキング・コースも走りました。

「僕は小食ですから。」と言いながら、必ず「お替り」する北海道出身の元気印です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

トレイルの入り口はこんな感じ。吹きっさらしです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして、川を越えて、そしてまた平原を。晴れていたらまん前にMt.Ngauruhoe(ナウルホエ山)の全景が見えて本当に綺麗なんだろうな。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、雨の日もいいですよね。特に滝には水が集まってきて。迫力のTaranaki Fallです。高さは20m強あります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

川は、水かさを増して流れていきます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

今回で、Tongariro Crossingに失恋れたのが3回目。この夏には絶対行ってやる！って誓って、昨晩Auckalndの我が家へ戻りました。戻っても寝袋なんですけどね。

でも、雨のTongariro、とっても良かったですよ。雨具を持って、是非。

山歩き 山の写真 @槍ヶ岳、穂高

先週末、9月1日(金)から4日(月)に、妻とうちの両親と穂高・槍ヶ岳に行きました。

ほとんどの部分、私は一人で歩いて、部分的に家族で一緒に歩きました。

　　

なんと言っても、4日間ずーっとピーカンだったのが凄い。

うちの母、強烈な晴れ女です。今回もそのパワーを遺憾なく発揮してくれました。

「あたしが行くから晴れるわよ。」

いつも、真顔でそう言います。

　　

1日目　9月1日(金)

葉山から新宿経由、松本に向かう。

松本で両親と待ち合わせ。昼飯食って、上高地へ。今日は徳沢まで散歩です。4時ぐらいには到着。

　

　　

　　

　　

　　

　　　

　　

　

　

両親が現地で買ってきたスイスのワインで乾杯です。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　

　

2日目　9月2日(土)

別行動。私は6時15分に徳沢ロッジを出発して槍ヶ岳に向かう。

登山は、昨年9月に羅臼岳に登って以来。山頂で台風級の風雨に会い知床縦断を断念した以来です。

槍の穂先が見え始めると、息が上がる。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　

槍沢ロッジのお兄さんに抜かれ去られる。情けない。

11時45分に何とか山頂に辿り着く。出発から5時間半。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

南岳、中岳、穂高の山々を槍ヶ岳から眺める。綺麗だねぇ。

　　

　　

　　

　　　

　　

　　

　　

　　

3日目　9月3日(日)

ご来光を拝んだ後に、6時10分に槍ヶ岳山荘を出発。

　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　

南岳で振り返り、槍を眺める。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

大喰岳、中岳、南岳を経由して、大キレットにとりかかる。この時点で出発から1時間半経過。

大キレットは、厳しい。降りは本当に不得意。長谷川ピークまで1時間もかかる。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

北穂高小屋まで、もう一時間かかって、9時45分に到着。

ここで涸沢から登ってきた妻と、両親と11時ごろに合流。

　　

大キレットで会ったアメリカから来たJoshとEricと一緒に記念撮影。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

昼過ぎまでゆっくりして、皆でゆっくりと涸沢ヒュッテまで降りました。

　

　　

　

　　

　　

　　

　　　

　

　

4日目　最終日　9月4日(月)

私だけ、ちょっと早めに5時50分に出発。

涸沢ヒュッテから、ザイテングラードを通って、穂高山荘、奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳。

奥穂から西穂をバックに記念撮影。そして前穂のシルエット。

　　

　

　　

　　

　　

　　

　　

　

前穂の頂上からは雲海の上に顔を出す富士山も見えました。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

紀美子平から、岳沢ヒュッテ(雪崩で崩壊、現在再建中)までの重太郎新道。ここは、降りの練習。1時間で降りきることを目標に。。。1時間7分でした。。。

待ち合わせの上高地、河童橋に到着したのは、出発後7時間経った12時50分。

携帯で電話したら、彼らも3分前に着いたとのことで橋の向こうにいました。すごーい。ぴったりだね。

温泉入って、松本で蕎麦食べました。東京に帰ったらそのまま飲み会です。。。

槍ヶ岳 播隆祭

昨9月2日(土)に上高地(徳沢)から槍ヶ岳に登った際のこと。

 

 

 

 

   

 

 

   

昼前には、山頂まで行けたので南岳小屋まで足を伸ばそうと考え、槍ヶ岳山荘でうどん食っていたら、

「今日のイベントは何時からですか？」

イベントって？

そこで、山荘の人に聞いてみると、

「今晩6時半から、年一回の播隆上人を崇める祭りをここの山荘で開くんですよ。」

とのこと。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　

年一回かぁ。楽しそうだなぁ。

そんなに急ぐ旅でもないし、部屋も空いてるみたいだし。

参加を決定。午後は昼寝です。

　　

6時半前には食堂前に大行列。後でわかりましたが、参加者数は、槍ヶ岳の山頂近くというのに200名近く！

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

手作りのとてもいいお祭りでした。中に入っている日本酒は、スタッフが夏の間に働いている杜氏さんからの差し入れです。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

中心になっているのは、槍ヶ岳山荘の穂刈さんと、松本市の玄向寺さん。そして岐阜の画家の黒野さんという方。

　　

　　

　　

　

　　

　　

　　

　　

黒野さんのお話は面白かったなぁ。

　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　

播隆上人とは。

槍ヶ岳を開山した人です。1828年まで遡ります。その時の登山日誌は、世界最古の登山誌とも言われているらしいです。

黒野さんを中心に、「ネットワーク播隆」というのも運営されているらしいですよ。

http://www.allhida.jp/onko/kamitakara/index.html

皆で山の唄を歌って、最後は山荘の若手が、ネパールからのバイト2名を中心にしてネパール民謡｢レッセン・フェリリ｣を唄って、踊ってくれました。懐かしいなぁ。ネパール行った時には歌えたんだけどなぁ。

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　

明くる朝は、ご来光に向かって皆でお祈り。

播隆上人、素晴らしい山をありがとう。