石垣島で「ちゅらねしあ」というカヤック・アウトフィッター、というか手漕屋素潜店があります。
海で遊ぶことなら何でもお任せというお店。
私、家族ともども大変お世話になっています。特に父。
とにかく楽しいことやらせてくれるので、是非下記のWeb Siteを見てみてください。綺麗なHPでしょ。
そこの番頭を張っている八幡暁さん。
カヤックガイドは仮の姿(?)で、日本で今一番乗っている海洋冒険家ではないでしょうか。
昨年9月29日に、与那国島から西表島までの80kmを9名で一日かけて遠征したときの隊長も八幡さんでした。
上の写真は朝5時。出発前の緊張した面持ち。この時は22時間以上漕ぎ続けるとは思っていませんでした。
下は、完漕した翌朝、みんなで記念写真。
みんなすがすがしい顔をしていますね。
私も混ぜていただいて、本当に良かった。
詳しいレポートは、こちらの方に。
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/09/77km_a737.html
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/10/77km1_28f1.html
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/10/77km2_0347.html
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/10/77km3_739f.html
http://realadventures.weblogs.jp/weblogs/2006/10/77km3_739f_1.html
凄まじい遠征だったので数日のレポートになっています。
その八幡さんが、The Great Seaman Projectを再開。
本日フィリピンに向けて発たれたようです。
The Great Seaman Projectとは、
「世界に広がる海、そこに暮らす海人達に出会い、その営み、知恵を描き出す旅です。」
と、八幡さんはおっしゃっています。
航海路は以下のとおり。オーストラリアから日本まで。
7000km?
でも、もうやり終えた航路もたくさんあります。
2002年からはじめた、このとてつもないProject(計画)。
今年は、フィリピンから台湾までを横断します。
信じられませんよね。
でも、もう八幡さんは旅立ちました。
実は、フィリピンの北にある数ある諸島間を漕ぐ遠征の前半、私もご一緒させていただく予定でした。
それこそ無謀なのですが、誰もシーカヤックで漕いだことが過去に無いと言われる海峡。
八幡さんのお誘いに、ワクワクする気持ちを抑えきれずに参加することになりました。
しかし、しかし、しかし、、、
予想以上に早くにNew Zealandの永住権が獲得できたため、獲得時の3月から3ヶ月は「おとなしく」ニュージーランド国内で働かなくてはいけないことになりました。
かなり悩んだのですが、私にとってのLife Projectであるニュージーランド移住を優先せざるを得ませんでした。
非常に残念です。来年こそは。。。
いつも、大丈夫だろうと思ってはいるんですが、やっぱり気になってしまいます。
無事に帰ってきて欲しい。心からそう思います。
八幡さん、決して無理することないように。
この遠征に掛ける意気込みを、The Great Seaman Projectのホームページで彼が語っています。
以下、抜粋です。
台湾本土の南300kmに位置するフィリピン、ルソン島北端。その間には、琉球弧にも繋がっていく小さな島々が点在しています。南シナ海、太平洋、黒潮が交差するバシー海峡。深度5000mから、26mまで駆け上がる海底に、大海の海流が交錯する難所です。
かつて海の民は、この海域を往来していました。
この島々には、今でも台湾や中国に縁のある人々が暮らしています。北アジアと島嶼海を持つ東南アジアの交差点です。多くの交流を持てればと思います。
そして、現代の人間が、この海峡を人力で横断出来るのか?どのように漕ぎ渡るのか?
過去から続く人の交わりを、人力移動しながら改めて繋げていくことが目的です。現在、シーカヤックを使って、この海域を横断した記録はなく、初の試みです。
皆様にご理解頂き、このシーカヤック遠征成功のために、ご指導とご協力、たまわりますよう心よりお願い申し上げます。
八幡暁
皆様の応援を心よりお願いいたします。
>ニュージーランド移住を優先せざるおえませんでした。
なるほど、そういう理由だったんですか。
過日、八幡氏と会う機会がありましたが「行けなくなった」理由までは知りませんでした。
だけど八幡氏は久々の「本格的冒険家」ですね。それは実感しました。
投稿情報: シャクシャイン | 2007年5 月31日 (木) 20:46
ウエブでフィリピン航海始まりを見ていて、ご一緒に行かれるのかなぁ これはすごいところを漕ぐんだなぁと思っておりましたが、ブログを読むと今回はいけなくなったとのこと。残念でしたね。
これで成功すれば、カヤックによる航路は出来るわけですから、応援しましょう。
投稿情報: tomix | 2007年6 月 1日 (金) 19:26
tomixさん、
シャクシャインさん、
コメントありがとうございます。
そうなんです。行けなくなっちゃったんです。
でも、地図とか見ると、行けなくて良かったのかななんて思っちゃったりします。
あれ、大変ですよ!
投稿情報: ブラック | 2007年6 月 6日 (水) 23:14