7月1日(金) 晴天 32℃
今までで一番ハードな一日。
昨晩は、まさに旅の醍醐味。地元のみち子さん宅に泊めて頂きました。
たくさん、「しま」(泡盛のことを沖縄ではそう呼びます。)飲ませてもらったし、楽しいお話もいろいろと聞かせてもらったし。
でも、残念だったのは、分校の先生が地元に住まないで近くの都市、名護から通っているということ。若い先生も含めて。放課後に生徒と遊ぶ先生の姿はもう見れなくなってしまったそうです。淋しいですよね。
あと、「海が死んでいる。」という言葉。養豚場の肥料が海に流れ込むことが原因の一つ。でも、養豚場は地元で数少ない就職先であるという事実。
4時起床。5時20分には海に浮かんで朝食を摂る。向かい風だが、朝方はまだそんなに強くない。
でも、安田(あた)に着く頃には、波も風も強くなってくる。安田港で栄養補給。GPS見ると、平均速度がたったの5.6km/hr。愕然。
しかし、ここからがもっと悲惨。安波(あわ)を過ぎた辺りから周りで白波が立ち始める。風裏の絶壁に緊急避難。まだ9時20分。携帯もここら辺は全く通じない。ここで停泊すべきかしばらく悩んだが、11時20分、再出発。
若干、波は収まったようだが、岩礁に打ち付けるブレークは、2mをはるかに超える。岸には近寄れないので、大きなうねりの中沖を進む。逆風の中、必死に漕ぐが平均速度は4.7km/hrを下回る。
右手の景色はずっと変わらず。岸壁。岩礁。大きなブレーク。岬を越えても、また岬。
ギナン崎を廻ったら、若干湾状になるので波が収まるかと期待したが、全くその気配無し。
休むにも、上陸ポイントは無し。逆風だから手は休められない。たまに来る横からの高波をハイ・ブレースでしのぐ。すいません。写真全くありません。取っている暇なかったです。
結局、慶佐次まで漕ぎきることにする。でも、ビーチが見えてもなかなか近づかない。横波が最後の最後まで襲い掛かる。
慶佐次に入るリーフを抜けた時、思わず脱力。本当に、本当に長い一日だった。
妻と、妻の母親が迎えに来てくれました。今日は、妻の泊まっているホテルに移動。宿泊です。ベッドで寝れる。。。
漕行距離 40km (推定。GPS途中で電源切れ。)
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