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ここをこう行かないで、この海なり川なりを突っ切れれば良いのに。って思ったことありませんか?
木更津~川崎までの「東京湾アクアライン」的な発想のことですね。
ニュージーランドでも見つけました。
突っ切れるというほど、男らしくはありませんし、アクアラインのようにお金はかかっていませんが。
移動は車10台で満杯のフェリーです。僕が乗った時は、消防車と一緒でしたから公が認める近道なんでしょう。しかし、消防車を待っている人の気分を考えると微妙です。きっと日本なら「分かっています! でも少し何とかなりませんか?」というクレームが来るような気がしますね。
所要時間は10分、値段は$15(約\1300)ですから、ちなみに車無しだと大人$2だそうです。
そう考えるとアクアラインは普通車\3000ですし、ETCを使えばもっと安くなるのでお得な気がします。
まぁいずれにしても横着するには金がかかるようです。アクアラインの建築費は1兆4000億円っていう話しですからね。
投稿情報: 19:25 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
朝、波の音が聞こえる。まずはチェック、こういう時に僕は海の近くに住んでいない人だと実感する。きっと海の近くに住んでいる人は、チェックなんてしないですぐにボード持って行くんだろう。無風、肩ちょっと、寝起きにはちょうど良い。何分かしてから、なんだか「ウォー!」とか言っておじさんがいることに気付いた。最初は前乗りしたかな、とか思ってたんだけど、なんかおかしい。いつ見てもおじさんは波にのまれている、その時の悲鳴が「ウォー!」だったんだ。何度も吸い込まれては上がってくるおじさん、あの姿勢は見習いたい。
キャンプサイトでシャワーを浴びてすっきり。オークランドまでは120kmほど。
次の目的地はちょっと南のPakiri Beach。ここはすごい、人が全然居ない、まぁ確かに波もたいして良くない。でも3人やってる人も居たけれど。きっとあのビーチは波よりも、砂のキレイなとこを楽しむ場所でないだろうか。
と、まあそれ位きれいなところでした。
オークランドまで残り100kmちょっと。海岸線を走りながらあっち行ったり、こっち行ったりして気付けば、家のすぐ近く。あれっ残念。さてウェットでも洗いますか。
投稿情報: 18:58 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今回の目的の1つ、Cape Reinga。ニュージーランドの北端の岬で、ちょうどタスマン海と太平洋を隔てています。北海道の襟裳岬を彷彿させる雰囲気と風の強さでした。違うところと言えば、寄ってけおじさんが居なかったくらいでしょうか。とにかく岬マニアにはたまらない場所ですね。
なんだか太平洋側に波がありそう、と思い一気に南下しT Bayへ。セットで頭位のダンパー波、走る余地無し。でもカヤッカーが乗ってる、パドル・ボーダーが乗ってる、じゃあ僕も。1時間くらい粘りましたが、板が折れる前に別な場所へ行くことに。Sandy Bay、世界規模の大会が行われているところで良いんですが、風がつき始めました。ということでもう少し南下。
夕立が始まり、ちょっと止まろうかなと思っていると、急にサーファーの姿が。時間はもう夕方6時。気乗りしないけど、すかすのも嫌だなと思い入ってみると、これが案外良い。T Bayよりは全然乗れる、人もフレンドリーだし、ということで今日はここの裏のキャンプサイトに決定。気持ちよく海から上がってサイトにチェックイン、親父に聞く。「最寄のスーパーどこ?」「もう閉まった。」「近くにレストランある?」「カフェならあるけど、さっき閉まった。15km戻ったらtake outならあるよ。」。
これは札幌の地理で考えると、南区藤野から「ぽっぽ饅頭」を買いに札幌駅まで買いに行くのとほぼ同じことに値する。とか一瞬考えたけど、結局買いに行くことに。豚チャーハンが出来上がるのを待っていると、海で近くにいたおじさんにばったり会って波乗り談義に花が咲く、というかなかなか帰してくれない。とうにチャーハンは 出来ている。チャーハンを手に取っても話が終わらない、持つ手が熱い。おじさんを半ば強引に振り切り、15kmを帰る。ワインとチャーハンの夕べ、なんかかっこ悪い。あれっもう11時、早寝がニュージーランドの鉄則なのに、さっさと僕も寝ることに。
投稿情報: 18:38 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
3日間のちょっとした旅行をしてきました。今回のお供はサーフボード。
サーフィン最近ほんとにしていないな、と思う瞬間が最近すごく多くて、大丈夫か俺?と思ってしまうほどでした。ただ自分の趣味の1つを忙くて出来ないのが、ああも後ろめたさを感じるとは、本当にサーフィンの不思議なところです。
今回は北島の上の方に行ってきました。ニュージーランドなんで北に行くほど暖かいわけですから、夏ということで少しでも暖かい方へと思い、行って来たわけです。できれば3日間サーフィン漬けで、と最初は考えていましたが…。
90マイルビーチ。よく聞くこのビーチは、この辺りの有名な観光名所です。その南端にAhiparaという町が在り、サーフィンでも有名なんですが、この日は全くありませんでした。残念。また次回。
この日に僕が泊まったのはHouhoraにあるキャンプサイト。星がとにかくキレイで、1人で飲みながらテントから頭だけ出して、ずっと見てました。
南十字星に天の川、そして流れ星。そうそう話しは変わりますが、大学の時に友達と凄い沢山の流れ星を見た時がありました。その時はほんとに沢山で、だいぶ飽きてきた僕らは流れ星を見ても「あっ!」と言っては駄目なんていうルールを作って、「よっ!」とか「ほっ!」とか大声で言って馬鹿みたいに男3人で砂浜に寝転んでました。2000年の夏かな、あれは流星群だったんでしょうか。どなたかご存知ですか?
投稿情報: 18:25 カテゴリー: 旅行 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
3日目。
2時にピピリキという村に迎えが来る予定になっているので、早めに起きて出発します。この日は1日に必ず2・3組は沈する、という結構大きな瀬が幾つかあるということで皆わくわくでした。
しかし、漕いでも漕いでもなかなか瀬は迫ってこない。気も抜けかけた矢先、フッと先に目をやると… というか先が見えない、川に斜度があって先が見えないんですね。少し先に進んで先を見ると、結構流れが強い! そしてS字カーブになっています。そして発見、今日の1組目! でもさすが欧米人ですね、なんだか楽しそうにしてました。もういいだろってくらい写真も撮ってましたし。
このワンガヌイ川って水量結構あるんですね。なんだか深い。少し気持ち悪いくらいですよ。そうそうこの川をロケ地にした映画、「Queen of the River」だかなんだかって映画知ってます? 僕は全然知らないんですが、そのロケ地ツアーなんてのも地元の業者がひっそりとやっているみたいですね。話題はそれましたが、それ位不思議な空間でした。
幾つか瀬を越えたら、大きな洞穴が見えてきました。地図によるとどうやらこの先に、この3日間で最大の瀬がやってくるらしく、「遂に来ましたねぇ」と皆にしつこいくらい言ってた記憶があります。不思議な方向にアドレナリンが出たんですね、きっと。
あっ! 藤井夫妻が沈! 流されてます! でも案外楽しそうですね。僕の方の艇は顧問のアグレッシブな攻め漕ぎにより上手く抜けれました。あれは最高に気持ちよかったです。また顧問とのペアで漕ぎたいですね。
さてゴールが見えてきました、なんだか少し寂しいです。ゴールがどんどん近づいてくるにつれ、もっと漕ぎたいんですが… という気になりました。本当にそれくらい楽しいかったですよ。今度誰か海まで漕ぎ出ませんか?
川も良いですね、特にニュージーランドは蛇も居ないし。
投稿情報: 08:18 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
2日目。4人とも朝ごはんからもりもり食べます。ベーコンラーメン、これまた最高に美味しいんですよ。
ご飯を食べたらサンドフライ(ブヨ)の襲撃をかわすべく、そそくさと出発します。雨がパラパラと降ってきたり、止んだり、合羽着たり、脱いだりで気付けば「ブリッジ・トゥ・ノーウェア」のトレイルの入り口に。ここの上陸が意外と大変。川は結構深くジャブジャブ歩いて接岸しましょう、なんてことは到底無理。方法といしては、上手く岸に寄せて舟伝いに降りるのがベスト。しかも岸が泥を沢山含んだ地質、つるつる滑って結構怖い。アドレナリン若干出ました、ただ上陸するだけなのに。
30分も歩けば「ブリッジ・トゥ・ノーウェア」に辿り着きます。この橋は80年程前にこの地域を開拓するために建てられたのですが、この地域の自然があまりに深すぎて、開拓するのを止めてしまったという、今となっては用無しで何処へも続くことはない橋なんです。少し寂しい橋ですね。その橋のど真ん中でランチを食べ終え、舟まで帰っている最中にいきなり背後に気配を感じました。「ん?」自転車ですよ。こんなところを走ってるんですよ、ニュージーランド人は。7時間だか8時間だか走り続けているなんて言ってました。驚くべきところは、6人(女性が半分)と犬1匹で走っているところ、よく付き合ってくれますよ。そんな彼らと少し話して、再び僕らは漕ぎ出しました。
洞窟発見。奥は暗く、なんだか滝でも流れているような音が聞こえます。「ちょっと行ってみましょうか」と上陸し、中に入ってみることに。滝の様な音の正体は、岩の隙間からこぼれる水の音でした。そしてその下には小さなプールの様な空間があります。入ってみると、底無し沼のような感じで、足がみるみるうちに埋まっていきます。どこまでいけるか、試してみようと思い結構頑張りましたが、ほんとに動けなくなってきて出てしまいました。あれはどうも映画の世界ではないようですね。よく言うブラジルの穴だったのかもしれない、韓国人がニュージーランドに多い理由はひょっとして、なんて考えながらもその場を後にすることに。
この日のキャンプサイトは本当に静かな場所、隣にマオリのマラエ(神社と公民館の両方を意味する感じですか)が在って、なかなか雰囲気のいいところでした。もちろんそこも急坂を荷物を担いで登らなくてはいけませんでしたが…。
投稿情報: 21:04 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ワンガヌイ・ジャーニーって知ってます?
ニュージーランドに9つあるグレートウォークスという、まぁ深田久弥さんの百名山の様な1つの指標とでも言うべきものがあります。まぁ、そこまでは良いのですが、なんと9つ目はカヌーで川下りなんですよ、これにはさすがに驚きました。
まぁ下調べを12月に済ませて、この間ようやく下ってきました。いやぁ 楽しかったですよ、これはお奨めです。グレード1ですが、カナディアン・カヌーで下るには十分なスリルでしたし。
さてさて、1日目から話しましょう。メンバーは藤井さん、優子さん、顧問、そして僕の4人。年代の違う4人ですからなかなか面白くなります。まずは用意。今回は3日間で88kmを下るツアー、さて何が必要でしょうか?まずテント、寝袋、マット、これは大事ですね。あとはキッチンウェア、カヌーに結構積めるので、今回僕達は普通のフライパンとか鍋を持っていきました。そして大事なのは3日間の食料です。冷蔵庫は持ち歩くわけにいきませんから、腐りやすいものは避けないといけません。これは顧問にアイディアをいただきました。さすが元山岳部ですね。あったら良かったものと言えば、洗剤くらいなもんでしょうか。まぁ、たいして重要じゃない方が殆んどだと思いますので、あくまで一応。
1番長い距離を漕ぐ、1日目。まず最初にカヌー会社のボスから、説明を受けます。説明と言っても大したもんじゃありません。こうやって漕ぐ、こうしたほうが良い、これが予備のパドルくらいなものでした。スタートからいきなり瀬が2連続であります。最初からあぁだと案外先は上手くいくもので、今から思えばスタートに相応しい場所だと思います。顧問と僕のペアは調子良く進みます。が、後ろを見ると藤井ペアがなかなか見えません。藤井さんはかなり漕げる人ですから、本当は心配は要らないのですが。そんなこんなで漕いでいると瀬を楽しみに待つ自分がいることに気付きます。カヤックと違ってオープンデッキですから、あの微妙なスリルがたまらないんですね。あれは一度やると病みつきなりますよ。
そんな小さなスリルをこつこつ積み重ねていくと目的地のキャンプサイトに着きました。しかし、ここで1つ疑問が浮かびました。視界に一切キャンプサイトらしきものが入ってこないんですよ。あれれ? と思っていると丘の上に続く一本の獣道を発見。「ひょっとするとこの上ですかね?」、一同半信半疑です。あんなキャンプサイトは日本にはきっと存在しないでしょう、荷物を運ぶのもその獣道を結構登らないといけないんですから。あんまりキャンパーに優しくはないですが、もともとキャンプに快適性を求めてはいけないんだな、と再認識させられました。
この日の料理はハムステーキ、そしてスコッチ、最高ですね。電気はヘッドランプだけですから、夜も長くは続きません。空は曇り空、残念ながら星は見ることは出来ませんでしたが、その夜の静けさは本当に心地良いものでした。
投稿情報: 20:03 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ばたばたしてて、なかなか更新出来ませんでした。すいません。
山・海・川の話しもしたいのですが、今回は今ニュージーランドで1番ホットな話しということでラグビーの話しをしようかと。
大学を卒業するまでラグビーをしてきた僕にとって、この国のラグビーというものは特別なものがあります。南アフリカ、オーストラリア、そしてニュージーランドの14ものプロチームが頂点を競い合う「Super14」。力も均衡してますし、国柄も出るので、これは本当に盛り上がります。オセアニア地区は仲が良くないので、その辺のことが上手くこのリーグを盛り上げていますね。
この日はカンタベリー地区に拠を置くクルセイダース、そしてオークランド地区のブルースの開幕戦でした。素晴らしい試合でした。これは是非日本の高校ラガー、まぁ大学の選手達も見たほうが良いように思います。最新のレフリング、戦術、そ れだけでも学ぶべきところはあると思いますが、なによりも僕がこの国のラグビーで大好きなのは地元密着型のスタイルでしょうか。元の新日鉄釜石のシーウェーブス、大学だと流通経済大に代表されるように、地元と協力しあいながら活動していくような団体が増えれば、日本はもっともっと強くなっていくような気がしてなりません。やはりそういうところ、九州はすごいですね。レベルの高いチームが沢山ありますし、九州学生リーグも高校生も強い。素晴らしい関係が成り立っていると思います(もちろん他のスポーツにも同じことが言えますね)。
地方でプレーする。僕は素晴らしいことだと思いますが、どうでしょうか?
ついつい暴走してしまいましたね。スポーツは熱くなります、するのも見るのも、語るのも。
投稿情報: 15:17 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
アウトリガー・カヌーって知っていますか?
タヒチ、ハワイ、アオテアロア(ニュージーランド)などを筆頭に太平洋地域の数ある島々のカヌー文化の一つです。横に細い浮力体が付いた細長い艇で、漕ぎはシングルというところが特徴であり、北方民族のカヌーイングとの大きな違いでもあります。
ニュージーランドには沢山のクラブがあります。それはカヌーに限らず全部の(過言ではないでしょう)スポーツから、文化的なものまであり、思い立ったらそこに混ぜてもらって始めるのが一般的です。きっとイギリスのクラブ文化の延長ですね。数ヶ月前から色々なクラブに連絡していたのですが、その時は募集していないところが多く、なかなかやれずにいました。なかには「明日から合宿に来い」と体育会系の心を擽る素晴らしいオファーもあったのですが、、、。
メールに運営者のリチャードの素晴しい人柄が出ていて、ここでしょという感じですぐに決めたのが、Pakuranga Canoe Club。早速昨日から練習に参加することに。
「ハッ」って言ったら一回パドルした後、漕ぐ手を換える。1分ほどの短い陸の上での指導が終わったら、すぐに艇に乗ることになった。OC6という6人乗りに乗り込み、皆でタイミングを合わせて漕ぐ。始めはパドルの入れ替えるタイミングがなかなか掴めない。横をリチャードが、「1-2-3-、、、」と言いながら一緒に漕いでいる。カヌーは重たい、でも6人で漕いだら結構なスピードが出る。これは気持ち良い。
こういうふうに太平洋地域の民族は島を渡り、戦い、漁をしていたと考えていると、なんだか500年前にタイム・スリップした様な気分になった。しかし隣を見ればローイングのチームが、コーチにメガホン越しに煽られながら漕いでいる。なかなか悠長な気分に浸ってられない。ふっと気付けばもうゴール地点の近く、あっと言う間に時間が過ぎていた。
6人で艇を運び終わったら、1人ひとりが握手しあう。そして最後にリチャードが「みんな、今日は海に戻ってきてくれてありがとう!」と言う。彼のマオリとしての海に対する姿勢の違いを感じた。
さて次は来週の月曜日、なんだかわくわくする。
※ワールドスプリントの時の写真、そして結果。ニュージーランド強し!
http://worldsprints.wakaama.co.nz/
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