2日目。4人とも朝ごはんからもりもり食べます。ベーコンラーメン、これまた最高に美味しいんですよ。
ご飯を食べたらサンドフライ(ブヨ)の襲撃をかわすべく、そそくさと出発します。雨がパラパラと降ってきたり、止んだり、合羽着たり、脱いだりで気付けば「ブリッジ・トゥ・ノーウェア」のトレイルの入り口に。ここの上陸が意外と大変。川は結構深くジャブジャブ歩いて接岸しましょう、なんてことは到底無理。方法といしては、上手く岸に寄せて舟伝いに降りるのがベスト。しかも岸が泥を沢山含んだ地質、つるつる滑って結構怖い。アドレナリン若干出ました、ただ上陸するだけなのに。
30分も歩けば「ブリッジ・トゥ・ノーウェア」に辿り着きます。この橋は80年程前にこの地域を開拓するために建てられたのですが、この地域の自然があまりに深すぎて、開拓するのを止めてしまったという、今となっては用無しで何処へも続くことはない橋なんです。少し寂しい橋ですね。その橋のど真ん中でランチを食べ終え、舟まで帰っている最中にいきなり背後に気配を感じました。「ん?」自転車ですよ。こんなところを走ってるんですよ、ニュージーランド人は。7時間だか8時間だか走り続けているなんて言ってました。驚くべきところは、6人(女性が半分)と犬1匹で走っているところ、よく付き合ってくれますよ。そんな彼らと少し話して、再び僕らは漕ぎ出しました。
洞窟発見。奥は暗く、なんだか滝でも流れているような音が聞こえます。「ちょっと行ってみましょうか」と上陸し、中に入ってみることに。滝の様な音の正体は、岩の隙間からこぼれる水の音でした。そしてその下には小さなプールの様な空間があります。入ってみると、底無し沼のような感じで、足がみるみるうちに埋まっていきます。どこまでいけるか、試してみようと思い結構頑張りましたが、ほんとに動けなくなってきて出てしまいました。あれはどうも映画の世界ではないようですね。よく言うブラジルの穴だったのかもしれない、韓国人がニュージーランドに多い理由はひょっとして、なんて考えながらもその場を後にすることに。
この日のキャンプサイトは本当に静かな場所、隣にマオリのマラエ(神社と公民館の両方を意味する感じですか)が在って、なかなか雰囲気のいいところでした。もちろんそこも急坂を荷物を担いで登らなくてはいけませんでしたが…。
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