友人でもあり、よき理解者でもあり、そしてビジネス・パートナーでもあるマゼラン・リゾーツのCEO、クッチーこと朽木さん。
彼と一緒に、まだ知られざるニュージーランドを探しに、北島を旅行してきました。
温泉地で有名なロトルアでは、湖畔に立つ素敵なロッジに泊まりました。
夕飯は、ロトルア市内にある餃子屋でしたが。(でも、これが最高に旨いんだ。)
朝を迎え、ロトルア湖の上にどこまでも広がる雲が最高。
「雲の国」、ニュージーランド。
どれだけいても、この国の「雲」の美しさは飽きない。
当日の朝、
朽木: 「今日は、どうしましょうかねぇ。」
藤井: 「ロトルアって、温泉地や、ゴンドラ、ファームショーが有名ですね。」
朽木: 「うーん。でも、なんか違うことやってみませんか?もっと、体験って感じの。」
藤井: 「そうですねぇ。ファカレワレアのMTBガイドに紹介された、なんか面白そうなのがあるんですが。」
朽木: 「それにしましょう!是非、それにしましょう!」
この人は、本当に決断と行動が早い。
でも、「体験型」は、われわれ「リアルニュージーランド」の一番得意とするところ。
朽木さんをお連れしたのは、なんとマオリの戦闘の神聖な踊り、HAKA(ハカ)を「学ぶ」ところです。
ロトルアで「マオリショー」を見学された方は、たくさんいらっしゃいますよね。
そうそう、そこでマオリ族が、いかつい顔で踊っている、あの踊りです。
HAKA!!!
ハカが、世界的に有名になったのは、ラグビーを通じてなんです。
ニュージーランドのラグビー代表、そしてニュージーランド人の誇り、「オール・ブラックス」。
彼らが、試合の直前に、自分たちを鼓舞するために行う戦闘の踊りが、「HAKA」なんです。
人間離れした体格である彼らが踊ると、それは、それは格好いいんです。
その憧れの「HAKA」。
見るだけじゃなくて、やってみよう!
と、言うことでやってきました、「ハカ教室」。
講師は、正真正銘のマオリ族。
どうやら、おじいちゃんのおじいちゃんぐらいが、このハカを考えたとのこと。
生粋の、ハカ野郎です。
ちょっと怖い・・・
ハカも、マオリ族の種族ごとに踊りが違います。
今日勉強するのは、オールブラックスが踊るハカ。
これが、その歌詞になります。
この読み方だけでなく、意味についても、もちろん勉強します。
手書きが可愛い。
マオリ語の発音は、ホワイトボーードにあるように、日本語と一緒。
だから、私たち日本人は、ハカ上級者になる道が開けているのです。
そして、教室の前に、正式な挨拶。
ホンギと言います。
お互いの息を共有することで、魂を通い合わせるとのこと。
その後、マオリ族の歴史。
ハカの歌詞の意味。
先祖代々と言い伝えられた神話の意味、偉大さ。
などなどを勉強します。
ただの観光アクティビティでは、決してないんです。
そして、いよいよ踊りの練習。
何よりも、「気合い」が大事!
「オラ、オラッ!」
「声が小さい!戦闘の踊りだぞ!」
「腹に力入れろ!」
「笑いながらやるな!」
「吐くまで走れ!」
・・・なんて。
全部ウソです。
とっても優しく、丁寧に教えてくださいます。
でも、大きな声を出して踊ると、本当に身体が熱くなってくるんです。
さすがに、戦闘のための踊り。
身体的にも、精神的も、すごく効率のいいウォームアップです。
そして、踊りについてマスターすると、そこから衣装合わせ。
まずは、朽木社長。
この人が凄いのは、一度やると決めたら、照れも、衒いも、まったくないということ。
やはり上質だけ見ている人間は、ものの取り組み方も違う。
顔が出来上がりました。
もちろん、インクです。
そして、これが完成形。
成りきっております。
そして、次は私。
インクなんだけど、なんだか気分が高揚して来るよね。
なんか、目つきがやばくなってきた。
そして、完成。
あれ?
お客さん、日本人の方でしたよね?
最後に、優子。
彼女も、一度やり始めると、真剣に取り組むタイプです。
決して途中で文句は言わず、最後まで楽しむために努力する人です。
今回も例外ではなく、「酋長の娘」キャラをばっちり演じておりました。
鳥の羽根で出来たコートを着せてもらう。
マラエ(集会所)の門の前で、ポーズ。
なめんじゃねぇぞ。
こういうのって、やっぱり「本気で」やらないとね。
この日は、「本気で遊ぶ、本当のニュージーランド」、3人とも地のままでやっていました。
私たち、すっかり「魂」入っていますけど、それがなにか?
リアル・ハカ!
すごい、普通の人なら「HAKA見に行こう」ってなるけど、そうではなくて「HAKAやろう!」の発想が素敵。やるならとことんやる、いいですねー!
しかし巌さんの目はイッちゃってますね。もちろんイイ意味で!
ところで本物もマオリもああやって舌を出すんですか?
威嚇?
投稿情報: ケイ | 2010年6 月 7日 (月) 09:31
ケイさん、
そうでしょ、いっちゃっているでしょ。
マオリの人に、「トンガ人?」と言われました。
そうですよ、舌は男性の象徴ですよ。
投稿情報: ブラック | 2010年6 月 7日 (月) 16:54