ニュージーランド人に言わせると、ウェストコースト(南島の西海岸)を知らずに、ニュージーランドを知ると言うなかれ、となります。
はっきり言うと、人口が少ないニュージーランドでも過疎地です。
西海岸の人口すべて合わせても三万人程度なんです。
でも、その分手付かずの「ワイルド」な自然がたくさん残っているということ。
そんなウェスト・コーストで、今年2回目となるロードバイクのロングライド・イベントが行われました。
その名も、「ワイルド・コースター」。
西海岸の主要都市(村?)間のグレイマウスから、ウェストポートまでの106kmの海岸線の道を走ります。
道程には、パンケーキ・ロックで有名な、パパロア国立公園もあります。
起床は、朝5時。
私たちは、そのパンケーキロックで有名なプナカイキにて宿泊。
そこは、当日のリレー中継点でもあります。
出発地点は、グレイマウスの郊外のラグビー場前。
雨が激しく降ってきましたが、参加者の方々はそれが当然、みたいな感じです。
今回は、妻の優子とスタッフの藍ちゃんがリレーチーム。
そして、丸田君は、今回レース初挑戦のオークランドのI・S君を併走しながらサポート。
そして私は、車でみんなをサポートです。
準備に余念がありません。
リレーといっても、海岸線の起伏の激しい道を50km程度こがなければいけません。
愛車は、日本から持ってきたDe ROSAです。
もうちょっと古くなったけど、でも「なるしまフレンド」の鈴木店長に薦めてもらって購入したロードバイクです。
本当は、男性用なんですが、妻は身長が高い(165cm)のと、股下が長いのでこれで大丈夫なんだそうです。
レースのブリーフィングは、ラグビー場のスタジアムを使って。
田舎のこじんまりとしたラグビー場ですが、トイレに行くと、ロッカールームには緊張の後が。。。
スタート直前。
緊張の面持ち。
寒そう。。。
「大変だったら、やめてもいいんだよ。」
「いや、やる。」
スタートライン。
早い人は、2時間ちょっとで走るようです。
優子は、ちょっと後ろからスタート。
「やめてもいいんだよ。」
「・・・うるさい。」
そして、いよいよスタート。
土砂降りです。
みなさん、気を付けて!!
スタート直後から、起伏の激しいコース。
左は、荒くれた海。
右は、亜熱帯雨林を思わせる、ウェストコースト独特の森林がみっしりと。
雨は、また激しさを増していくばかり。
それにしても、なんて綺麗でワイルドな海なんだろう。
こんな海を漕ぎ切って、昨年は3人の女性がこの南島をシーカヤックで一周しました。
それにしても、すごい雨。
海も荒れているように見えますが、タズマン海はいつもこんな感じです。
優子より一足先に、リレー中継地点に。
こんな雨だと、待っているほうも大変ですよね。
なかなか現れないので、ちょっと戻ってみる。
頑張っていました。
最後の登り!
もう少し!
後ろに見えているのは、スイープカー。
でも、最後まで走らせてくれるみたい。
雨の中、ながーく待っていてくれた藍ちゃんに、バトンタッチ。
後は任せた!
これから、藍ちゃんが、最後尾からガンガンダッシュ掛けるんです。
みんな、無事に完走。
I・H君も、脚が攣ったりと大変だったけれど、この雨の中を無事に完走しました。
丸田君、ナイスサポートです。
ゴール地点のウェストポートでの表彰式。
ここも、ラグビークラブのクラブハウスです。
ラグビークラブが地域公民館なんですね、この国は。
そして、表彰式を見守る優子たち。
とても厳しい状況の中、よく頑張りました。
みんなホッとした表情です。
でも、私が一番ホッとしました。
お疲れさま。
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