12月は、ニュージーランドで言えば、初夏という頃でしょうか。
まだ、天気が悪かった時とか、朝晩はちょっと冷えたりすることもあるけれど、外で遊ぶにはとてもいい季節になってきました。
私達のニュージーランド一番のお薦めは「The Top of the South」。
ニュージーランド南島の北端のことです。
Nelson、Golden Bay、Abel Tasman、Marlborough、Kaikoura、そしてQueen Charlotte Sound。
数え切れないくらいの遊び場があって、何よりも天気がいつもいいんです。
ニュージーランドで一番日照時間が長いこの地域。
まだまだそんなに日本で紹介されていないんです。
でも、来てくれたみなさん、本当に凄く楽しんでくれています。
実は、この前に発売されたTarzan501号に、このQueen Charlotte Track(クイーン・シャーロット・トラック)が紹介されました。
歩いてよし、走ってよし、そしてMTBやってもよし、それからシーカヤックをやってもよし。。。
遊び放題のこのQueen Charlotte、まだ私自身シーカヤックの経験がなかったので、「何事も経験」、実際にやってきました。
いやぁ、あんなシーカヤックもあるんですね。気持ちよかったぁ。。。
出発はPictonから。
カヤックガイドは、Wilderness GuidesのSteveとアシスタントのJackie。
Steveと2年前に逢って、それがきっかけで今私達がやっているReal New Zealandを始めようと思ったんです。
ニュージーランドでの、兄貴分ですね。素晴らしい人です。
Pictonから車で20分ほど走ったところ、Ngatahu Bayから漕ぎ出します。
ニュージーランドで最も綺麗なドライブウェイの一つ、Queen Charlotte Driveに面した小さな入江の一つです。
凄く静かな水面。
そして、透き通った海。
慌てたり、急いだり。
そんなことする必要は全くないので、ゆっくりと準備します。
天気は、曇り。でも青空も見えてきました。
Steveは、丁寧にシーカヤックの使い方、そしてセーフティーの説明をしてくれます。
それでは、いよいよ漕ぎ出しましょう!
海が鏡みたいですね。
空も明るくなってきました。
東にちょっと向かってから、Queen Charlotte Soundの反対側の岸まで漕ぎましょう。
女性には、とても優しいSteve。
本当に静かな海。
鷺や、鵜の巣を見たり、かわいい雛を見たり。
そして、こんな洞窟?をカヤックで通り抜けたり。
先ずはJackieがお手本。
イギリス、Bristolから来た2人組、EllenとBeckyも無事に通過。
楽しそうですね。
Queen Charlotte Soundsは、東西に長く横たわる大きな入り江です。
Sound(サウンド)とは、本来川の流れが両端の岸を削って出来る地形です。
ただ、ニュージーランドでSoundと言われている殆どの地形は、正確に言うと氷河で削られたFiord(フィヨルド)なんです。
ここQueen Charlotteも、然り。
その長く続くSoundの中でも、この付近は特別に静か。
ボート等の行き来もあまりありません。
だから、Soundを横断するときも、こんなにゆっくりと、真ん中でSteveの講釈を聞くことが出来たりします。
波がないからゆっくりと。
遠くに見えるのは、北島と南島を結ぶフェリーです。
3時間程度で、首都Wellingtonから、南島の入り口Pictonまでを結んでいます。
遠くの方まで雲が見えますね。
ニュージーランドは、マオリ語でAotearoa。「長く白い雲の国」という意味です。
最初にこの島に来たマオリ人がその雲の美しさに見とれたのでしょうか。
そして海中には。。。
Wow!
Sting Ray(えい)が、本当に手の届くところに。。。
水中画像を。。。
そして、無数のくらげが。。。
このくらげは刺さないから大丈夫。
これも水中写真を。。。
あれ?
カメラから空気泡が。。。
これ、水中も大丈夫なはずなのに。。。
よく見ると、カメラにヒビ。この間にコンクリートの床に落とした時だ。。。
なんとかメモリーは大丈夫だったけど。他にもたくさん撮りたい景色があったのに・・・
あとは、是非、自分で来て、見て、漕いで確かめてください。
本当に静かな時間を満喫しました。
おまけ。
ガイドの、そして親友のSteveと愛息Ben。
まだ一歳にもなっていないのに。。。でかすぎないか?
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