4月3日(火)
いよいよ最終日。ここまで来ると4日間って本当に短いと感じる。今朝は若干遅めのスタート。8時半にプールに向かう。左からのロールは出来るようになったものの、右のロールはまだきっかけさえも掴んでいない。もう最終日なのに。どうしても左腕、左脇のストレッチが出来ない。身体のローテーションとknee workを同調できない。
プールでは、右からのロールにチャレンジして、出来なかったらセットアップを左に変えて立ち上がる練習を繰り返す。右からのロールが成功したのは、たった一回だけ。。。Jessから、厳しい指摘。
「出来ていると思っている左からのロールが完全に出来ていない。Finishのときの左手の手首の角度、そして手の位置、ひじの位置が全くおかしい。それが、右からのロールに悪い癖をtransfer(伝染)させている。」
おっしゃるとおりです。よって、もっともっと左からのロールの精度を高めることに。
- Set-Upのぱどる・ブレードの角度
- 左手の動き、位置。
- knee actionを、もっともっと早めに
- Finishのローテーションと、「視線」
- 落ち着いて、ゆっくりと
結局4日間を通じて右からのロールは習得できず。残念。
今日のプールセッションでは、2本のロープでカヤックの先端と末尾をそれぞれ縛って、その炉^ぷをプールの端でそれぞれ引っ張ってそこでロールするという、カレントの中でのロールをシュミレーションしてのロール練習。得意のはずの左からのロールも結局は安定感が無いために何回もクルクルすることに。反省。。。
長めのプール・セッションが終わったあとは、ランチ。ふーっとベランダで一息。
12:00から、Matakitaki Riveへ。宿舎から30分程度車で走ったところからスタート。Blur Riverより水が冷たいということでサーマル・ウェアの下着をもう一枚着込むことに。帰ってきたのは4時過ぎだから、3時間以上川の上にいたことに。
不思議に今までは怖いと思っていたようなラピッドでも楽しめるようになっている自分を発見してびっくりしてしまいました。やっぱり自信が出てきたのかな。
漕ぎ始めていきなりのラピッドは、Blurで経験したものより、激しくて、長くて、そして変化に満ちていて。それで、本当に楽しくて。いくつのラピッドがあったんだろう。少なくとも10以上はあったような。
一つだけはGrade 2+ぐらいだったのかな。そこをクロスして、両側のエディを行ったり来たり。そして、その後はノーズをホールの底にダイブさせてテールを浮かせる。なんていう技なんだろう。何度かチャレンジしましたが、毎回Upside Down。でも、いいロールの練習になりました。一回だけBoatを出て泳いでしまった。。。それがとってもがっかりです。
終日ちょっと曇り気味でしたが、景色は最高でした。中流辺りは川幅も広くて、流れも緩やかで、とても気持ちのいいクルージングでした。そこでロールを何回もやらされたけど。
NZKS、4日間の受講料NZ$695、日本円で6万円ちょっと。安いと思いました。かなり濃密なプログラムだし、Instructorの質はかなり高いし、そして教える内容がコンシスタント。「ロール」に重点を置いているというところが、とてもプラクティカルで良かったと思う。まだまだ勉強する内容が山のようにあるよと思わせる、そういう内容でした。流石に"NEW ZEALAND" kayak schoolと名を打つだけのことはあるなと、そのクオリティの高さを鑑みて思いました。次回もまた来たい。まだまだビギナーズ・クラスでしょうが。
今回は、チーム・メイトにも恵まれました。Peteは本当にキウィらしい、でも本当に落ち着いて、きさくなオヤジでした。すごくActiveで、自分でシーカヤックを作ったりするほど。Cyclic Sagaにも、過去3度ほど出場したことがあるようです。仕事は、コンピューター上でElectric NetworkのEfficiencyをMazimizeするProgramをConstructしたり、Maintainanceしたり。。。なんのこっちゃ?でも、画面の前にずっと座って仕事することが多いので、たまには現実社会に戻る必要があるといっていました。North Canterburyの観光局に勤める奥様と13歳と10歳の可愛い可愛い娘さんがいらっしゃるようです。44歳って言ってたかな。Easterの週末には、娘さん二人を連れてAucklandに来るそうです。娘さんたちにとっては、初めてのAuckland!らしいです。
Thomasは、24歳のときにスウェーデンを飛び出してオーストラリアでの5年を経てニュージーランドに移住したそうです。もう、こちらに来て11年。もちろん永住権保持者です。ちょっとお調子者だけど、とってもいい奴です。私と同じく1966年生まれ。8月24日が誕生日って言っていたから1ヶ月だけ若いのかな。何といっても、Rainbow Rageを4時間で走り切る人だから、その精神力は凄いよね。スウェーデン・カラーのカヤックに乗っています。必ずCoast-to-Coastに出場するんだろうな。
そして、Steveはもともとイギリスの警察、Scotland YardでDetective(刑事)をやっていたそうです。もうリタイアしたって言っていたけど、すごくガッツがあって、強くて、男気のある人です。今からはBackpackerとして世界中を旅するようです。たくさんTatooとか入れて(何故かペンギン柄)、とってもCoolなオヤジです。
本当に、本当に楽しい4日間でした。
Instructorも含めてみんな大人だし、仲良くなれたし、嫌なこと全く無かったな。Mattも、Jessも、もちろんMickも、みんな 尊敬に値する人たちです。
今回のコースの参加者は大柄な男性ばっかりだったけど、日程によっては女性やカヤック初心者ばっかりの時もあるとのこと。今度は妻も連れて来れたらなと思います。
Mickお薦めのNew Zealand Whitewater Kayak Mapという本も買ったし。River Kayakにも手を染めることになりました。絶対Seakayakにもいいはず。やることが、また増えてしまったけれど。。。
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