「こんなアトラクションがあってもいいの?」
正直、これが私たちの正直な感想でした。
アトラクションと呼ぶにはタフすぎる。まさに正真正銘のアドベンチャーでした。
オークランドから、車で3時間。Waitomo(ワイトモ)という町は、オークランドに滞在される際のオプション・ツアーの定番。洞窟の中の鍾乳洞を見たり、土ボタルの大群に感動したり。
でも、私たちが、前々から気になっていたのが、Absolute Adventure(アブソルートアドベンチャー)というアトラクション。
まだオペレーションを開始して2年目。やっと地域に根付いてきたというところでしょうか。
パンフレットに散りばめられる「Adventure」、「Challenge」、「Discover」そして「Experience」。
しまいには、「このツアーは、本当にアドベンチャーが好きで、ドロだらけになったり、爪が割れたり、ずぶ濡れになるのが気にならなくて、ちゃんとフィットしている人だったら楽しめるかな。」等とのくだり。
運営しているのは、Kieran McKayと彼の奥さん、Justine。
後で知ったけど、Keieranはニュージーランドの軍隊をトレーニングしているツワモノ中のツワモノ。すごい逸話も色々とあるらしい。足の骨を折ったまま、洞窟で3日以上救助を待って生き延びたことがあるとか。。。
私たちのガイドをしてくれたのは、Doug(ダグ)。以前は、同じくワイトモで人気のあるアトラクションの一つ、Black Water Raftingでガイドをしていました。
その彼が、「Black Water Raftingも凄くいいけど、今日やる奴はあれより数倍Excitingだよ。」と言うぐらいだから本当にそんなんでしょう。
リバーカヤックのインストラクターでもあるダグは、本当にフィットした気のいいKiwiです。
最初に、全部の必要な装備、衣類を貸してくれ、きちんと説明してくれます。
洞窟の中のいくつかの決め事を地上で練習します。
「必ずハーネスからの命綱は2本とも付けてくれ。ロープからロープへの移動のとき。その時が一番危ないんだ。岩の割れ目に落ちたら、かなり高い確率で骨を折ったりすることになる。」
余裕の笑みを浮かべながらも、かなり真剣です。
そして、いよいよ突入。
「いってきます!って、えっ?ここ?こんな小さな穴から?」
おぉ、いきなり懸垂下降。それも、これって10メートル以上あるよね!
・・・その後の詳細話したら、今度来る人にとって面白くないから、掻い摘んで。
「ちょっと濡れるだけ。」・・・ 全くの嘘です。でたらめです。下手したら首までつかります。丸田君は顔までつかりました。
「自分のペースで。」・・・ 息上がりました。完全に。走ったりするわけじゃないのに。
「ガイドが必ず・・・」・・・ 傍にいるわけじゃありません。自分で進め。川の流れを見ながら進め。ロープを伝って自分で行け。
「充分に暖かい装備で。」・・・ そうですね。寒くはなかったかな。でもずぶ濡れです。滝の中も、滝に打たれながらも、ひたすら前へ。とりあえず前へ。
「進行方向はわかりやすく・・・」・・・ ないです。全然。目の前の岩は上から超えるの、それともここの割れ目を?こんなに小さい割れ目を?えぇぇぇぇ。こんなの一人で登れない! "Team Work!"
「景色は素晴らしい。」・・・ 本当に。凄い。神秘的です。マジックです。そこを自分の足で歩くことが凄い。
色んなアトラクションが楽しめるワイトモ。でも、本当のアドベンチャーを楽しむんだったら、これです。
6時間で、それも地中に4時間。NZ$175、全然高くないと思います。間違いありません。
こんなの世界中どこに行っても、絶対出来ません。日本じゃ絶対やらせない。危険だもの。
Doug、ありがとうね。
そして凄いのは、ここの洞窟、全部Kieranが所有している敷地の下にあるということ。
洞窟の上の土地には今は何も無いけど、トレッキング・コースとMTBトラックを作る予定です。
楽しみですね。
綺麗なワイトモの丘陵地帯の下に眠る洞窟アドベンチャー、是非体験してみてください。
カヤック情報お教えいただきありがとうございました。
ものすごい”アトラクション”ですね・・・
子供の頃あこがれた川口浩(笑)になった気分を味わえそうですね!
プチ冒険好きの自分は非常に憧れます。
またチョクチョク拝見させていただいてよろしいでしょうか?
ハードな体験をされているようで・・・お体にお気をつけ下さい。
投稿情報: ゴロ | 2007年4 月30日 (月) 21:22
ゴロさん、
コメントありがとうございます。
プチ冒険、いいですよね。
私の場合、どうしても本当の冒険には足がすくんでしまいます。
是非是非、見にいらしてください。
コメントもお待ちしています。
投稿情報: ブラック | 2007年5 月 1日 (火) 14:11
いつも感心するんですがまたこれはダイハードなやつですね。こういうことやる人はやっぱ日ごろからフィットネスと食べるものに気をつけてないととてもじゃないけどやってけないですよね。
若い頃ダイハードな冒険ばっかりやってた夫の弟は今廃人みたいになってます。
投稿情報: satoko | 2007年5 月 1日 (火) 16:38