Cross the border

遅いご挨拶 ～丸田です

すっかり明けてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
2009年もよろしくお願いいたします。

しかし、時間が進むのは本当に早いですね。
年末から腰痛に苦しみ、突然の腹痛に苦しみ、ほっと一息ついたら、もう1月が終わりそうなんですから。ボケッとしてたら何も出来ないまま1年が終わってしまいそうです。

今年も色んなことをしようと考えています。
ニュージーランド・ドルが激安なので、あまり他の国では派手に動き回れないのですが、出きる範囲で面白いことをしようと思います。
色々なメディア、そしてもちろんブログでも紹介していこうと思っていますので、よろしくお願いします。

そんなわけで、遅いご挨拶でした。

良い年になりますように！

丸田 憲司

ご挨拶 ~ 丸田 憲司

お世話になった皆さまへ、

今年は大変お世話になりました。
来る年、2009年も活発に動き回っていこうと、気持ちを新たに新年を迎えようと思います。

ニュージーランド、日本、また世界のどこかでお会いできますのを楽しみにしております。

丸田　憲司

リアルニュージーランド
「本気で遊ぶ人の、本当のニュージーランド」
www.realnewzealand.net

Seasons Greetings,

Thank you very much for your continued support and I look forward to meeting you again in 2009.

Best wishes for a happy new year.

Kenji Maruta

Real New Zealand
"Gor for Real Adventure, Find Real You"
www.realnewzealand.net

Photo by Bevan Thrower

昔、教えられたこと

高校のラグビー部の恩師が、来年勇退されることを母から聞いた。

静かだけど存在感があり、目をじっと見ながら話し、曲がったこと、偉ぶること、飾ることを嫌い、自分や人、そして物事を過小にも過大にも勝手に評価することを嫌った。また、ゴチャゴチャ文句を言うことや言う人を嫌い、やる気の無い態度やそういう態度を見せる人もとにかく嫌う人だった。

毎日いやと言うほど聞いたから、先生の言葉は沢山覚えていてもいいはずなのに、何故だか思い出せない。でも、思い出せるのは、「気持ちが大事、最後は自分だ」といつも言っていたこと。

先生に会っていなかったら、僕は全く違う道を弱々しく歩いていたと思う。そうならなくて良かった、と本当に思う。目指していた全国大会、花園ラグビー場には残念ながら行けなかったけど、僕は先生の下でラグビーが出来たことを誇りに思っている。

今、また一つ先生のよく言っていた言葉を思い出した。
暑い時、寒い時、怪我をした時、体が痛くて動けない時、とにかくきつい時、先生はきまってこう言った。

「大したことねえだろ」

そう言われたら、何でも大したことないんだと思うしかなかった。今思えば、厳しい教え方だけど、そのお陰で僕も少し強くなれた気がする。大したことじゃないのかもしれないけれど。

明日からリセット・ランニング

レイクタウポ・サイクルチャレンジ、そしてケプラー・チャレンジのアテンド、とチャレンジのサポート役に徹していた2週間ちょっとがあっと言う間に過ぎました。本当に楽しい2週間でしたね。サイクルチャレンジのツアーに参加された皆さま、お礼のメールまでいただきまして、本当にありがとうございます。すごく嬉しいです。

今回は僕も楽しみました。本当は、もっと長く居て欲しかったです。話したいことはもっと沢山あり、もっと遊びたかったです。でも、なかなか時間がありませんでしたね。うーん、何だか子どもみたいなので、この辺にしておきます。

さて、現在まだQueenstownの丸田は、明日から2日間、山を走りに行って来ます。明日はRouteburn Track、距離は32kmだったかな。明後日はKepler Track、距離は60kmくらいだったような。というわけで2日間で実走は100km位になる見込みです。良い練習、そして良い気持ちのリセットになりそうです。

天気が心配なんですけどね。
とりあえず、晴れますように。

写真のちから

札幌の母から写真が送られてきた。
場所は支笏湖、携帯で撮ったんだろうけど随分きれいに撮れている。携帯が良いのか、景色が良いのか。それとも、母の隠されたセンスでしょうか。

僕の実家から車で30分走ると、支笏洞爺国立公園がある。
ここは夏は山登り、カヌー、マウンテンバイク、そして釣り。そして冬になれば驚くほどキレイな景色が広がり、バックカントリーを滑るのだって、少し疲れるのを我慢すれば悪くない。
そんな楽しい場所で札幌に住んでいた頃は、仕事前のサーフィンの往復を入れれば週に4、5回は行っていた。

思い出たくさんの場所。

僕がまだ3、4才の頃、父がここでチップ（サクラマス）をルアーで釣ろうとしてボウズだった場所。ここにある雄峰が、「恵庭岳」という名前だということは、死んだ爺ちゃんから聞いた。樽前山で縄だと思ったら、ヘビだった。山で見たヘビの話しはしない方が良いというけれど、ピンクのヘビを見たのもこの場所だ。ソロで表層雪崩にあったのもここ。恵庭岳の北斜面を滑ってて、崖のギリギリで止まれた瞬間はいつ思い出しても冷や汗が出る。

とは言え、まだまだ行ったことの無いところばかり。
冬になったら縦走したいルートもあるし、滑ってみたい斜面も沢山ある。マウンテンバイクも良さそうなところもあるし、友達と皆でキャンプも良い。うーん、何して遊ぼうか。しかし、一枚の写真でここまで考えれるのはすごいですね。やはり、母の隠されたセンスだということにしておきましょう。

Pacific Curls

YouTube: Pacific Curls perform at the Kumeu Folk Festival

金曜日、友人に誘われてPacific Curlsのライブに行ってきた。Pacific Curlsはこの国の先住民、マオリの女性達2人組。3人ともマオリの時もあるから、バイオリンを弾いている彼女は、正式なメンバーじゃないのかな。
まぁ、そんなことどうでも良いんだけど、とにかく良いライブだった。楽しそうな雰囲気がどんどん伝わってくるし、話しも凄い上手でとにかく面白い。体が勝手に乗ってくる、というかダイナミックでとにかく格好良い。

体が勝手に乗ってくるで思い出したけど、Little Feetのライブに行くと我慢しても絶対に体が動いちゃうらしい。我慢する必要は全くないんだけど、そうらしい。うーん、楽しそう。

明日から3連休、ちょっとその前に。

ワイナリーは色々と行くけど、自分で運転してるとなかなか飲めない。これじゃ、つまらない。
というわけで、今日はネルソンのワイナリー・ツアーに参加してきました。
帰ってきて、さて仕事しよう、と思ったけど何だか手が覚束ない。何だかんだで結構飲んだらしい。うーん。

さて、来週の月曜は祝日で3連休。
何をしようか考えているうちに、気付けばもう金曜日。とりあえずマウンテンバイクとサーフボード、そしてテントと本を持ってどこかに行ってきます。もちろん今日買ってきたワインも忘れずに持って行ってきます。

といった感じで、皆さんも良い週末を！

祖父が見せたかったもの、祖母が見たかったもの。

祖父母が生前住んでいた家が取り壊された。

祖父はいわゆる開拓民、厳密に言うと開拓民の息子であった。小さい頃から活発、そして生意気だった祖父は小学校を卒業するかしないかのうちに、老馬一頭を引き、道南は黒松内の奥地の開墾を始めた。というより、始めさせられた、という方が良いのかも知れない。
当時の北海道では、その土地を開墾し、何年間かそこに住むと、その土地の権利が与えられたらしい。生活する、今なら簡単に言えるけど、馬一頭とどうやって生活したのだろう。開墾が終わり、何とか種をまけたとしても収穫は秋まで来ない。もう少し祖父が長く生きていれば、もっと詳しいことを聞けたのに、といつも思う。

そんな生活も慣れてきた二年目の冬、老馬が死んだ。当時、祖父が一番若かったということもあって、周りの大人はいつも辛いことを老馬と祖父にさせていたらしい。馬がいくら長生きと言っても、さすがにそれでは寿命が縮む。そして、馬がいなくなってしまった祖父は、冬をどうにも越せないと思い、山を下りることにした。
札幌の漬物屋での丁稚奉公をしていた矢先、祖父は思いがけなくパプアニューギニアに行くことになった。時勢が戦争へと向いたのである。

祖父は砲兵団の測量士として、優秀な兵隊だったようだ。僕はこう書きながらも、その時代の祖父の事をしらない。あまり話してくれなかったし、僕も聞かなかった。でも、ヘビが本当に苦手な僕に、祖父は「ヘビとは仲良くしたほうが良い。首に巻けば涼しいし、食べれば美味しい。戦争の時はいつもヘビを探していた。」と、教えてくれた。他に話してくれたことと言えば、南十字星がパプアニューギニアから、いつもきれいに見えたということ。ヘビの話は覚えていたけど、南十字星の話はずっと忘れていた。入院生活が始まったばかりの祖母を、お見舞いに行った時まで。

「南十字星を見たい。本当にキレイだって、いつもおじいちゃんが教えてくれたから。」
「ニュージーランドに来れば良いんじゃない。良くなったらだけどね。」癌だって聞いていたけど、株をして、徹夜で麻雀をして、各地を飛び回る自由気ままな祖母だったから、大丈夫だと思っていた。でも僕が思ったよりも悪く、日に日に弱くなり南十字星を見ぬまま亡くなった。

母から報告を受けた後、すぐに南十字星が一番キレイに写っている絵葉書を探して日本へ送った。でも何だかやるせなくて、今でもたまにカメラを空に向けてみる。でも写真って難しくて、なかなか上手く撮れない。

ネギと芋と私。

ある日の僕の車の中。
何の気に無しに撮ったようだけど、ひどい。
ネギと芋とサーフボード、うーん、そうですか。

車は好き。でも、年々どうでもよくなっていっている。
とりあえず、物が積めて走れば良い。なんてことを言っていると、たまにキチッとしないといけない時があって、ちょっと恥ずかしい思いをする。でもそんな事、年に数えるくらいしかないからOK。

日本に帰っている時、車に関する「エコ」について聞かれた。
日本にいる時は殆んど乗らないし、ましてや日本では持ってもいない。だから正直何て答えて良いか分からなかった。

困った末に出た答えは、「中古車に乗ることですかね…」。それは、ただ買えないだけではないのか？と思ったけど、「ほお、なるほど。」、なんて妙に納得されちゃった。というわけで、しばらく車に関する「エコ」の僕の答えは、中古車に乗ることで行こうと思います。

走りに行く前にちょっと

こういう景色が好きです。
山岳会的な言葉で言うと、「西空に映える雄峰」。分かりやすく言うと、「ザ・外国の山的な景色」。僕はこういう景色を見ると、萌えます。しかし「萌える」って本当に便利な言葉ですね。

先日、オークランドから僕がお世話になっている方が家族を連れて遊びに来ていました。その方はビジネスでも大成功された方ですが、僕の立ち位置まで下がって話してくれる気さくな方で僕は大好きです。オークランドに住んでいた時は、色んな相談をしに毎日のように邸宅へ通い、夜の3時とか4時まで一緒に飲んでいた方です。
今回は一緒に旅行したり、息子さんと一緒に自転車の大会に出たり、そして夜は飲みまくり、本当に面白い時間でした。

飲みながら話している時、この国に来ている若い日本人で何人ビジネスで頑張っているのか、と聞かれました。
僕の同世代というと、20代後半～30代前半。仕事上、日本人には殆んどお会いしないので分かりませんが、言われてみれば1人だけしか僕は知りません。うーん、確かに寂しいですね。

確かに日本のマーケットで働くのは、楽しい事ですよね。この写真のように映るマーケットではなく、もっと近い場所で、もっとクリアに見えると思います。でもちょっと離れた場所から、よく見ながら登り始めるのも良いのかもしれません。どちらにせよ、登らなくては意味の無い話しですが。

先週からそんな話しがあったり、経済人会議があったりと、何だかちょっと考えさせられる時間でした。

というわけで、ちょっと走りに行ってきます。