ほんっとに、近頃の若いもんときたら・・・
本当に凄いね!!
一昨日の晩に、3人の日本人の若者がうちに来てくれました。
心ちゃんは、20歳。
小さな身体にたくさんのエネルギーを持っている、素晴らしい女の子です。
北海道の高校を卒業し、ホテル勤務を1年してお金を貯めて。
そして、ニュージーランドに1年間、馬の調教の勉強をしにきています。
英語を本気で勉強するために、敢えて現地の馬牧場や、Horse Riding Centreにてエクスチェンジ。
濃い一年間を過ごして、今週末に日本に帰国します。
帰国したら、運転免許を取得して、それからウェスタン・スタイル乗馬の本場、アメリカまで研修にしばらく行くそうです。
乗馬が、お金持ちだけのスポーツではなく、いろんな人が楽しめる、そういうスポーツにしたい。
それが心ちゃんの目標です。
真梨子ちゃんは、私たちが住んでいる地元のリッチモンドの高校に三年間留学。現在18歳。
関西の中学を卒業した後に、ニュージーランドの高校に編入。
とても小さな学校で、のびのびと学べた反面、当然ながらいろんな苦労もあったようです。
この12月に、とってもいい成績でその高校を卒業。
大学は、イギリス、もしくはオーストラリアの名門大学に進学するそうです。
本人は、「絶対落ちています。」と謙遜していただけれど、Oxford大学の入試結果待ちです。
将来は、企業ではなく、国際連合等の国際機関にて活躍したいとのこと。
でも、大都市よりも、ちょっと田舎の方が落ち着くんです、って言っていました。
12月卒業した後は入学まで時間があるので、その間、もしチャンスがあったらピースボートに乗船したい。
でも、お金をかけたくないので、通訳として乗船したいとのこと。
そのためにはIELTSという英語の試験で7.5以上の得点が必要とのことでした。
頑張って欲しいですね。
真梨子ちゃん、見た目はすごく可愛いらしい女の子ですが、とても芯が通った国際人です。
これから、世界というフィールドでどれだけ成長していくのか、本当に楽しみです。
倉原君は、25歳。
一年間のワーキングホリデイでニュージーランドに来ています。
将来は、アドベンチャー・レーサーになりたいという夢を追いかけています。
また、日本でアウトドア関係のイベント・オーガナイザーとしても活躍したいと思っているそうです。
ネルソンに来て、地元のランニング・クラブや、カヤック・クラブに参加。
またトレイルランニングの大会等にも挑戦して、いろんなネットワークを自分の力で築いています。
当面の目標は来年2月の、ニュージーランド最大かつ最高峰のマルチ・スポーツ・レースの「Coast to Coast」に参加すること。
レース用のカヤックを入手したり、サポートクルーを手配したり、いろんな難関はあるけれど、きっとやってくれるんじゃないかな。
ひとつ、ひとつ、目標に向かって頑張っている姿に、みんなが共感しているんだと思います。
ニュージーランドに来ているワーキング・ホリデイの方と話すと、正直がっかりすることがよくあります。
日本人ばかりいるオークランド等で、日本人ばかりいるバイト先や、英語学校で時間を費やしている。
「自分のやりたいことがわからない。」「まだ自分探しをしています。」
そういう時間が必要な人がいるのは理解できるし、ひょっとしたら、そういう時間がその時はすごく楽しいのかもしれない。
でも、自分は特別だと自分だけは思っていても、結局居心地のいい場所に不時着してしまっている。
心ちゃんの純粋な疑問が全てを物語る。
「その人たちは、何のためにニュージーランドに来ているんですか?」
一昨日の夜は、私たちにとって至極の喜び。
次世代の日本の若者の、「国際性の欠如」、「自然からの乖離」を、本気で懸念している私たちにとって。
3人とも、まだまだ若いのに、自分のやりたいこと、目標がしっかりとしている。 そして、若いエネルギーで、その目標に対して、すごく真摯に取り組んでいる。
近頃のわかいもんは、本当に凄いよ。
近頃のふるいもんは、どうよ?
元気にやってる? ちゃんとした目標に向けて、頑張っている?
そう、自分に問いかける夜でした。
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