「若者の7割は海外へ行きたい」
JATAによる意識調査ではそうらしい。何だか、多いのか少ないのか、さっぱり分からないけど個人的には少ないと思います。
阻害要因は「旅行代金が高い」、「バスポート取得・更新が面倒」、「旅行代金が分かりにくい」。高いのは分かるけど、面倒とか、分かり難くて行かないのは非常に残念。
その他の阻害要因は、「長期休暇がとれない」、「余暇・趣味にかけるお金が無い」、「自宅から国際空港まで遠い」。どれも切実だけど、最後の一つは実に切実。ちょっと寂しくなりました。
面白い意見も結構あった、「環境の変化に対応するのが面倒」、「自分にとってどれくらい価値があるのか分からない」、「地理・歴史・文化を知らないので興味がわかない」、「TVやNETで情報にはいつでも触れているので行くまでもない」、などなど。平たく言えば、面倒くさいだけですね。
じゃあ、国内旅行が増えているのかって話しになる。
ところが増えていないんです。旅館はどこも火の車。海外も行かない、国内も旅行しない日本人。
地球って昔はすごく大きかったんだろうけど、今は1日でだいたい地球のどこでも行ける。随分と小さくなったんじゃないでしょうか。僕が小さい頃と比べても、小さくなりました。平べったくなった、って言う方が良いのかな。
これからも地球は平べったくなっていくと思います。
でも日本発の航空券は安くならないんじゃないかな。飛行機ってものすごく燃料使うし、このペースで日本からの旅行者数が減ると、Hubとしての意味を成さなくなっていくんじゃないでしょうか。こんな感じの、ネガティブ眼鏡を通して見ていると、日本人にとっての海外は今よりもっと遠ざかって行くことに気付き、少し不安になります。
だから今のうちに、とにかく遠くて、円を胸張って両替できるところに行くのが妙案なのではないでしょうか。
写真は関空、空港マニアにはたまらない雰囲気です。