僕がニュージーランドで初めて住んだ町、そこには大きな山、変化に富んだ波、そして素晴らしいポイントが沢山あり、毎日のようにこの国の大自然のなかで波乗りが出来た。ここに居た時は、カメラなんか持って海には行かなかったけど、その日はすごく良い波で夕方写真だけ撮りに海に再び戻った日だった。
前日までずっと吹いてたオンが、この日の朝からオフに変わり、朝のサイズはW位。実際のサイズよりもあるように感じるのは、このポイントの特徴。町の外れにあるこのポイントは基本はビーチ、でもちょうどいい所に岩場があって、そこがガバッっと掘れて綺麗に割れ始める、そのバレルはほんとに迫力あって格好良い、乗る時についつい見とれてしまう。
ローカルに何本も持って行かれる、競り合っても無理だから小さめに徹する、それでもすごく良い波、楽しすぎる。気付けば満ちていて、サイズも半分に下がっていた、しかし腕は上がらない、体はがくがく。こんな日は帰りにニュージーランドの、あの紫色のパッケージの大判板チョコを買って、いつも運転しながらバリバリ食べてた。それが、この田舎町での僕の思い出。
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