またまた書籍。そして引き続き、「熱いものが込み上げる」シリーズ。むさぼるように読んだ「坂の上の雲」、色々な意見が飛び交っていますが、僕はこの物語が大好きです。NHKがドラマ化を決定、2010年の完成見込み。それくらいの年月をかけてもらわないと、良い話にならないかもしれませんね。
日本に帰ったら、もう一回読もうっと。
「書籍」カテゴリーを書いていないな、と思ったので、久々に書くことにします。これは僕が大学生の時に新書で購入した本。それから、約10年が経ちました。しばらく本なんて読んでなかった僕が、札幌駅にある本屋でふと思い立って買ったのが、これ。札幌駅の喫茶店で、悩める学生が熱いものが込上げてくるのを我慢しながら読んだのが、これ。何回読んでも、熱いものが込上げてきましたね。18歳なら当然の事だと思いますが、当時の僕は僕なりに悩んでいました。怪我、入院、学校、女の子、もう身の周りのもの全てが悩みの種。この話に出てくる人は皆ポジティブで強くて素晴らしい人たち。こともあろうに、これはノンフィクション。それを読んで感動しながらも、楽な方に逃げようとする自分に気付いて悩む。この繰り返しでした。悩まなくなってから、この本は別の悩める人へあげました。本心はきっと悩んでた自分を思い出すのが、恥ずかしくなったのかもしれませんけれどね。こんな事を思い出しながら、平然とブログに書けるようになったということは、おっさんに近づいてきたのかもしれません。悩んでいる人には是非おすすめ、ですが、悩んでなくても一読の価値がある本です。機会があれば是非。
司馬遼太郎が収録を拒んだという話し、大盗禅師。
そこでひとつ疑問に思ったことが。登場人物なのですが、由比正雪、鄭成功と実在していますが、主人公の浦安仙八は実在したのでしょうか?
色々調べても彼の名は出てこない。しかしこの物語の最初のくだりでは、実在したようなことが書いてあるわけです。気になるんですが、彼について誰か知ってます?
摂津住吉の生まれということですから、出身は現在の大坂ですね。さてどうなんでしょ。