本屋でナショナル・ジオグラフィックを読んだら、大雪山国立公園の写真が出てました。日本版はどうなのか知らないけど、見てみてください。素晴らしい写真です。
19歳の頃かな、僕はバックカントリー・スノーボードの魅力に憑かれしまい、「どうやったら自然と一つになれるか?」なんて、ちょっと冥想じみた世界に入っていました。
そんなある日、大雪山に行って、ようやく一つになれた気がしました。キンと張り詰めた空気、腰まで埋まるパウダー、5m程の視界、そして雪崩というリスク。当時の知識と経験でそれは自殺行為だったと思います、今振り返れば。
「1、2、3」で滑り始めると、見る見るスピードが上がり、ターンの時には頭上までパウダーが舞い上がる、まさに至高の一瞬でした。よく「山に抱かれる」、「海に抱かれる」という表現がありますが、あの言葉の真意が分かったと思います。
でも、その一方で自分が驚くほど小さく感じたのも事実ですが。
今でもその時の感覚はすごく覚えています。
でも、それ以来、どんなことをしても恐怖を感じることは多くなりましたが、同じ感覚をすることはなくなりました。
少し書くのを躊躇しますが、「無知から生まれた至高の瞬間」、だったんでしょうね。
まあ自然が教えてくれるものは多い、そして大雪山はすごい、ということでナショジオ、チェックです。
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