昔から憧れていた「祭」、ついにデビューした。
というのも、僕は札幌出身、あまり「祭」というものを知らない。そりゃ札幌にだって、北海道神宮祭やよさこいソーラン祭りがあるけれど、何世紀も前から受け継がれ、土地に密着したものはない。
この間も少し書いたけれど、今回行ってきたのは能登の「あばれ祭り」。これは能登半島各地で、7月~10月にかけて行なわれる、24もの「キリコ祭り」のなかで一番激しいものとされている祭りだ。
起源はどうやら1600年代まで遡る。その昔、この一帯で疫病が流行し、退散を願って祭りを始めたところ、大きな蜂がどこからともなく現れ、人々を刺し始めた。これがどうやら効いたようで、今まで具合の悪かった人たちもピンピン動き始めたとか。
こりゃ何とか感謝の意を神様に伝えなくては、ということで大きなキリコを作って練り歩いた。
以来、この祭りは能登では欠かせない祭りになったようです。
「あばれ祭り」は2日間、長丁場なんです。
1日目は、写真にもある大松明を何度も周るんですが、これが熱いのなんの。バッチバチの火の粉が降るなかを担ぐわけですからね。
2日目は、ごっついオッサンが御輿を担いで、焚き火の中に御輿をぼんぼん投げ込んだあとで、拝殿に運び込む。
何故わざわざ?て思うんだけど、それが伝統なわけらしい。うーん、疑問があっても伝統があるのって良いですね。
放心状態の丸田でした。
写真: The Real Japan
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