Cross the border

あばれ祭り

昔から憧れていた「祭」、ついにデビューした。
というのも、僕は札幌出身、あまり「祭」というものを知らない。そりゃ札幌にだって、北海道神宮祭やよさこいソーラン祭りがあるけれど、何世紀も前から受け継がれ、土地に密着したものはない。

この間も少し書いたけれど、今回行ってきたのは能登の「あばれ祭り」。これは能登半島各地で、7月～10月にかけて行なわれる、24もの「キリコ祭り」のなかで一番激しいものとされている祭りだ。

起源はどうやら1600年代まで遡る。その昔、この一帯で疫病が流行し、退散を願って祭りを始めたところ、大きな蜂がどこからともなく現れ、人々を刺し始めた。これがどうやら効いたようで、今まで具合の悪かった人たちもピンピン動き始めたとか。
こりゃ何とか感謝の意を神様に伝えなくては、ということで大きなキリコを作って練り歩いた。
以来、この祭りは能登では欠かせない祭りになったようです。

「あばれ祭り」は2日間、長丁場なんです。
1日目は、写真にもある大松明を何度も周るんですが、これが熱いのなんの。バッチバチの火の粉が降るなかを担ぐわけですからね。
2日目は、ごっついオッサンが御輿を担いで、焚き火の中に御輿をぼんぼん投げ込んだあとで、拝殿に運び込む。

何故わざわざ？て思うんだけど、それが伝統なわけらしい。うーん、疑問があっても伝統があるのって良いですね。

放心状態の丸田でした。

写真： The Real Japan

Easter HolidayはChristchurchで

久々にやってきました、Christchurch。
自転車仲間でもあるAndyとRosieの家に泊まり、イースター・ホリディを過ごそうという魂胆です。

AndyとRosieは、常に夫婦揃ってレースに出場しているほどスポーツ好き。娘のAnnaもまだ11歳なのに、マルチスポーツのレースに出たいと言うほどスポーツ好き。テレビは常にスポーツチャンネル、金曜・土曜は絶対ラグビーナイト、もう典型的なニュージーランド人です。
そして本当に優しい人達で、僕はいつもお世話になりっぱなしです。

写真をよく見てみると、ゼッケンが連番になっていますね。ふたりの大切な宝物のようです。

マウンテンバイク・トリップ 最高峰のレース、Karapoti Classic！

誰だ、マイクって？
ブリーフィングしに行ったら、マイクさんの番号を渡されました。「俺、マイクじゃないよ」「でもそれがお前のだよ」、ということらしい。実はこのレースに参加するのは、5日前の話し。きっとキャンセルしたマイクさんの代わりに入れたけど、名前まで書き換える暇がなかったんでしょう。ということで、マイクになりきって走ることに。

周りを見て、ふと気付いたことは、男女問わず速そうな人ばっかり。
バイクもすごい良いやつばかり、なるほどニュージーランドで一番レベルの高いレースと言われるのも分かります。

まずは川渡り、深い所はどっぷり腿まで浸かります。ここを渡って1km位のオンロードを走ってトレイルへ。

道はダラダラとした登り調子。
こういうのってきついんですよね。全然トレーニングが足りていない身体に、ビシビシきます。

その後は、激坂、ちょっと下り、超激坂、下り、泥、崖！、ちょっと下り、こんな感じ。かなりきついです、久々に放心状態になりました。はっと我に戻ったのは、後半10km付近。結構長い下り坂で元気が回復、そして川を越えて、さっぱりしてまた元気回復。
ギリギリの状態でゴール。水くれ、食い物くれ、って感じです。でもまず先にくれたのは完走メダル、うーん、 これは食べれません。
でも、ちゃんともらってきました、バナナとお弁当。これが無いと、けいさん＆ようこさんのお家まで自走で帰れません。

いやぁ、しかしこのレースはきつかったです。プロの選手も足がつったり、放心してしまったりで僕より遅くゴールする人も結構居たぐらいですからね。誰か挑戦してみませんか？

http://www.karapoti.co.nz/　Real New Zealandには近日アップします！

マウンテンバイク・トリップ 2日目

  さてニュージーランドの首都、ウェリントンに到着です。
ここは風が強いことで有名、飛行場から町中まで走ると結構いい汗かきます。

ウェリントンは、カフェが多いんです。町のあちらこちらにカフェ、カフェ、カフェ。噂によると一人当たりのカフェの割り合いが、ニューヨークよりも高いという話し。まぁ、絶対数が違いますからね、それもありえるんでしょう。

自転車をとめれそうなカフェを探して入ると、オカマのウェイターが嬉しそうに出迎えてくれました。頼んでないのに、汗拭きティッシュも用意してくれる気の利きよう、接客業の鏡ですね。

　さて濃い目のロングブラックを飲み干したら、駅へ。
駅？そうなんです、ここはニュージーランドで唯一電車がきちんと機能している町。なんせ首都ですからね。

今回お世話になったのは、ニュージーランドに移住されてもう10年ほどの、けいさん＆ようこさん、そして茶色のラブラドールのジェイクさんのお家です。ようこさんのご飯はいつ食べても本当に美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。ほんとうにお世話になりました。

さて明日はいよいよニュージーランドで最高峰のレース、 Scott Karapoti Classicです。これがかなりきつかったんです。

マウンテンバイク・トリップ 1日目

ニュージーランドで一番タフ、なマウンテンバイクの大会に出場するため、ウェリントンへ行ってまいりました。

ウェリントンは北島の一番南、そして僕たちが住んでいるのは、南島の一番北。そうです、なんらかの手段で海を渡らなくてはいけないんです。いつもはフェリーを使っている僕も、今回はちょっと思考を変えて飛行機を使うことに。そっちの方が面白そうでしょ？ということです。

バイクはボックスに入っていると飛行機に積めません。この飛行機を見たら、なるほど納得。しかし、機長のラフな中にも主張のあるファッションが良いですね。
この数分後、「バイク、入らないわ」、とカジュアル機長にいきなり言われる始末。仕方ないので一回全部出して、タイヤとバイクを別々にしまい込んでなんとか終了。
ほっと一息、さて僕のシートは？はて？
「お前はシートは俺の隣り！」とカジュアル機長 。ここです、ここ、なかなか座れませんよ普通。思わずハンドル持ちたくなって機長を見たら、「NO」と一蹴。でもなかなかな経験でした。さてウェリントンへ向かいましょう！

髭自慢コンテスト

NOVEMBER（11月）に開催される、MUSTACHE（口ひげ）のコンテスト。それがこの「MOVEMBER」、ナイスなネーミングに脱帽です。

このイベントはニュージーランドはもちろん世界各地で開催されているイベント。目的はなんと健康管理、髭を伸ばして健康管理のチャリティーとは…　となるので、少し調べてみることに。

僕もそうですが、男は健康管理が良くないですよね。病院にも行きたくない、薬だってすぐ飲み忘れる、それは出産しないように男は出来てるから仕方ないこと。なんですが、日に日に「健康」というものに関心が高まるなかで、男もちゃんとしなさい！ということになったのがきっかけ。

で、何で髭？男はくだらないものにしか興味がない、もしくはくだらないことが好き。じゃぁ、髭でも伸ばさせて、皆でチヤホヤしてみようか、きっと乗ってくるよ。ということになったんでしょう。

・まず髭を剃る。
・そして伸ばし始める。
・経過の写真をMOVEMBERのホームページに載せたり、新聞に載せる。
・それを見た人達が、スポンサーに付く。（本当に付くのか？）
・それで集まったお金を募金する。

これが大まかなイベントの流れ。
最後の募金先はニュージーランドの場合、Prostate Cancer Foundation of NZ （NZ前立腺癌基金）に寄付されます。ちなみにMOVEMBERのサイトはこちら→ http://www.movember.com/
そうそうこれはニュージーランドが生んだ、美味しいと評判の炭酸飲料「L&P」、彼らもそのスポンサーの1つです。
来年誰か挑戦してみます？

Kepler Challenge 2007、その後

Kepler Challenge終了後、私達のツアー一行はMilford Soundへ行きました。
見てください、このリラックスした顔を。
女子の部、優勝の間瀬さんも大満足です。
1番楽しそうなのは、カメラマンの亀ちゃんですが…

この日は皆でスーパーに行って、サンドイッチの具材を買いに行くことから始まりました。それで、周りの人は弁当を注文している中、僕らはピクニック気分で自前のサンドイッチを広げる始末。
こんなことしている人達、滅多に見れませんよね。
やっぱり大事なのはバイタリティなんですね。

来年も楽しいイベント作ります！
期待していてください！

Kepler Challenge 2007 Tour

ニュージーランドが世界に誇るトレイルランニングの大会と言えば、もちろんKepler Challengeですね。

今回は日本から5人のランナーの方々と一緒に行ってきたんですが、つくづく日本人ランナーの強さを目の当たりにしましたねぇ。いやぁ　ほんと日本人で良かったです。
そして、わざわざこういう大会に出場しに来る方は、個性的で面白い人が多いんです。だから本当に楽しいんですよね。

いやぁ　来年が待ち遠しいです

好みの景色

パーシー･スレッジの「When a Man Loves a Woman」が似合います。なんておっさんみたいな事はこの歳で言わないほうが良いですね。でもこういう景色が僕は好きです。だってこんな場所に、標識なんて要らないじゃないですか。そういう無駄が自然と一体になっている、そういうのが良いんです、最高です。

ここはニュージーランドは北島の、90マイルビーチと言われる場所の一角です。観光とかで行くと、きっと素通りされちゃうような場所なんですが、行ってみると以外に良いんですよ。このすぐ近くにあるキャンプ場は、ニュージーランドの中でも超人気の場所の1つです。僕もトライしてみましたが、入れてくれませんでした。

やっぱり良いですね。妄想に花が咲きます。

ニュージーランドメリノ

たまに凄いものや、酷いものを見ることがあります。

見てください、これ。別に装飾している物全てが悪いとは思いません。が、全部揃うと些か君の悪い気がしますね。美人のマネキンさんが台無しです。

羊の多いニュージーランドは毛糸の生産量も高く、品質の良いものが多いようです。僕は残念ながらこういったものにはひどく疎いですが、ここも含めこの国には沢山の農場に隣接した毛糸販売店があります。

またウールの他にも、ポッサムというオーストラリア原産のイタチ（?）の一種が毛が軽く、柔らかいということから人気を博しています。よく見るのは、メリノウール90%・ポッサム10%、これが黄金比率なんでしょう。柔らかくて暖かく、おすすめです。どうぞお試しあれ。